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2012/07/31

飛行機はあちこちに飛んで行く

デルタ航空の取材で、世界中からプレスがアトランタに集まった。
アメリカはもちろんアジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、中南米…。
飛行機って、本当に世界中を結んでいるんだなと改めて感心した。
アトランタ空港の新国際線ターミナルのお披露目だったけど、
だいたいみんな2~3日前から入ってあれこれ取材をして、
新ターミナルオープン初日の飛行機で帰っていった。
Delta_summit
アトランタから成田まではノンストップ便で14時間たらず。
現地を昼過ぎに出発して帰国は翌日、日本では夕方だった。
そのころアトランタでは、出発翌日の未明ってことになるのかな。
ヨーロッパや中南米は日本より少し近いはずだけど、
単に出発時刻や所要時間だけでなく、時差まで考えると
それぞれの国への到着時刻はワケわからなくなる。
いったいどこの国の連中が「いちばん早く」帰れたのやら。

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2012/07/30

続・空飛ぶ自動車

空飛ぶ自動車はこれまでいろいろ作られてきたが
どれひとつとしてモノになっていない。
Airphibian
<フルトンFA-2エアフィビアン。1946年>
エアロカーと比べると、より飛行機っぽいデザインだ。
セスナ170を四輪式にかえたら、こんな感じだろうか。
そういえば韓国の復活号の四輪式は珍しいと思ったけど
こうしてみると、けっこうあるのかも。
・・・って、まともな飛行機ではあまり見ないか(笑)。
出世頭はB-52かな?

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2012/07/29

うつむいて笑っていることもあろう

Paris380_043_1
「朝、通勤の人たちがみんなうつむいて歩いているんだよ」
と、ある社長さん。
Stmonica_070_1
「そんなに仕事に行くのが憂鬱なのかな」
う~む、憂鬱だからうつむくとは限らないのでは、と僕は思った。
Santafecity_027_1
「俺なんか楽しくて仕方ない」
いささか不合理な決めつけと奇妙な自己顕示。
それが社長になれる人とそうでない人の違いかも、とも思った。
あ、こういう考えも不合理ですかね(笑)。
別に、僕は社長になりたくないけど。

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2012/07/28

いまとなっては懐かしい

Ufxs01_1
三保文化ランドのUF-XS。端の方が感光してしまっている>
間違ってフタを開けてしまったのか、
あるいはフィルムをケチって空写しを少なめにしていたのか、
昔はたまにこういうことがあった。
30年以上もたつと、惜しいというよりも懐かしい気持ちになる。


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2012/07/27

たいてい家にいます

Exit2012_001
あちこち出かける機会が多いのは事実だが、
それほど長い期間、家を空けているわけではない。
「年に半分も家にはいないでしょ?」と言われることもあるが
とんでもないです。それではとても仕事が片づけられない。
Exit2012_002
なにしろ取材のあとには家で画像の現像やら整理、原稿もある。
取材そのものよりも、そちらの方が時間がかかる。
実際に海外に出ているのは年に5分の1程度、
日帰りもできる国内取材は、通算してもさらに短い。
それでも、かなりきわどいところでしのいでいる。
Exit2012_003
これに毎日の通勤が加わったら過労死してしまうだろうが
僕はまあ、通勤がないだけ助かっている。
家では毎日クールビズどころじゃないだらけた服装だし。
Exit2012_004
皆さんも、せめていい夏休みがとれますように!

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2012/07/26

景気に貢献しそこねる

小物の次に景気対策として目をつけたのは大物だった。
絶対にほしいというほどの出来ばえではなかったけど、
とにかく日本の景気に貢献しないとならないのだ。
Cant_z506_airone
※ただのイメージですけど。
だけど、現実的に受け入れの準備もしないとならない。
ガラクタが積み重なった僕の部屋で、なんとか置き場所を確保。
アクリルのケースも、特注しちゃおうかとWEBで自動見積もり。
う~む、けっこうな金額になってしまうが、景気をよくする使命感。
で、最後に勝負をかけたのだが、競り負けた・・・。

