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2011/07/31

エアフライトジャパンが訓練を終了

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長崎・大村空港をベースにプロパイロット養成を行っていた
エアフライトジャパン(AFJ)が27日で訓練業務を終了した。
航空大学校、自社養成に次ぐ第三のパイロットソースをめざして
1992年に北海道の鹿部飛行場に誕生したAFJ。
その後JALフライトアカデミーと合併して大村空港に拠点を移した。
僕も鹿部時代から取材ではずいぶんお世話になった。
訓練生ではないけれどもいろいろと勉強させていただいた。
Afj_002
だけどJAL破綻からのパイロット需要低迷で閉鎖を決めたらしい。
残念だけど、卒業生の皆さんの今後のご活躍を期待したい。
ちなみにAFJと同じトヨタ系のプロパイロット養成スクールとしては
大阪・八尾空港に朝日航空があり、引き続き訓練を行っていく。
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パイロットをめざす若い人たちは、これからもがんばってください。

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2011/07/30

中国の文明開化

最近、中国では「文明」という文字をよく見る。
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<空港のタクシー乗り場で見た「文明」の看板>
よくわからないけど、「行列を守りましょう」とか、
「文明的な都市は文明的な人から」とかいう意味と推測。
最初に見たときは「文明」という言葉に苦笑したけど、
中国語の「文明」には「礼儀正しい」みたいな意味もあるらしい。
あるいは英語では文明を「Civilization」というが、
その方が中国語の文明をイメージしやすいのかもしれない。
国際社会での中国の存在感が大きくなるにつれて
そのお行儀の悪さが問題にされるようになっている。
そんなことは気にしていないのかと思ったが、そうでもないらしい。
衣食足りて礼節を知る。
巨大な経済力をつけて、ようやく文明開化をめざすか。
それでお行儀がよくなるならば、誰にとってもいいことだと思うが。
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<トイレで見た「上前一小歩 文明一大歩」の標語>
中国語はわからなくても、アポロ11号のパロディだと想像がつく。
小さな一歩(前進)は、文明への大きな跳躍、ってところかな。

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2011/07/29

低コスト=低運賃、ではない

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低コストでの運航を狙ったJALエクスプレスが設立されたとき
これで運賃も下がると期待した人は少しガッカリしたはずだ。
しかし同社が就航したのは主に採算の厳しい地方路線。
コスト削減は運賃値下げよりも路線維持に不可欠だったのである。
その挑戦は高コスト体質のJAL本体にも反映されるべきだったが
あいにく危機感を失った巨体を動かすほどの力にはならなかった。
そしてJALは破綻して多くの地方路線が切り捨てられた。
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787来日の記者会見で「運航コストが20%安くなる」と聞いて
相変わらず「運賃は安くしないのか」という記者もいて苦笑した。
それ以前に、これは生き残りをかけた飛行機なのだと理解せねば。

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2011/07/28

せめて免許証は西暦表示に

毎年、この時期になると国際運転免許証の更新をする。
有効期間はたったの1年。
しかも日本の免許証の有効期限が1年以上あることが条件。
もし日本の免許があと半年ってときに国際免許が必要になると
まず日本の免許証から更新しないと国際免許を申請できない。
通常、免許の更新は誕生月の前後1ヶ月のみだが
「更新期間前の更新手続き」っていう制度を利用するのである。
ただし、これで更新すると通常よりも免許の有効期間が短くなる。
悔しいので、できるだけ誕生月に国際免許も更新している。
Fiat500
ところで国際免許というのは、それだけでは通用しない。
日本の免許証を合わせて提示しないとならないのだ。
そうはいっても、外国で日本語の免許なんか読める人はいない。
たいていはそれでも問題ないんだけど、たまに少しトラブる。
せめて生年月日とか有効期間とかだけでも西暦にしてくれれば
「これが誕生日で、こっちが有効期間」とか説明しやすいのに。
まったく島国根性だか鎖国精神だか知らないが、面倒だぜ。

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2011/07/27

風の力

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平板のはずのスポイラー(エアブレーキ)が波うっている。

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2011/07/26

非常口のピクトグラム

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日本でデザインされた非常口のサインは
いまでは国際規格となって世界中のどこでも見られる。
国や施設によって多少のアレンジはあるものの。

