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2011/06/01

続・甲標的

Kohyoteki2
魚雷というのは水よりも重く調整されていて
そのままでは沈んでしまう。
だけど前進するときに迎角をとることで揚力を発生し
一定の深度を維持することができるのだという。
重いのならば発射したときに潜水艦のバランスに影響するだろう。
それが前回の甲標的の記事を書いた根拠である。
だけどテグレット技術開発の野手正之さんから
「魚雷も潜水艦も浮力がゼロ前後に調整されているから、
魚雷を発射しても潜水艦のバランスは崩れない」と指摘された。
とはいえ潜水艦のバランスは、艦内をクルーが移動するだけでも
影響を受けるほどデリケートであるとも聞いたことがある。
ならば、やはり魚雷発射の影響は無視できないのではないか。
Kohyoteki3
こういうのは中途半端な知識では墓穴を広げるだけなので
昔、潜水艦に乗っていたという人に聞いてみた。
結果、やはり魚雷発射のバランスへの影響はあまりないらしい。
そりゃあ、でっかい潜水艦ならそうかもしれないけど、
甲標的みたいに小さいのではわずかな変化も無視できないのでは。
そんな風にしつこく食い下がってみたのだけど、
「甲標的は乗ったことないけど、大丈夫じゃないの?」とのことです。

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