ホッとした(笑)。

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2012/07/25

レンタサイクル

初めて海外で自転車を借りたのは、20数年前の北京。
「中国といったら、やっぱ自転車でしょ」という時代。
中国製自転車の、まるで戦車のような重さと
地図から想像していたよりずっと長い道のりにへばった。
そのときは泊まっていたホテルで借りたけれども、
最近はいろいろな街でもレンタル自転車を利用できる。
Rental_bike_002
<パリのレンタル電チャリ>
説明書きがフランス語なんだよね~(涙)。
Rental_bike_004
<フランクフルトは鉄道会社がやっているみたい>
電チャリじゃないみたいだけど、わりと平坦な街だからね。
Rental_bike_001
<ワシントンDCのレンタルチャリ>
レンタカーだと、いちいち駐車料金が高いし、
駐車場の入口でセキュリティチェックがあったりして面倒だし、
ヘタに路上駐車しているとすぐに警官がスッ飛んでくる街だから
自転車の方が動きやすいのかも。
Rental_bike_003
<アムステルダムのレンタサイクル>
ここも埋立地だけあってほとんど平坦なのだが
運河を越える橋の通過でけっこうアップダウンが多い。
見かけよりも走りやすい自転車だが、買うととても高いらしい。

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2012/07/24

日本の航空技術100年展 特別展

ようやく特設ページが開設されたみたいです。
Zero_engine
9月中に、埼玉県の所沢航空発祥記念館に、
POFの零戦52型「61-120」を持ってくる、という計画。
あいにく飛ばすわけではないが、エンジンは回す、予定。
実現すれば、17年ぶりの里帰り。
せっかくならばセントレアで飛ばせばいいのに、とも思うけど。
前回の飛行許可申請の書類は、僕がまだごっそり持っている。

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2012/07/23

シャープ・ネメシス

最近の飛行機の多くは、設計者の顔が見えないし、
その声もなかなか聞こえてこない。例外はホンダジェットくらいか。
他は、たとえば787がどうしてああいうカタチになったのかとか、
「俺が考えたんだ」という人がオモテに出て語ったことはない。
いまの飛行機作りはそういうものだとはいえ、つまらない。
Nemesis
けれども、もちろん飛行機の設計者はちゃんといる。
ときどき「かぜたん」にも登場するオリンポスの四戸哲社長
数少ない「顔が見えて、自ら語る設計者」の一人である。
そんな四戸さんが「ネメシス」を評価したことがある。
リノ・エアレースのフォーミュラ1クラスの歴史に名を残す飛行機。
そりゃあ強かったが、どうして評価するのかは突っ込まなかった。
あとで実機を見れば「なるほど」と思うだろうと、軽く聞き流した。
だけど、実機を見てもピンとこなかった。それが情けない。
四戸さんは、酒に強い。今度、飲みながら聞いてみよう。
前回は、帰りに電車で寝すごしちゃって大変だったのだが(笑)。

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2012/07/22

2011赤ちゃん名前ランキング

アメリカ人のファーストネームって、
ジョンとかボブとか月並みなのが多いような気がする。
何か宗教的な理由でもあるのかと思っていたのだが
そうとも限らないみたいだ。
アメリカで読んだ新聞に、昨年アメリカで生まれた子供たちの
最も多かった名前のランキングが出ていた。
Baby_name
日本ではよく保険会社なんかが毎年の結果を公表しているが
こちらは社会保障局が集計したものというから、より正確である。
それによれば2011年の名前ランキング・ベスト3は、
■男の子
1位ジェイコブ 2位メイソン 3位ウィリアム
■女の子
1位ソフィア 2位イサベラ 3位エマ
だったそうだ。う~む、順当なのだかどうだかよくわからん(笑)。
その新聞に出ていた専門家の論評によると、
親は子供に特別な名前をつけたい気持ちがあるのだけれど
結果的には月並みに近い名前にしてしまう傾向があるという。
その特別な名前をつけたい理由がけっこう笑えた。
「自分の子供がクラスで5人目のアシュレイじゃイヤでしょ」
って、アメリカではよくありそうな話である。
一方、変わった名前で注目されるのが吉とでるか凶とでるか
そのあたりにも不安がある。
結果的に、無難そうなところに落ち着いてしまうのだろうと。
Presidents
<クラスに何人のテッドとかビルとかがいたんだろう>

僕の「光南」という名前もかなり珍しいと思っていたけど
以前、中国で「けっこういるよ」と言われたときは驚いた。
日本にも地名や会社名ではあちこちにあるし、
イギリスにもスペル違いでCONANはいる。
さすがに「クラスで5人目」っていうことはなかったけど。

