心を開き、喉も開いた
最後に酔っぱらってゲロを吐いたのは中国だった。
もうずっと前だけど、まあ、ほんの数ヶ月前ともいえる(笑)。
客人としてもてなされて、強い白酒(パイチュウ)で盃を重ねた。
ウワサに聞く、飲み干したらひっくり返して相手に見せるって作法。
「明日も撮影あるんですからね」と同行編集者に釘を刺されたけど
向こうだってしっかりもてなしてくれているんだから、引けない。
結果、お開きの頃にはマジでヤバいと思う状況になった。
ホテルに戻る途中で、何度車を停めてもらおうと思ったことか。
幸いにして、なんとかホテルまでは平静を装うことができたが
部屋に戻ってトイレに直行。久しぶりに喉に指を突っ込んだ(笑)。
おかげで翌日はすっきりケロっとしていたけど、
その晩も酒宴があると聞いたときは、心の底から恐怖した。
幸い、その日は白酒ではなくビールで勘弁してくれた。
前夜のことは、そこでも話題になった。
「酒をたくさん飲む人は、心を開く人だ」と言われた。
確かに言論の自由が制限される国では酒を飲むのも命がけかも。
日本でも、いつ心おきなく酒を飲めなくなってしまうことやら。
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