デザイナーズホテル
ヨーロッパの、もとは拘置所だか収容所だったという建物を
デザイナーたちが寄ってたかって改造したというホテル。
その筋の人たち(どの筋だ?)にはけっこう人気らしい。
確かにあちこちユニークでおしゃれだったけど
快適かといわれれば、かなり疑問。
<たとえば、これが僕が泊まった部屋のシャワールーム>
細長いスペースに洗面台、トイレ、シャワー(赤矢印)が横並び。
カーテンとかないから、シャワーを浴びるときには
トイレットペーパーを濡らさないように細心の注意を必要とする。
ま、似たようなのは以前も経験済みとはいえ。
スイーパー(黄矢印)が立てかけてあるのは
床がベチョベチョになったら自分で何とかしろってことだね。
そういうのも含めて面白いという人もいるのだろうが、
僕は実用品のデザインは使いやすさが第一だと思っている。
そのうえで、いかに人の心に響く価値を付加できるかが
デザイナーの腕の見せ所なのではないか。
ホテルも実用品の一種と考えれば、
このホテルの設計をしたデザイナーは三流だと思う。
ところで「デザイナーズなんとか」って名前のついているもので
実用品として一流のものってあるのだろうか。
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