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2012/07/21

小さな一歩

Public_toilet
<デリーの公衆便所(たぶん男子小用限定)>
水洗でもなく、ただ「場所を決めてあるだけ」という感じ。
摂氏45度という乾いた炎天下では、すごい臭いを発散している。
けれども、「どこでもやっちゃう」よりは一歩前進なのだ、きっと。

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2012/07/20

もちろん楽しい

Jal787
お天気のいい日に、新しい飛行機を撮る。
一緒にいた同業者の伊藤久巳が、「楽しいな」とボソリと言った。

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2012/07/19

景気よくなるかなあ

取材に行く飛行機で隣りあわせた青木謙知さんに
手製の老眼鏡ケースを見せびらかしたら怒られた。
「あのなあ阿施くん、キミのような人が金をつかわないと
いつまでもニッポンの景気はよくならないだろう」
僕のような人、というのがどういう人をさすのかよくわからないが、
要するに無駄遣いしなさいと背中を押されたのだろうと解釈。
R381_1
<さっそく、欲しかったニッサンR381(奥)を買ってみた>
生沢徹のポルシェ910(手前)と合わせて68年日本GPを再現。
優勝した#20号車はえらく高値がついているので
あまり人気のない#18号車の中古を定価の4分の1で落札。
う~む、あまり景気に貢献した気はしないが、めでたしめでたし。
背中を押してくれた青木さんに感謝しなければ。

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2012/07/18

備える、という仕事

Hamamatsu
以前、航空自衛隊のとある基地での取材を無事に終えたとき、
「よかった。日程が1日ずれていたら大変でした」とあいさつした。
台風が接近していて、夜からは大荒れの予報だったのだ。
「しかし今夜は、隊員は外泊禁止でしょうな」と言われてドキリ。
よく、災害時には自衛隊の出動が要請されるが、
それに即応できる理由をあまり深く考えたことはなかった。
国際情勢が不穏になればそれなりに備えるのは当然としても、
台風の接近でも外泊禁止として備えているのだとは。
「今夜、デートの約束をしていてもキャンセルですか?」
「仕方ないですね」
デートの相手が、仕事に理解のある人であることを願うばかりだ。
Okinawa_nambu
結局、そのとき基地の皆さんが出動したのかどうかは知らない。
だけどそれ以来、大雨のニュースとかを見ると、
自分の大事な家族や恋人の安否を気にしながらも
基地の中でじっと待機している人たちのことを思い浮かべる。

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2012/07/17

プロ野球って、常識?

僕はプロ野球や芸能ニュースにはまったく興味がないが、
それで困るのは、タクシーに乗るときくらいだ。
Us_taxi
始発バスで羽田に行くようなときには、新宿までタクシーに乗る。
それで「昨日の試合はひどかったねえ」とか話しかけられると、
タクシー代までフンパツしてこれか・・・と、がっかりする。
せいぜい10分と思って適当に相槌をうってしのぐが、
野球に興味があるという前提で話しかけられるのはたまらん。
だいたい、まだ毎日の試合結果を気にしている人っているの?
Uk_taxi
で、これからしばらくはオリンピックの話題かな(涙)。
カニさんの帽子、どこかで見つけたら僕も買おう。

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2012/07/16

ジェットエンジンに「羽根」を植える

Engine_blade_001
<ファンを外した状態のCFM56エンジン>
ジェットエンジンの中には、たくさんの「羽根」がある。
猛烈な勢いで回転するから遠心力も相当だし、
ものすごい熱にさらされるから膨張してサイズも変わる。
Engine_blade_002
<外されていたファンの根元>
それでも高い精度と強度が保てるように
太くなった羽根の根元を1枚ずつディスクの溝に組み込む構造。
溝と根元の形には熱膨張に対応できるだけのゆとりがある。
Engine_blade_003
<JALの747-300用というからJT9D-7R4G2のファンかな>
よくできているなあと思うけど、
最近はこういうのを一体化する「ブリスク」がトレンドのようだ。
Engine_blade_004
<スホーイ・スーパージェットのSaM146エンジン>
やはりブリスクの技術が使われているというけど
外から見ただけではわからんね。

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2012/07/15

富士山の帽子

だいぶ富士山の雪も消えたかなと楽しみにしていたのだが、
頭だけ雲かぶっちゃっていますね。風強かったからかな。
Fujisan_cloud
<7月11日撮影>
このあたりだけ飛行機も揺れたけど、山岳波の影響って
こんなに高いところまでおよぶんだろうか。それとも、偶然?

