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2010/08/28

あるカメラマンとの対話

旅先ではしばしば、いろいろな分野のカメラマンと一緒になる。
いろいろと勉強になったり、考えさせられたり、議論したり。
今井聡志さんは短い期間ながらドイツでご一緒させていただいた。
旅行関係やホテル、レストランの広告写真など
そういった分野での仕事を多くされている。
WEBにもいい写真をたくさん公開されているが、何よりも
「仕事では写真の主観的な良し悪しは関係ない」と断言する、
その姿勢が気持ちいい。
世の中には自己満足的に「いい写真」を撮る人はたくさんいる。
でも、それ自体は広告写真では鼻クソほどの意味もない。
Amore
自分の撮った写真でお客さんが増え、売上が増える。
その目に見える数字が一番大切であり、広告写真の価値だと。
まったくその通りなのだが、なかなかそう言い切る人はいない。
確かに今井さんの写真を見れば、その宿を訪ねてみたくなる。
それは、そのように意識して撮られているからなのだ。

写真はこれといって目的もなしに撮っているだけでも楽しい。
しかし、もし「何か」をめざしているのならば、
それは何なのか、どうすれば実現できるのかをよく考えないと
素晴らしいけど鼻クソ以下の写真を量産することになる。

今井さん、いずれまた、どこかでお会いしましょう。
この前は、まだちょっと飲みたりなかったですね(笑)。

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