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2012/03/05

HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ) その1

ANAの787が初めて羽田から北京に飛んだ日、
地上からの見送り撮影は激しい逆光が予想されたので
発作的にフォトマトリクスを買ってしまった。
何かと話題のHDR画像を作るためのソフトである。
逆光で飛行機に露出を合わせると空が真っ白にとんでしまう。
かといって空に露出を合わせると飛行機が黒くつぶれてしまう。
だがフォトマトリクスは露出を変えた写真を組み合わせることで
明暗の差の激しい状況でも白トビ黒トビのない画像ができる・・・
というので試してみようかと思ったのである。

まずは普通に撮った写真(↓)。太陽周辺は白くとんでいる。
Hdr7878_001
※クリックすると拡大します。
同じ構図で露出を変えて何枚か撮るベシという。
三脚使用が基本だが、面倒なので手持ち連写で適当に。
とりあえず2カットだけのRAWデータを合成してみたのだが
とてつもなく変な色になったのでびっくりした。
Hdr7878_002
※クリックすると拡大します。
これでも、かなりマシに調整したつもり。
早朝なので空に赤みがかかって見えるのはアリかと思うけど、
全体に濁ったような感じで、特にANAの青色はなかなかでない。
みんなどうやっているのだろうと今さらながらネットで調べて
またまたブッたまげてしまった。
「HDR」で画像検索をかけてみればいい。
写真だか前衛絵画だかわからんような画像ばっかり(爆)。
わたしゃ、そういう「ゲージツ写真」が欲しかったわけではないよ。
もちろんこんな写真は誌面で使えるはずもなく、
フォトマトリクスはただの無駄遣いで終わるかに思えた。

が、最近、RAWではなくTIFに変換してから処理したら・・・
Hdr7878_003_2
※クリックすると拡大します。
効果は控えめだけど、さらなる調整次第で使えそうな予感。
動いている人が合成された部分は画像が乱れているけど。
そのうちに思い出したら(笑)、もう少し追求してみよう。

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