液晶モニターの色、どうしてる?
半月ほどの苦戦のすえ新PCに完全交代したけど、
今回はあれこれ悩むことの多い移行作業だった。
まずはモニターの色調がガラリと変わってしまった。
LCD(液晶ディスプレイ)なんだから当然と言われそうだが
前のPCのLCDは最初からとってもきれいに見えた。
「そりゃあ液晶TVだって最初からきれいに見えるんだから、
やっとPCも家電なみになったのか」くらいに理解していた。
が、違ったらしい。
「TV用の色設定とPCモニターとしての色設定は違うのですよ」
物知り顔の編集者がいまさらそんなことを言う。
僕の旧PCはTVがきれいに見えるように設定されていたのか?
でも、それで入稿した写真の色がひどかったとは聞いていない。
ならば、そんなに神経質になることはなかろうとも思える。
だが、新モニターはズサンな僕でも頭をかかえるほど違っていた。
「そのうちに慣れるよ」と僕よりズサンな知人は言ったけど、
「慣れ」と「適正露出」、そして「適正な色調」は違うだろう。
仕方なくモニター用のキャリブレーションツールを購入した。
これまで較正なしでやってこれたのが不思議だと言われそうだが。
かくして色調はなんとかしても、明るさまではよくわからん。
ヒストグラムで白トビ黒トビはわかっても適正露出は別の話。
試しにプリントアウトしてみれば傾向がわかるかと思ったが、
プリンターも新調して発色が変わっているからアテにならない。
いったい、何を基準に考えればいいのやら。
一人で悩んでも仕方ないのでサンプル画像を出版社に持参。
「これ、変じゃない?」と見てもらったりした。
それでようやく、「なんとかなりそうだな」と。やれやれ。
うまい具合に、出版社にはFカメラマンも来ていた。
「ねえねえ、モニターの色とか現像とかどうしている?」
まったくド素人のような質問に親切に答えてくれた。
さすが写真講座をやっているだけあって、僕よりちゃんとしている。
が、けっこう適当にしている部分もあることがわかった(笑)。
まあ、それしかやりようがないよねとも思うのだけど。
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