Exit_sign_003
<パラパラまんが>

Ueno
<落とし穴>

ちなみにボーイング787にもこのピクトグラムが使われる。
お楽しみに。
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<モックアップ>

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2011/07/25

バイトしながらスポーツ

空で競うスカイスポーツは派手なわりにはマイナーな世界だ。
金がかかるから金持ちばかりと思われがちだが、
実際には金がかかるせいで貧乏なやつも多い。
それでも空が好きで、世界のトップを狙おうとがんばっている。
「乞食」といわれながら飛行場のまわりでテント生活をして
スカイスポーツに打ち込んでいる人も見たことがある。
だからといって「政治が悪い」とボヤくのは聞いたことがない。
マイナーなスポーツというのは、みんな似たようなものだと思うが。
Kirigamine
※写真はイメージですけど。

レジ打ちで生活を支えながら大好きなサッカーを続けるって
そんなに悲壮なイメージなのか? 
それも政治や事業仕分けのせいなのか?
僕は政治がいいなんて思ったことはないけれども、
そう考える人は、よほど恵まれた境遇の人なんだろうと想像する。

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2011/07/24

新長田駅にはJR西と地下鉄がある

Tetsujin28_003
神戸の鉄人28号を見にいったとき
実はちょっとしたトラブルでひやひやした。
神戸空港からの帰りの飛行機が出るのは19時40分。
17時頃に空港での仕事が終わったので、約2時間は遊べる。
それなら楽勝で鉄人を見て戻ってこれる、はずだった。
ポートライナーで三宮に出て、それからJR神戸線に乗り換えた。
ところが鉄人28号に最寄りの新長田駅に着いたちょうどそのとき、
「車が高架にぶつかったので列車はしばらく停まる」とアナウンス。
高架がダメージを受けていないか確認する必要があるのだろう。
とりあえずせっかく来たのだからと急ぎ足で鉄人は見に行ったが
電車が動かないとしたらどうやって空港に戻ればいいというのか。
僕はあのへんの路線構成や位置関係をまるで理解していない。
のんびり鉄人グッズを物色する余裕もないまま、駅に引き返した。
そこで少しジタバタしたものの、
ほぼ平行して地下鉄が三宮までいっていたのでなんとかなった。
Tetsujin28_004
そのときは新長田の駅員さんとか、売店の人たちとか、
よく親切にいろいろ教えていただいた。改めて感謝いたします。
聞く前から代替ルートを示してくれればもっとよかった、けど。
実はそれまでJR西日本にはいいイメージをもっていなかった。
あれこれの事故やその対応がなんとも釈然としなくて。
いまは、少なくとも現場は頑張っているという印象をもっている。
ほんのわずかな経験からの印象にすぎないのは承知だが、
そういうささやかな積み重ねが企業イメージを作るのだと思う。

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2011/07/23

指をくわえて見送る

離島というのはあまり公共交通機関が充実していないから
宿の人が空港まで送迎してくれたりする。
早めに空港に行って飛行機でも撮りたいな~と思っても
他のお客さんもいるようだと自分だけ勝手はいえない。
Island11
あ~あ、降りちゃった(苦笑)。

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2011/07/22

お酒は二十歳をすぎてから

Bottles
二十歳をすぎたら、誕生日にロウソクではなく酒を並べる。
もちろん歳の数だけ・・・というのもいいと思う。

でも、53本かあ。信じられんね。

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2011/07/21

鉄人28号がいる街

神戸空港での待ち時間を利用して鉄人28号を見てきた。
完成は2009年10月だからお台場にガンダムがいた年の秋だ。
空港からはポートライナーと、JRか地下鉄を乗り継いで約30分。
2時間ほどの空き時間があれば、のんびり見てこれるだろう。
最寄りの新長田駅からはところどころに看板が立っているので、
それを見逃さなければ迷うことなく徒歩5分で行ける。
Tetsujin28_001
ある程度予想していたが、お台場のガンダムとはだいぶ違った。
まず、「本当に作ったらこうなるだろう」というリアリティーがない。
不二家の前のぺこちゃんを巨大化したようなもの、とでもいおうか。
要するに、ただの巨大なお人形さんなのである。
だけど、それはそれで何とも形容しがたい存在感がある。
巨大なぺこちゃんが駅前に立っていたら、ちょっとすごいでしょ?
そんな「異物」がすっかり街の一部になっているのがなおすごい。
Tetsujin28_002
人が少ないので早朝のように見えるが、夕方の撮影である。
完成から2年近くもたっているから、もう珍しくもないのだろう。
地元らしい人たちは、いちいち見上げることすらしない。
自分の家の前の電信柱みたいなものなのだろう。
そんな通行人たちの無関心ぶりも、鉄人本体と同じくらい印象的。
鉄人28号が電信柱と同じくらい普通になっている街。
その不思議な空気に、ちょっと感動した。

