チップ必要なし
ハワイで最初に泊まったホテルはハレクラニだった
(ちなみに、もっと前には空港のベンチで夜明かししたことがある)。
仕事でいったときに、先方が取ってくれたのである。
帰国したあとでそれを聞いた小金持ちの知人が
「俺だって泊まったことがないのに」と悔しがるのを見て
はじめて、とても高いホテルなのだと知った。
その後も似たような経験、いやそれ以上の経験は色々とした。
しょせんハワイなんか安いもんなんだなと思うような。
しかし人間、身の丈に合わないことはあまりするもんじゃない。
たとえば高級ホテルだと、チップだって相応に高額になる。
そんなのを心配するような者が、泊まるところではないのだ。
たとえばヨーロッパの、五つ星以上、と評されるホテルとか。
事情通の人におそるおそる「枕銭はどうすればいい?」と聞いたら
あっさり「置いとかなくていいですよ」といわれた。
普通のホテルで払うような「はした金」のチップならば
むしろ払わない方がいいのだそうだ。
いつも1ユーロのところを10ユーロ奮発、とかいうレベルじゃない。
たとえば別業界だが、チップで1千ドルなどという話を聞いた。
そういうのをポンと払う人の金銭感覚で考える必要がある。
「それ、堅気じゃねえだろ」とは貧乏人の負け惜しみだが。
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