A320のフラップから
着陸を前に出てきたA320のフラップを見て「おおっ」と思った。
インボードフラップとアウトボードフラップの間をシールしている。
おおお~っ、不覚にもこれまで気づかなかったぞ。
・・・では段ボールで実験してみましょう。
後縁側にフラップのような切れ込みを入れて、単純に曲げてみる。
すると、インボードとアウトボードの間にスキ間が開いてしまう。
これではうまくシールできない。
A320のフラップは翼後縁に直角に曲げるのではなく、
機軸に平行に下げながら曲げてる・・・って変な日本語?
ただしこれをA320式などといったらブッ飛ばされるだろう。
ライバルの737NGのフラップも、実は同じように下がる。
きっちり張りあわせていないから気にしなかったんだね。
なんかゴムみたいなやつでスキ間は埋めているけど。
間にインボードエルロンをはさんだ747のフラップも同様。
では旅客機はみなそうなのかというと、そうでもない。
アウトボードフラップの作動部をおおうフェアリングのずれに注目。
767のフラップはインボードエルロンをはさんで両側にあり
いずれも翼後縁に直角な方向に下げるようになっているようだ。
インボードエルロンが台形をしているのもそのためだね。
では787はどうなっていたか、ちゃんと見た人、いるかな。
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