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2011/07/20

儲かりまっせ

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航空関係の大きなニュースがあると、
「これでまたひと儲けできるな」とからかう人がいる。
そんなことでいちいち儲かるくらいなら苦労はしないぜと思っても、
「おう、ガッポガッポだぜ」とか適当にかわすようにしている。
お返しに悔しそうな顔を見せてもらうくらいは、許されるだろう(笑)。
そんな風にからかう人でも「なでしこ優勝」には大感動したようだ。
「これでまたひと儲けするやつがいるな」とは言わなかったから。

要するに、ワタクシの不徳が余計な勘繰りを招いているんだろう。

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2011/07/19

暑中お見舞い申し上げます

昔は暑中見舞いもちゃんと出していたんだけど、
出すのも嫌いじゃなかったんだけど、
いつから出すのをやめちゃったんだろう。
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2011/07/18

A380用ボーディングブリッジ

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<パリCDG空港のA380アッパーデッキ用ボーディングブリッジ>
世界中の主要空港で建設が進むA380対応のゲート。
アッパーデッキ用PBBの設置がひとつの特色といえるが
なにしろ高さがあるから、動かすときにはけっこう揺れている。
とりわけ到着後のドッキングにはどこも苦労しているように見える。
ドッキング後に通っても安定していてまるで不安はないのだが
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<アッパーデッキ用PBBの操作パネル。ソウル仁川空港にて>
記述がハングルだから、拡大してみてもさっぱりわからん(涙)。

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2011/07/17

ひとこと多いスマートさ

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<「火の用心」に「昔も今も」と加えられている>
あえてその一言を加える意味があるんだろうかと思ったが、
結果として僕のように考えこんでしまうヤツもいる。
注意喚起の方法としては、スマートといえるのかも。

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2011/07/16

続・着せかえガンダム

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<1/6のF-15Cイーグルのコクピット。とてもよくできている>
まじめに飾ろうとすると高さ40cmを越える巨大なオモチャだ。
やはり出来のいいパイロット人形も付属してきたのだが
リカちゃん人形みたいであんまり趣味じゃない。
代わりに1/100スケールのMGガンダムを乗せてみた。
それがまるで1/144に見えるくらいでかいコクピットなのだ。

ところで想定身長18mのガンダムの1/100の模型は、
この1/6の世界では身長何cmに匹敵するか、計算してみよう。
小学生レベルの算数・・・だけどさ。

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2011/07/15

朋あり遠方より(電話)来る

海外でもそのまま使える国際携帯はもう必需品といえるが
日本からかける人はあまり通話料金を気にする必要はない。
僕がどこにいるかなんて気にすることなく普通に電話をすれば
海外までも追いかけて自動的に転送されるし、
かけた側には普通の国内通話料金を負担していただくだけだ。
海外転送料金は僕が着信料として負担するのである(涙)。

ただしかけた側も海外に転送されるということはわかるはずなので
けっこう遠慮して、僕が出る前に切ってくれたりする。
あるいは自分が国際通話料を払うと誤解するのかも(苦笑)。
French_phone
・・・メールですむならば、その方が安いし時差も関係ないよ。
もちろんメールアドレスは日本にいるときのままでOK。

だけど、あえて「電話くれ」と留守電に入れてきた知人がいる。
これは何か本当に急ぎの用事なんだろうなとコールバックした。
「もしもし、阿施です。電話いただいたみたいですけど」
「うん、アベさんにかけようと思って間違えちゃったんだよ」
・・・とほほ。
「ひさしぶりだね。いまどこにいるの?」
「○○です(時差と料金、ちゃんと察してね)」
「あいかわらず忙しいねえ。こっちも色々だよ。そういえばさあ・・・」
こういう展開になったときには、僕も腹を据える。
ま、間違えでもたまに声を聞けるのはうれしいものだし。
それに比べたら、こんなもの

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2011/07/14

旋回中の頭、どうしてる?

