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2010/07/31

零戦が生まれた場所

Mitsubishi_hq_1
<零戦の故郷ともいえる三菱航空機本館>
1936年、太平洋戦争がはじまる5年前に作られた建物という。
三菱の本館とくれば真っ先に空襲で狙われそうなものだが、
「これを目印に他の攻撃目標を確定したので攻撃から外された」
という話をうかがった。ありうるかもしれぬ。
さらに驚くのは、耐震補強などはまるでなされていないこと。
「診断の結果、必要ないとされたんですよ」というからすごい。
いまも現役だが、日本の航空遺産としても第一級の価値と思う。

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2010/07/30

島のシンプル

以前ご紹介した多良間島空港のバス停ほどではないが
石垣島空港のバス停の名前も、とてもシンプルだ。
Ishigaki_is_001
島に空港はひとつしかないのだから、これで十分。
とはいえ大島空港や八丈島空港のバス停は違ったもんなあ。
石垣島のシンプルさは空港だけではない。
信号機にも、ただ「郵便局前」とだけ書かれていた。
Ishigaki_is_002
石垣島には郵便局もひとつしかないのだろうかと調べたら
けっこうたくさんあった(笑)。

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2010/07/29

羽田空港の特別機たち

空港の送迎デッキや外周からではうまく撮れない飛行機が
出発待合室あるいはバスボーディングのときに撮れることがある。
ただし、いつもスポッター向けの写真が撮れるとは限らない。
Bus_boarding_001
<運転席ごしの臨場感も個人的には嫌いじゃないんだが…>
実はこのあとバスが右カーブしてターゲットは正面に。
もちろんガラスごしではあるが証拠写真はバッチリ撮れた。
Bus_boarding_002
<このときはお手上げだった。せめて窓が開けられればねえ>
Bus_boarding_003
<バスを降りてから、タラップを登るまでのチラリズム>
窓側席ならば、機内からばっちり撮れただろう…フィルムで(笑)。

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2010/07/28

シャワートイレ

ウォッシュレットというのはTOTOの登録商標なので
他社の製品は温水洗浄便座などとワケのわからん呼び方をする。
あるいはINAXならばシャワートイレだ。
って、普通はこういうの(↓)がシャワートイレなんじゃない?
Shower_toilet_001
<赤い矢印のところにシャワーがついている>
Shower_toilet_002
<シャワーヘッドのクローズアップ。小ぶりだけど、ごく普通>
Shower_toilet_003
<横から見たところ。後ろにレバーがついている>
で、このレバーを押すとシャワーが出る。
Shower_toilet_004
<ウォッシュレットよりも水量と勢いがあるかな>
中東に行くと、見かける。公衆用の便所(↓)にもある。
Shower_toilet_005
<これはちと高級だけど、普通のショッピングセンターとかにも>
ちなみに日本の公衆便所でも和式と洋式が併設されているように
古い便器が選べるところもあって、それはシャワー以前だった。
Shower_toilet_006
<壺の水がなくなったらどうするんだろう。ま、紙もあるけど>
あ、奥の壁にあるのが水の補充用の蛇口だったのかな。
人のいないときにコソコソ撮ってるから(苦笑)よく研究してない。

いずれにせよ、僕はまだ使ったことはないです。
どうすれば服を濡らさずにケツが洗えるのか想像がつかない。

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2010/07/27

暑さ対策

暑中お見舞い申し上げます。
あんまり暑いとへばってしまうのは人間も飛行機も同じでして…。
Pond_racer_e_001
ポンドレーサー。着陸後は風を送り込んで強制冷却していた>
流れを受け続けていないと死んでしまうマグロみたいな飛行機。
だけど、ぎっしり詰まったエンジンルームを見ればなんとなく納得。
最速をめざすために、ぎりぎりの設計をした飛行機だったのだ。
Pond_racer_e_002
<すごい…というか、暑苦しい(笑)>

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2010/07/26

設計者の想像力

昔、日産の桜井眞一郎さんをインタビューしたことがある。
R31スカイラインの開発が進められていた頃だと思う。
その先代のR30からRSというスポーツモデルが登場していたが
「これにはまだGT-Rという名前はつけられません」といっていた。
GT-Rは単に一番強力なグレードにつける名前ではない。
そんな特別な思い入れを、そのときに感じた。

すでに「スカイラインの父」といわれる大御所だったが、
そうとは知らぬ門外漢なので、若造でも緊張はしなかった。
桜井さんも楽しそうだったと、あとで広報の方から聞いた。
「スカイラインというと、だいたい精神論みたいな質問ばかり」
そんな取材ばかりで、ウンザリしていたのかもしれない。
僕は知識が飛行機ベースなんで「スピリッツ」とは無縁である。
そして桜井さんは日産とはいえプリンス自動車出身とあって、
飛行機に脱線しがちなこちらの質問にもよく答えてくださった。
いうまでもなくプリンス自動車の前身は中島飛行機である。
入社当時の資料室には航空関係の工学書がたくさんあったけど
実際に作るのは自動車の方がむずかしいだろうと言っていた。
フライトごとに、また定期的にプロによって点検・整備され、
訓練されたパイロットがよく制限を守って飛ばす飛行機に対して
自動車は想像もしないような使われ方をすることがあるからだ。

