500人以上のハッピーを運ぶ
<9月2日に成田空港に就航するエールフランスのA380>
いよいよあと1ヶ月にせまってきた。
また成田では第2ターミナルでもA380受入準備が進んでいる。
たぶん、「あの航空会社」のためだろうな。
現在のA380の受注はオプションも含めて290機程度で
当初の採算分岐点とされた250機は上回っているものの
その後の改修費などがかさんだためまだ黒字にはなっていない。
大変だろうけど、がんばってほしい。
そしてゴードン・ベスーンさんをギャフンと言わせてほしい。
ベスーンさんはボーイング副社長やコンチネンタル会長を歴任し、
現在はアロハエアグループの会長を務める航空界の重鎮だ。
たぶん立派な人なのだろう。だがA380がロールアウトしたときに、
「500人もの乗客と一緒にギュウ詰めになるような苦難を
いったい誰がガマンできるのか」とコメントした…。
ムッとするよね。
「誰がガマンできるのか」って、ずっとしてたよ、俺たちは。
日本ではずっと昔から747が500人以上を乗せて飛んでいた。
かつてベスーンさんが副社長を務めていた会社の飛行機だ。
自分のいたメーカーのことをよく知らなかったのか、
あるいは知りながらその旅客機に乗る客のことを愚弄したのか。
以来、僕はA380をますます応援したくなった。
一度に500人以上のハッピーを運ぶ。
素敵な飛行機じゃないか。
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