北の国の飛行機
サーブ340Bのコクピット天井には非常口がある。
コクピット窓が開かない飛行機ならではの装備である。
ただし同じく窓が開かなくても、最近の他の旅客機では
見られなくなっているのがコクピット側面の小さなハッチだ。
W&Bシートとか、地上との書類のやりとりに使うのだろう。
最近ではそういう使い方はほとんどしていないようだが、
あいかわらずパイロットには不可欠の装備であるという。
なにしろサーブ340BにはAPUが装備されていない。
つまりエンジンが停まっている間はエアコンも動かない。
炎天下では、この穴からの風だけがわずかな救いとなる。
せめてコパイ側にも開ければ、風が通ったのにねえ・・・。
さすがは涼しい北欧製の飛行機、というべきだろうか。
まだまだ暑い日が続くと思いますが、ご自愛ください。
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