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2011/02/01

アンチバランスタブかダブルヒンジドラダーか

DC-10のラダーは二段階に折れ曲がるようになっていた。
垂直尾翼を串刺しにした第2エンジンのおかげでラダーが小さい。
それでも大きな効果が得られるようにという配慮である。
ダブル・ヒンジド・ラダーとか呼ばれていたような気がする。
Anti_balance_tab_003
似たようなラダーは727にもついていたけど、
こちらの後縁側可動部はアンチ・バランス・タブと呼ばれている。
狙いとしてはよく似ているのだけど、ちょっと気になる名前の違い。
単にメーカーごとに名前を変えているだけなのかなあ。

そういえば777にもアンチ・バランス・タブがついていた
777は767と比べてエンジン推力が大幅に大きくなったため、
片発停止時のアンバランスが激しい。
それを抑えるためにラダーもより強力にする必要があったのかな。
で、気になるのが747-8のラダーだ。
D_hinged_rudder
もともと747のラダーは上下に分割されていたが、
747-8では下側のラダーだけダブルヒンジ式に変更されている。
これも推力増加に対応した片発停止時への対策だろうと聞いたが
名前までは聞きそびれた。
やっぱボーイングだから、「あっちの名前」だろうね。

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