そういう意味ではバイクも同じかもしれない。
Honda_cub_2
<お母さんの背中にもう1人、5人までは楽勝かな>
危ないけどバイク自体に不安は感じられない。立派な機械だ。

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2010/07/25

タラップ今昔

Trap_001
最近の空港ではボーディングブリッジ(PBB)が主流であり
タラップを使う機会は激減している。
またタラップを使う場合でも、昔とは決定的に違うことがある。
それは一番上に立って見送りの人に手を振る人がいないこと。
タラップを使うのはたいてい沖止めスポットだから
たとえ振り返ったところで見送りの人がいるターミナルは遠いし
そもそもターミナルに展望デッキがあるとも限らない。
なんとも味気ない話だなあとは思うけれども。
Trap_002
ただし乗り込む前に「おおっ」と写真を撮る人はけっこういる。
上の写真でも、中ほどの人がカメラをかまえているのがわかる。
やはり、これから乗る旅客機を間近に見上げるのは楽しい。
だから日本でも特別なフライトのときには乗客サービスとして
わざわざ沖止めにしてタラップで搭乗させてくれることがある。
そういうときに便利な屋根なしタラップ車も残されている。

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2010/07/24

英語と日本語

海外に出るのに英語はできた方が便利だ。
英語で苦労している者としては英語圏の人がうらやましくもある。
英語で記事を書けたら、その方がどんだけ儲かるだろうかと
考えたこともあった。いまはあまり考えなくなったけど。
Platform934
最近は英語を公用語にする日系企業もあるようだが
社員の皆さまは御愁傷様です。
仕事はできないけど英語だけはしゃべれる社員が出世する。
よくある外資系企業みたいなことにならなければいいけど、
たぶん無理だろうね。
Hiltn_030_1_1
確かに多言語の人が共同作業をするには共通語(英語)が必要だ。
そうした多言語の人が多い場や会議などでは、日本人同士でも
皆がわかる英語で話すようにするのがマナーかもしれない。
だけど公用語と定める必要まであるんだろうか…と思う。

ちなみに僕は、多国籍な場でも日本人同士では日本語をよく使う。
内容を類推されにくいよう無表情に、外来のカタカナ語も避けて。
周囲にわからない言葉で意志を伝えあえるというのは便利でいい。
Tip
「チップ」と言わずに「こころづけ」といって額を相談するとか。

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2010/07/23

航保大オープンキャンパス

Kouhodai
<ダッシュ400がアプローチするのは航保大にある空港モデル>
7月25日(日)9時半から16時まで、
航空保安大学校のオープンキャンパスがあります。
航空管制官や管制運航情報官、管制技術官を養成する学校。
場所は関空の対岸、りんくうタウン駅から歩いて5分くらい。
管制訓練用のSIMとか普段はあまり見学するチャンスがないし、
教官やスタッフには現役の航空管制官なども多いから、
志望者だけでなくABL愛好家もいろいろ質問するチャンスといえる。

ちなみにりんくうタウンにはアウトレットモールもあって、
僕も関空取材の合間の時間つぶしにジャケットを買ったことがある。
羽田に戻る便が少ないので無駄遣いばかりしてしまうのだ。

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2010/07/22

キッザニアの727

Kizania
<ガキ向け施設のキッザニア東京に置かれている727の胴体>
甲子園(大阪)のものも含めてアメリカから持ち込んだ本物。
機内ではパイロットとCAの職業体験ができるが対象は15歳まで。
う~む、僕が資格を失ってから今日で何年になるんだ?
最近、また自分のトシをよく忘れる(苦笑)。

ちなみに機内の「コクピット」は4台で、こちらはインタークラフト製。
たしか社長の高橋さんは僕と同じトシだったはず。
今度、いくつになったのか聞いてみよう(笑)。

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2010/07/21

信じる者は救われない

Medama_1
ここんとこ「彩雲」と「地震雲」のセットで検索してくる人が多い。
前に書いた記事にひっかかってくるんだろうが、
ちょっと書き方があいまいすぎたんで改めてはっきり書こう。
彩雲は地震雲なんかじゃない、月並みな現象だ。
だから地震のときに彩雲がでていたとしても不思議じゃないし
彩雲なしに地震がおこっても不思議じゃない。
要するに彩雲と地震は関係ない。
彩雲が地震雲だなんて騒いでいるヤツは、ただの迷惑者だ。
たかが冗談にめくじらたてるなと言い訳されるかもしれぬが、
間に受けてしまうのがいることを考えるとかなり有害といえる。
それを軽く見ているとホメオパシーで子供を殺しちゃう助産婦とか、
血液型で就職差別をする経営者(あるいは採用担当者)とか、
くだらないヤツがどんどん増長してきちゃうんだよ。