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2012/07/14

やっぱ僕の方がマシ

とある新型機、「乗せてよ~」とお願いしたら
「阿施さんを乗せたら、みんな乗せなきゃならなくなるでしょ」と。
やっぱり「乗りたい」って希望が殺到しているらしい。
「飛行機のことわからん記者なんか、乗せても仕方ないじゃん」
と偉そうに言ったら、
「じゃあ、阿施さんはわかっているというんですか」と反撃された。
百戦錬磨のプロパイロットたちが注視するなかで、
「わかっている」と即答できるほど傲慢にはなれなかったワタクシ。
Konan_ase
不覚にも、言葉に詰まってしまった。

昨日のファーンボロでの、大手マスコミのオスプレイ試乗記事、
「垂直降下、ガタガタ着陸」とかには笑わせてもらった。
やっぱ、こういう低レベルの記事をタレ流す連中よりは
阿施光南を乗せた方がマシなんじゃないかな。

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2012/07/13

昭和の面影タクシー

Crown_comfort
<香港のタクシーは、ほとんどがトヨタのクラウン・コンフォート>
日本でもそうだけど、クラウンといっても80年代テイストのもの。
タクシーのためだけに旧モデルを作り続けているのかと思ったら
実はクラウンではなくてマークIIベースの車なのだそうだ。
それにしても80年代テイストであることに変わりはないけれど。

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2012/07/12

いい飛行機

飛行機というのは、けっこう機体ごとにクセがある。
もともと1機ずつ手作りのうえに、
長く使っているうちにあちこちヘタッてしまうからだろう。
計器が全部ちゃんと動く飛行機も、アメリカでは少なかった。
だから実地試験などのときには、スクールで一番調子がいい
「ちゃんと飛ぶ」飛行機を早くから予約しておいた。
1980年代の終わり頃だから大昔だが、
そんな飛行機は、いまでもレジナンバーを覚えている。
何度も何度も口に出してATCの練習とかをしたからだ。
Cessna_930
<自家用の実地試験を終えて帰ってきたところ。撮影・青木勝>
この飛行機、数年後にガス欠でクラッシュしてしまったけど、
幸いにしてパイロットは無事だったという。
やっぱり、最後までいい飛行機だったんだなと思う。

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2012/07/11

食育

味は主観の問題とはいえ、誰もがまずいと思うメシはあろう。
作ってくれていた人には申し訳ないけれども
僕にはあまり小学校の給食がうまかったという記憶がない。
もちろんおいしくいただいたときも多かったのだろうけど、
苦手なものを無理やり食わされた、つらい思い出の方が強烈だ。
毎月の献立表が配られたときに、
嫌いなマヨネーズやトマトの文字を見つけたときには
マジで学校に行くのが憂鬱になるほどだった。
(ちなみに、いまはトマトは普通に食えます・・・笑)
そんな子供時代をすごしたのは僕だけではないと思うのだが。
Glass
だから小僧の保育園や小学校の給食にはびっくりした。
苦手な子もいただろうが、基本的に「おいしい」と評判だったのだ。
少なくとも僕が作る自慢のメシよりもおいしいみたいなのだ。
給食も様変わりしたんだなあと、時代の流れを感じた。
ただし中学の給食はあまり評判がよくなかった。
子供たちだけでなく、試食した保護者の評価も低かった。
それをきっかけに「まずい給食」を、いろいろ調べたことがある。
議会で、給食のまずさが問題視された自治体もあった。
それに対する答弁のキーワードは「食育」だった。
まずいと言われても、それは塩分を控えた健康的なものであり、
こういうのに慣れるのも食育である、というような趣旨だった。
健康のためにまずいメシを無理して食うのも食育か。うへえ。
Cup
さらに2005年に食育基本法というのができていたことも知った。
それから学校においてもいろいろ見直しが図られたということも。
それは、小僧の給食がまずくなった時期とほぼ重なっている。
関係があるのかは、あえて断定しないけど(爆笑)。
どっちにしろ、くだらなそうな法律ではある。