バイクでコーナーを曲がるときには車体を傾けるけど、
そのときも頭は地面から垂直に立ててないとうまく曲がれない。
では飛行機ではどうかというと、よく覚えていない。
Turn
自分ではバイクのように地面に垂直に立てることもあるし、
地面に関係なくまっすぐに座ったままのときもある、みたいだ。
どういうときに、どういう風にしているかなんて意識していないし、
ロールするときに頭をクルリと1回転させられるわけでもないし。

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2011/07/13

反転地図

オーストラリアでは、たまに南を上にした世界地図を売っている。
実用品というよりは、みやげ物だけど、
ひっくり返しただけで、見慣れた地形がまるで変わるのに驚く。
Russian_map
左右反転でも、けっこう新鮮。
こういう地形だと、歴史も変わっていたかもなと思う。

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2011/07/12

A320のフラップから

A320_flap_001
着陸を前に出てきたA320のフラップを見て「おおっ」と思った。
インボードフラップとアウトボードフラップの間をシールしている。
おおお~っ、不覚にもこれまで気づかなかったぞ。
・・・では段ボールで実験してみましょう。
A320_flap_002a
後縁側にフラップのような切れ込みを入れて、単純に曲げてみる。
すると、インボードとアウトボードの間にスキ間が開いてしまう。
これではうまくシールできない。
A320_flap_004
A320のフラップは翼後縁に直角に曲げるのではなく、
機軸に平行に下げながら曲げてる・・・って変な日本語?
ただしこれをA320式などといったらブッ飛ばされるだろう。
A320_flap_006
ライバルの737NGのフラップも、実は同じように下がる。
きっちり張りあわせていないから気にしなかったんだね。
なんかゴムみたいなやつでスキ間は埋めているけど。
A320_flap_005
間にインボードエルロンをはさんだ747のフラップも同様。
では旅客機はみなそうなのかというと、そうでもない。
A320_flap_003
アウトボードフラップの作動部をおおうフェアリングのずれに注目。
767のフラップはインボードエルロンをはさんで両側にあり
いずれも翼後縁に直角な方向に下げるようになっているようだ。
インボードエルロンが台形をしているのもそのためだね。

では787はどうなっていたか、ちゃんと見た人、いるかな。
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2011/07/11

腕時計を処分したりしなかったり

あまり使わない古い腕時計をいくつかオークションで処分した。
もう壊れてしまったものでも買い手がついたのには驚いたが、
多少でも価値を感じていただける人にお譲りできたのはうれしい。

ただし時計マニアだか業者だかをいたく刺激してしまったのもあり
質問欄で細かなことをしつこく聞かれたのには閉口した。
確かにSEIKOの技術史に名を残す名機ではあると自負している。
そして買う前にいろいろ確認しておきたいというのも理解できる。
だから最初はがんばって答えたが、だんだんウンザリしてきた。

そういえば使わなくなったカメラを安くヤフオクで売ったときにも、
「これは致命的です」と返品と返金を求められたことがあった。
こっちは昨日まで普通に仕事で使っていたカメラなんだけど、
それを千円とか二千円とかで誰か使いますかってことなのに、
どうやらカメラマニアの人の眼はプロよりも厳しいらしい(苦笑)。
もう、そういう面倒な連中とは関わりになりたくないと、
今回の腕時計は入札がつく前に出品を取り下げた。
僕の手元に残して、ただ朽ち果てさせてしまうのは哀れだが。
Clock
※ただのイメージ写真です。

ふと思いついて、中学時代の友人の近況を聞いてみた。
お父さんが吉祥寺で小さな時計店を営んでいたはず。
吉祥寺に住んでいた頃はよく時計を修理してもらったものだ。
もうかなりのご高齢だが、まだお元気で営業しておられるという。
成蹊大学に近い、五日市街道ぞいの本橋時計店。
天気のいい日にバイクで行ってみると、ガラス戸を通して
ひだまりで気持ちよさそうに居眠りしているご老人が見えた。
もう顔は忘れてしまったけど、本橋くんのお父さんに違いない。
「どうしようかなあ」としばらく悩んだけど、
思い切ってご老人を起こして(笑)、オーバーホールをお願いした。
僕がはじめて自分で稼いだ金で買った腕時計である。
オーバーホールが終わったら、また特別な思い出が加わる。
そのうちに小僧が珍しがって使うかもしれないね。

