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2011/11/09

747-8の前縁フラップ

昨日は初めて成田空港に747-8Fが飛来したようだけど
朝6時到着では展望デッキにもまだ入れなかっただろう。
とすると着陸時の前縁をしっかり見られた人はいないかな。
ちょっと変わっているのだ。
747_8le_flaps_001
<ペインフィールド(エバレット)に着陸する747-8>
陽炎がひどいけど、前縁フラップがすべて出ていることはわかる。
747_8le_flaps_002b_2
<その少しあとのカット。※これだけクリックすると拡大します>
外翼部だけ残してクルーガーフラップが収納されてしまっている。
747_8le_flaps_003
<さらに減速してスラストリバーサーも戻されている>
ここで再びクルーガーフラップが展開している。
これは逆噴射で巻き上げられた異物などによって
フラップが損傷するのを防ぐためとか言われている。
ボーイングで直接確認をとったわけではないけど。

ところで以前、
747の外翼部はクルーガーフラップではないのかと書いた。
僕の認識では、クルーガーフラップというのは
主翼前縁下部に折り畳まれていたフラップがせりだすもの。
これはまさにそういう仕組みであるからだ。
ただし普通のクルーガーフラップと違い、
収納時には平面なのが、せりだすときにグニャリと曲げられる。
ボーイングはこれをバリアブルキャンバーフラップと呼んでいる。
だいぶ前にご指摘を受けて、現物もしっかり見せていただいた。
Krueger_flaps
<収納時は翼下面とツライチ。出すときにメカに押されて曲がる>
でもやっぱり、分類としてはクルーガーフラップになると思う。
いや、負け惜しみとかじゃなくて(笑)。

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