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2012/07/10

動くピトー管

コンコルドのピトー管は機首先端と左右についている。
左右がエアデータコンピューター用のメインで
機首は独立したスタンバイ系統になっている。
Concorde_pitot
※黄色い丸の中を拡大しています。
でも、ここって離着陸時に下に折り曲げるところじゃん。
角度が変わったら受ける圧力も変わってしまうのではないか。
機首を折るときは迎え角を大きくとるときだから
むしろ気流に対してはまっすぐに向くことにはなりそうだけど。
・・・いや、肝心の離陸滑走時はまっすぐに向かなくなるな(笑)。
マニュアルを読んでもそれっぽい記載はないから
たいして影響はないのだろう。あるいは連動して自動補正?
いやー、そこまで凝らない気がする(笑)。

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2012/07/09

ARE YOU CRABBY?

英語でカニのことを「CRAB」というが
「CRABBY」となると「不機嫌な」という意味になる。
・・・・って、知らなかったんだよ~(爆)。
だからこのメッセージも、読み違えていた。
Im_crabby_001
「俺は蟹が好きなんだ。ほっといてくれ」という意味かと思った。
まわりの人が心配するほどカニを食うのだろうと(笑)。
でも実際は「俺は機嫌が悪い。話しかけるなよ」って感じかな。
Im_crabby_002
海辺のカニはすばしっこいのだが、こいつはすくみあがっていた。
追い詰めても、ハサミで威嚇してくるようなこともなかった。
まさに「 LEAVE ME ALONE 」っていう気分なのだろう。
ちょっと甲羅をツンツンしただけでサヨナラした。達者でね。

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2012/07/08

まだ言えないのかな

787rollout
<2007年7月8日、ボーイング787ロールアウト>
いまでも疑問なのだが、なぜボーイングは未完成だった787を
まるで完成したかのように偽ってセレモニーを強行したのだろう。
予定が遅れているのであれば、
せめて「初飛行まではまだしばらくかかる」と言えなかったのか。
あそこで「完成」を祝った人の何人が真相を知っていたのか。
「いまだから言える」って感じで、話してくれないかな。

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2012/07/07

親が親なら、子も子だ

何か七夕にちなんだネタでも書こうと思ったけど
改めて織姫と彦星の物語を読むと、まったくひどいね。
ラブラブすぎて仕事が手につかなくなっちゃうのは考えものだが
それで困るのは自分たちだ。いずれ思い知ることになる。
もう所帯を構えようという大人に、とやかく言うもんじゃない。
Boston_moon
もし親父が天の神さまだから仕事をしなくても生活には困らず、
それを見込んで遊びまくっているボンボンなのだとしたら、
親はそういう風に甘やかして育ててしまった自分を戒めつつも
援助を打ち切るなり、絶縁してやればいいだけのこと。
わざわざ天の川の両岸に引き離すなんて、ちょっと陰湿だ。
Paris380_034_1
また親父にいわれたからって素直に従う織姫と彦星も情けない。
そんな親は見切って、サッサと駆け落ちするなり、
2人で独立しちゃえばよかったんだよ。
なのに、できなかった。
結局、親離れできない子供と子離れできない親のボンクラ話。
Atlanta_night
それに「1年に一度」っていうのも、なんだかなあ。
もう二度と会えないのならば、
互いに割り切って新しい人生という手もあったろうに(笑)。

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2012/07/06

敵味方識別色

昔の日本軍の戦闘機は主翼前縁を黄色く塗っていた。
敵味方識別色、とはプラモデルの説明書で覚えた。
Hayabusa_yellow
<一式戦闘機「隼」一型丙。ほぼフライアブルな機体>
こんなもので識別できるのかな~とは疑問だったけど、
Rac_yellow_001
<もう引退している琉球エアコミューターのアイランダー>
黄色く塗っている主翼は、意外に派手に見えるものだ。
同じ塗装ながら、前縁に黒い防氷用ゴムブーツをつけている
DHC8と比べてみるとその違いは明らかである。
Rac_yellow_002
<少なくとも、識別材料のひとつにはなっただろう>

