我が家には使えなくなった外国の金がたくさんある。
「どうせまたすぐに来るだろう」とか思って両替しないでおいたら
実はさっぱり行く機会がなくなってしまったり。
特にひどいのはヨーロッパのユーロを導入した国々。
昔のフランとかマルクとか、どうしてくれようかと思う(涙)。
またロシアのように紙幣を新しくしてしまった国とかも少なくない。
<フセイン時代のイラク・ディナール。もちろんもう使えない>
あとは使えるはずなのに使えないほど汚れた紙幣というのもあって、
これは買い物のお釣りとかで受け取ってしまい、
だけどそのあと使おうと思ったらどこの店でも断られたりする(怒)。
いろいろな店で何度でもトライしてみるのだけど、なかなか。
ただ先日の香港では、帰国時の両替所では受け取ってくれた。
すごく、うれしかったな。せいせいした、というか。
ちなみに僕は帰国時ではなく訪問国を出国するときに両替する。
あいかわらず成田は書類を書かないとならないから面倒だし、
レートが悪い印象があるし、前は両替できない通貨も多かった。
・・・最近は知らないけど。
また帰国時には円ではなく米ドルに両替してもらう。
どの国でも外国通貨はたいてい紙幣にしか両替してくれない。
つまり日本円の場合は最低紙幣が千円で、
それ未満の残り金は両替されずに戻されてしまう。
だけど米ドルならば最低紙幣の1ドルまでは両替してくれるから
無駄が少ないのである。
ドルならば、アメリカ以外でもけっこう使える国が多いし。
<中央部分が変色してしまっているアメリカの1ドル紙幣>
これは1977年の最初の渡米時にカメラに入れていたお金。
昔のカメラにはフィルム箱をちぎって入れるフォルダがあった。
いまどんなフィルムを入れているかを忘れないためだが、
僕は冗談で1ドル札を小さく折って入れていた。
で、何年かして出したらこんな風になっていたわけだ。
変色しているのは、鼻の脂のせいだと思う(笑)。