食育
味は主観の問題とはいえ、誰もがまずいと思うメシはあろう。
作ってくれていた人には申し訳ないけれども
僕にはあまり小学校の給食がうまかったという記憶がない。
もちろんおいしくいただいたときも多かったのだろうけど、
苦手なものを無理やり食わされた、つらい思い出の方が強烈だ。
毎月の献立表が配られたときに、
嫌いなマヨネーズやトマトの文字を見つけたときには
マジで学校に行くのが憂鬱になるほどだった。
(ちなみに、いまはトマトは普通に食えます・・・笑)
そんな子供時代をすごしたのは僕だけではないと思うのだが。
だから小僧の保育園や小学校の給食にはびっくりした。
苦手な子もいただろうが、基本的に「おいしい」と評判だったのだ。
少なくとも僕が作る自慢のメシよりもおいしいみたいなのだ。
給食も様変わりしたんだなあと、時代の流れを感じた。
ただし中学の給食はあまり評判がよくなかった。
子供たちだけでなく、試食した保護者の評価も低かった。
それをきっかけに「まずい給食」を、いろいろ調べたことがある。
議会で、給食のまずさが問題視された自治体もあった。
それに対する答弁のキーワードは「食育」だった。
まずいと言われても、それは塩分を控えた健康的なものであり、
こういうのに慣れるのも食育である、というような趣旨だった。
健康のためにまずいメシを無理して食うのも食育か。うへえ。
さらに2005年に食育基本法というのができていたことも知った。
それから学校においてもいろいろ見直しが図られたということも。
それは、小僧の給食がまずくなった時期とほぼ重なっている。
関係があるのかは、あえて断定しないけど(爆笑)。
どっちにしろ、くだらなそうな法律ではある。
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