無造作なのか実用的なのか
<ホーカー・ハンターのエアブレーキ>
胴体側に収まるべき切欠きはなく、たたんでも出っ張ったままだ。
セミモノコック構造では胴体外板も重要な強度部材となるから
そこに切れ込みをつけると補強などで余計な重量が必要になる。
それよりは多少空気抵抗になっても、
シンプルにした方が有利と考えたのかもしれない。
同じホーカーの流れをくむハリアーも似たような感じだ。
<切欠きはついているのだが、エアブレーキよりもずっと小さい>
強度をもたせるために厚みのある部分だけ収めるようにしたかな。
イギリス人の性格をよく知っているわけではないのだけど
なんとなくイギリスっぽいなあと思う。
美しいスピットファイアはきっとイギリスの異端児なんだ。
<エアブレーキごときでガタガタいうな、とか言われそうな迫力>
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