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2011/07/10

神戸空港はだいぶよくなった

けなしっぱなしではよくないのでちゃんとほめよう。
開港当初の神戸空港はロクでもないデザインの宝庫だったが
いつの間にかずんぶんとよくなっている。
たとえばポートライナーとの連絡口。向こうが見えるようになった。
Kobe_ap_new
このほかの案内表示も大げさなほどだが、とてもわかりやすい。
「最初がひどすぎた。結局、余計な金を使ったな」とも思うが
余計な金を使って悪くした羽田の第2ターミナルよりはマシだ。

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2011/07/09

マトリョーシカ

小さい頃、親戚の家にマトリョーシカが置いてあって
飽きずに出したり入れたりして遊んだものだ。
大人になってからは、わざわざ買いたいとも思わなかったが・・。
Matryoshka
<小僧も楽しそうだったけど、僕も改めて、楽しい>
空港とかに大量に売っているけど、ひとつずつ手作りらしい。
しかも薄板を張り合わせた合板ではなく削りだし。
すごい量の木の削りクズが出るんだろうなあと調べてみたら、
そういうのは圧縮して建材や燃料などに加工できるようだ。

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2011/07/08

イタリアの赤い水上レース機たち

Italian_racers
<イタリア空軍博物館に展示されている水上レーサーたち>
向かって左からマッキM.39、M.67、M.C.72、
そして天井から吊られているのがサボイアS.21。
他にフィアットC.29もあるはずなんだけど、いなかった(涙)。

もちろんサボイアS.21だけはプラモデルの合成だけど、
このくらいの機体なら実物大レプリカも作れそうだなと思った。
危なそうだから飛ばさなくていいけど、見てみたい。

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2011/07/07

このくらいなら平気(たぶん)

Weekend_hongkong
<せっかく日没まで粘ったのに、しけた香港の夕景>
日曜日で閉まっているオフィスが多かったせいかな。
ところで織姫と彦星って、どのくらい晴れていたら会えるんだろう。
やっぱVMC?
Dragon_moon

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2011/07/06

原子力を支える技術

福島原発の復旧作業には、あいかわらず「想定外」が多い。
汚染水浄化システムがわずか5時間で停止してしまったり
残留熱除去系のホースに亀裂が入って海水が吹き出したり。
厳しい環境の中での対策にはいろいろと制約はあると思うし、
なによりも作業にあたられている人は本当に大変だと思う。
S_coleoptrata
が、それにしても・・・と思わざるをえない。
こういう技術力と想像力で、これまであれこれ「想定」をして、
原発を作って、運転していたわけだ。

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2011/07/05

RNAVルート

日本の空には航空路が張りめぐらされているが
ここ数年でずいぶん再編されている。
航法装置と飛行機のコンピューターの発達によって
従来のような地上施設を結ぶような航空路とする必要が
なくなったからである。いわゆるRNAVルートだ。
以前ならば「この路線だとこっち側にこれが見えるな」とか
だいたい見当をつけて席を予約すれば外すことはなかったが、
最近ではぜんぜん違うルートを通られたりすることも多い。
「くっそー」と思ったり、どこを通るんだろうとワクワクしたり。
Biwako
<琵琶湖のシッポあたりを見下ろす>
京都の中心部を見下ろすには、ちょいと北に寄りすぎていた。

