オートホワイトバランス
僕はだいたいAWB(オートホワイトバランス)で写真を撮る。
AWBというのは、自動的にホワイトバランスを調整して
自然に、あるいは見た目に近い色を再現してくれる機能だ。
ところが、なぜかキヤノンのAWBは飛行機の機内照明に弱い。
フィルムのように激しく茶色になったり黄色くなったりする。
他メーカーのデジカメは知らないけど、やっぱりそうなのかな。
<まあ夜間飛行っぽい雰囲気が出ているともいえるけど>
写真としての善し悪し以前の問題として
どうしてうまくホワイトバランスがとれないのかが疑問なのだ。
仕方ないので僕はRAWで撮影して現像時に補正するが
飛行機の機内では補正しきれないことも多い。
これはカメラのせいじゃなくてミックス光源のややこしさだけど、
たとえば日中の撮影では、窓から入る自然光と
天井の人工照明とで色温度が違うから
どちらが卓越しているかで色補正も変えないとならない。
<人工照明に、だいたいホワイトバランスを合わせたもの>
自然光が入っているところは妙に青っぽくなっている。
たとえばシェードを閉めている場所では人工光が卓越し、
シェードを明けている場所では自然光が卓越していたりする。
つまりCAの立ち位置で、ホワイトバランスを変える必要がある。
それはかまわないのだけど、いちいちそんなことことをしていると
同じフライトの写真の色が1枚ずつ変わってしまう。
それはそれで統一性がなくなって困ってしまうのである。
その点、新しいLED照明は自然光に近い色なので助かるけど。
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