続・おめでたすぎる空港デザイン
空港のデザイナーはロクに空港を使ったことがないのではないか、
というのが僕の持論のひとつだった。
だけど最近はだいぶよくなっていると思える。
クソミソにけなした神戸空港も改善されているようだし、
羽田空港の新国際線ターミナルなんか本当に立派なものだ。
が、どうにもくだらん改悪をしたがる人たちがいるのかなあ。
<羽田では国内線第2ターミナルの案内表示も新しくなっていた>
ただ「到着」とだけでなく「国際線ターミナル」とも追記された。
それはいいんだけど、文字はお上品に小さくなってしまったし
「到着マーク」もわざわざ凝った握手の絵柄に変えられている。
(これって「ミーティングポイント」のマークみたいだけど、
「出迎えの人と握手するのは『到着』と同じ意味だ」ってこと?)
わざわざこんな風に変える必要があったのか?
どうしても他と差別化したかったのか?カッコつけたかったのか?
空港の案内サインは愚直なほどにわかりやすいのが一番。
僕はそう思っている。
デザイナーや運営会社の自己満足なんかはどうでもいい。
<ちなみに羽田でも国際線の表示は昔ながらのわかりやすさ>
デザイナーは初めての空港でただ案内サインだけに頼って動く、
そういう旅行者の心細さを自ら世界中で体験してみるべきだ。
もし、すでに世界中の空港を視察でもしてきたというのならば、
「あなたの目はフシ穴なのか」と聞いてみたい。
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