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2011/07/04

動物用マイクロチップ

フランスでは犬猫など動物の固体標識が義務づけられている。
具体的には、データを記憶したマイクロチップを埋め込む。
マイクロチップの目的やメリットはいろいろとあるが
逃げたペットを飼い主の元に戻しやすいということもあるらしい。
鳥や魚にも埋め込めるそうだが、そこまで義務なのかは知らない。
Microtip
たまに、ぼんやり眺めるのが「鳥の迷子センター」というサイト。
逃げちゃった鳥の特徴を書いて「見つけたらよろしく」というもの。
それぞれの鳥に対する愛情が感じられてほのぼのするんだが、
飼い主は悲しくて、心配で、それどころじゃないだろうね。
ちなみに、我が家で最初に飼ったオカメインコも、
どこからか逃げてきたらしいやつだった。
窓の外がうるさいからと見たら、ホッペの赤いのがとまっていた。
物干し竿の上にとまったまま逃げようともしないので保護した。
飼い主が心配しているだろうと思ってずいぶんさがしたけど
結局は見つからずにそのまま飼うことにしたのである。
もう20年以上も前の話だけど。

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2011/07/03

地震のあとには世話になったが

Miss_beedle
<多摩モノレール立川北駅前の「風に向かって」という像>
太平洋横断飛行に成功したミス・ビードル号がモチーフ。
三沢から飛び立つ前に立川で改造をほどこされた縁だろう。
そんなミス・ビートル号のレプリカが8月に三沢で飛ぶそうだ。
苦節何年になるんだろう、このプロジェクト。
去年こそはついに本当に飛べそうだと思っていたけど、
アメリカからレプリカを運んでくれるはずだった米軍から
「都合により無理」とドタキャンをくらってしまったのだ。
Tight_turn
実は、僕らも同じような経験をしたことがあるのを思い出した。
米軍のしかるべき地位の人が「全面的に協力する」というから
じゃあ輸送機で飛行機を運んでもらえないかなとか、
それを基地に置かせてくれないかなとか期待してしまったのだ。
甘いといわれようが、協力してくれるって言ってくれたのは先方だ。
日本人と違って外交辞令のような口約束はしないと思ったんだよ。
資金不足で厳しかったから、期待していたんだけどなあ。
この調子で有事のときに米軍はアテにできるのかとも思ったけど、
地震のあとは本当にすごかったね。あれは、すごかった。

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2011/07/02

観光市場

Souq_waqif_2
ドーハのスーク・ワキーフは古い中東の市場・・・・・・を、
主に観光客向けに再開発したエリアであるという。
新しいくせに古さを演出するショッピング街は珍しくないが
ここには演出を超越しているのではないかと思える店も多い。
Kettle
<こういう陳列方法も観光客向けの演出だとしたらすごい>

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2011/07/01

で、787のランディングギアは?

4本以上のタイヤをつけた旅客機のランディングギアは
降ろしたときに、たいてい斜めに傾いている。
Ldggear_002
<747はウイングギアが頭上がり、ボディギアはほぼ水平>
感覚的には、頭上がりの方が自然な感じがする。
モトクロスのバイクだって、後輪から着地するでしょ。
747のウイングギアはちょっと極端すぎるかなと思うけど、
フレアーをかけたときにボディギアと同時に接地するようにした
・・・という配慮だったりして。
Ldggear_003
<777はおだやかな頭上がり>
-300ERはセミレバー式のせいもあるけど他のモデルも同様。
Ldggear_004
<A330も同じように頭あがり>
ところが、このベースになったA300はちょっと違うのだ。
Ldggear_006
<ほぼ水平。改良型の-600Rも似たようなものだ>
やはりA330はA300の胴体を引き延ばしただけじゃないんだね。
Ldggear_009
<MD-11のウイングギアも、ほぼ水平>
こちちはベースになったDC-10も同じだった。
Ldggear_010
<A380は、ウイングギアもボディギアも全部ほぼ水平>
わずかに頭下がりだが、離陸時にはほぼ同時に地面を離れる。
Ldggear_007
<明らかに頭下がりの珍しい例は767>
これをソフトな着陸がむずかしい理由にあげる人もいる。
感覚的にも「つまさき」から着陸するのは「ちょっとなあ」と思うし。
Ldggear_008
<だけど胴体径がちがうくらいの姉妹機757は頭あげだった>
ソフトランディング、簡単になったのか?(笑)
Ldggear_011
<頭上げと頭下げでバランスをとった?A340-600>
異様なまでの胴体長といい、バラバラなランディングギアといい、
ちょっと崩れかかったところが魅力の美人、というタイプだと思う。

で、787については、自分の目で確かめてくださいね。
Ldggear_012
<いよいよ初来日、近し>

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