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2012/07/05

トータルに見て安い、か

スーパーのチラシを見て1円でも安ければ
どんなに遠くても買いに行く・・・ということを僕はしない。
Shopping_mall
きっとお金持ちなんでしょ、とイヤミを言われることもあるが
遠くのスーパーに行くことで往復30分余計に時間がかかれば、
近所のマクドナルドの時給換算で400~500円の損失だ。
まして交通費やガソリン代を余計に使うことになったら
(僕は車を持っていないけど)その損失はさらに大きくなる。
もちろん実際の生活では、そんな厳密にしているわけではないが
単なるコストだけじゃなくてコストパフォーマンスを考えることは
とても重要ではないかと思う。
小学校のPTAでベルマークを廃止したらどうかと提案したのも
まあ同じような考えにもとづいている。
Four747s
「とりあえず成田じゃ仕方ないよなあ」とボヤいたら
きっとお金持ちなんでしょ、とイヤミを言われた。
いや、費やす時間や交通費が…と、デジャヴのような(笑)。
まあ、いろいろな選択肢があるのはいいことだと思うけど。

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2012/07/04

ディスカバリーのギア収納部

4月からスミソニアンでの展示がはじまったスペースシャトル
「ディスカバリー」のノーズギア収納部。内壁がピカピカだ。
Discovery
※クリックすると拡大します。
最初は無塗装の金属地がむきだしなのかと思ったけど
何やらテープらしいものを張ってあるようにも見える。
これでイメージされるのは、アポロ司令船(CM)の表面だ。
Apollo_cm
<シアトルのMOFに展示されている試験用CM第007号機>
表面はアルミ層をもつ薄いマイラーテープで覆われてピカピカ。
これは宇宙空間での強烈な太陽光(熱)を反射するためだ。
しかしスペースシャトルはギアを収納したまま打ち上げられ
着陸直前まで、ギアダウンすることはないはず。
ギア収納部で太陽光を反射する必要はなさそうだ。
ちなみに以前、スミソニアンにあった「エンタープライズ」、
つまり大気圏内のみ飛行した試験機のギア収納部は
普通の飛行機のように白くペイントされているように見える。
Enterprise
※クリックすると拡大します。
こうしてみると、やはりディスカバリーのピカピカテープは、
宇宙飛行の必要性から貼られたのではないかと思うのだけど
推測にしても、もっともらしい理由が思い浮かばない。
鏡面にしておくと奥の方の点検とかしやすいかなとも思ったけど
メッキ仕様のガンプラを作った経験ではむしろ作業しづらいし(笑)。

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2012/07/03

レトロな自動改札

自動改札というと鉄道の近代化の象徴のようにも思えるが
モスクワで見た地下鉄の自動改札はむしろレトロな印象。
Ticket_gates
壊れているのか、機能していなかったし(笑)。

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2012/07/02

高さ18.5メートル

Vertical_fin
<ボーイング777の垂直尾翼のてっぺん>
諸元表にある全高18.5mという数字には
スタティック・ディスチャージャーは含まれない、と思う。
あんまり見る機会がないついでに、こんなの(↓)も。
Logo_light
<水平尾翼に埋め込まれて垂直尾翼を照らすロゴライト>

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2012/07/01

国際線には検疫がある

初便とか新機材とか、特別なフライトを取材する機会が多い。
そういうフライトでは、よく記念品やおみやげをいただける。
僕がいただくのではなく、読者の皆さんの代わりにいただく。
カメラバッグに突っ込むからクチャクチャになってしまうが、
そのくらいは、まあ勘弁してください。
Sora_ampan
ただしおみやげは、すべて読者プレゼントになるわけではない。
たとえば食品は、賞味期限とかいろいろあるからだせない。
だから家に帰ってからモシャモシャと食ってしまったりする。
国内線の場合は、それでもいい。
だが国際線で海外に行くときに、食い物なんかもらうと困る。
機内では座ったままで何度もメシ食わされてブロイラー状態だから
とても余計なものを食うような気分ではない。
かといって目的地に入国するときには食べ物には検疫がある。
ガムやキャンディとかならともかく、調理パンなんかだと
「これって持ち込めるのかなあ」と余計な心配をすることになる。
おみやげをくれるというご厚意に対してグダグダといいたくないが
さらにエスカレートされると困るので、野暮を承知で書く。
国際線乗客に、あんまり無配慮なものを持たせないでくれ。
せめて目的地の検疫にパスするものなのかどうかという情報、
パスしないならば機内で捨てろという注意書きくらいはほしい。

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