アビエーション・アート
僕は飛行機が好きだが、たとえばゲージツ作品で
航空をモチーフにしているからというだけでは
単純に「いいな」と思ったりすることはない。
特に気球なんかはもう200年以上の歴史を持つから
古典的な美術品には相応の高値がつくものも多い。
そういうのが、やたらと欲しくなったりしないのは幸いであった。
というわけで以前、カミさんが飛行機のシルクスクリーンを見て
「買っちゃおうか」というのも「いらねえよ」と、あっさり。
ところが、しばらくして気が変わり、無性にほしくなった。
こういうのはチャンスを逃すとなかなか手に入らないのだが、
ヨーロッパの画商のWEBにあったのを見つけて即座に注文。
ホッとしたのも束の間、実は在庫切れとのことで謝罪がきた。
やれやれ。
それから何年たったろうか。ようやく売りに出ているのを見つけた。
人気がないのか昔の数分の1、額縁よりも安いだろうという金額。
<ポーラ・マッカードルの「Flight」。玄関に飾った>
この人、独身時代には面白い作品をけっこう作っていたけど
結婚して一気につまらなくなった。だから値がさがったかな(笑)。
まあ資産として買うわけじゃないから、値下がりは大歓迎。
そういえば青森県立美術館では「Art and Air」展を開催中だ。
ちょいと気になるけど、しばらく青森には行く機会がなさそうだ。
でも、帰省や旅行などで近くに行かれる人は、ぜひ。
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