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2010/07/20

レンズ・プロテクター

僕はかなり長い間、レンズフィルターを使わずにいた。
無色透明のプロテクトフィルターとはいえ
レンズの前に余計なものを置きたくなかったからだ。
それでレンズ面に傷がついたら、新しいのを買えばいい。
そういう割り切りも、いさぎよくて悪くないと思っていた。
が、最近はプロテクトフィルターをつけるようにしている。
Shizoka_128_1
<だって雨滴や泥がついても服とかで無造作に拭けるじゃん>
要するに無精になっただけのようだが、
この前はフィルターつけていてよかったと思った。
もしつけていなかったら、そこで撮影を終えないとならなかった。
Protect_1_1
<狙撃でもされたかな(笑)>

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2010/07/19

空飛ぶジープ

アメリカではまた「空飛ぶ車」の試作機が飛んだそうだ。
こうした試みは過去にも何度かなされているが、
商業的には成功したものはない。さて今回はどうだろう。
Rotabuggy
<1943年にイギリスで試作されたロータバギー>
一見ヘリコプターのようだがオートジャイロ。
空中での推進装置はないため自力では飛べず曳航する。
ロータシュートP5の自動車バージョンと考えればいいだろう。

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2010/07/18

着衣水泳

小僧が通っていた小学校では毎年プールで着衣水泳をした。
泳ぎの達者な人でも、服を着たままではうまく泳げない。
それを実地に体験してサバイバル能力を高めようというわけだ。
あまり多くはないが同様な訓練をしている航空会社もある。
水着で訓練をするよりは、かなり実戦的であると思う。
Malaysia_pool
<マレーシア航空の着衣水泳訓練>
ここで注目したいのは、着たままのユニフォームだけでなく
さらにライフベストをつけて浮いている様子だ。
イメージでは上半身全体に浮力をもたせてくれそうだが、
実際には首ねっこをつかまれて浮かされているという感じになる。
また普通の水泳のように顔を下に向けるのはむずかしく
あおむけのまま背泳ぎのように進む方がよい。
実際に体験訓練でもできれば申し分ないのだが、
そういうものかと知っているだけでも、生存率は高まると思う。
これから夏休み、水の事故にはお気をつけください。

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2010/07/17

世界中に平行線

滑走路の数字は方位を示している
だから同じ数字の滑走路があれば、だいたい同じ向き。
遠い異国の地でランウェイナンバーを見るたびに
「これは、日本のあの空港の滑走路と平行なのか」と思う。
Rwy24_1_1
<地球は丸いんだから…とかいう屁理屈はなしね、旅情だから>

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2010/07/16

ガンダム、東静岡駅前に立つ

ちょうど新幹線に乗る用事があったので「E席」をゲット。
新富士をすぎたあたりでコンパクトデジカメを出してソワソワと。
Shizuoka_gundam_001
<は、早いぞ、こいつ!>
しかも思ったより遠くて、邪魔モノもたくさん(涙)。
Shizuoka_gundam_002
<かなり悔しい結果であります>

で、帰りの新幹線でリベンジを図った。
隣の乗客の目もはばからずに一眼レフまで出して…(笑)。
Shizuoka_gundam_003
<でも、しょせんは証拠写真(涙)>

今日からANAでガンダムジェットが就航。
貨物機ではなく旅客機に載せましたか~。

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2010/07/15

オリジンを大切にする

Garuda_dc3
<ガルーダ・インドネシア航空の本社地区に展示中のDC-3>
「これが私たちの最初の飛行機です」と誇らしげに説明された。
よく聞いたら同型機をそのように塗っただけなのだが、
それでもこういうのを大切にする姿勢はいいもんだなと思った。
キャセイのように本当の1番機が残されているのはごく稀だが
ANAのJA7008は同じように貴重な機体といえる。
あるいは同型機ながらDC-3の機首を展示しているのも悪くない。
カンタスのようにレプリカだって歴史を大切にする気持ちは伝わる。
JALのJA8001の機首も本社ホールに飾ればいいのに。

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2010/07/14

ひとつの社会実験として

最初からフリーランスの僕は、労働組合とは無縁である。
だけど労働者の権利や生活を守るためには
こうしたシステムは必要だろうと思っている。
好きとか嫌いとかじゃない。
某労組からくだらぬ因縁をつけられたときにはうんざりしたが
それでも労組がなければ今よりもひどい状況が増えるだろう。
せめてそれがちゃんと機能することを祈るばかりだ。
Paris10_001
しかし世の中には労組を目の敵にする人も多い。
資本家に限らず、保守系政治家とか、労働者さえも(笑)。
日教組なんか、社会の害悪を一身に背負わされている(爆笑)。
ここは一発、思い切って解散してみたら面白かも。
それで世の中がどれだけ「バラ色」になるか検証させたらいい。
あるいは何でもかんでも日教組のせいにする人たちが、
次にその攻撃の矛先をどこに向けるのかを見てみたい(笑)。
ローレンツによれば、攻撃衝動の対象を奪われた魚は
どんどんその対象条件を緩和していくらしい。
最初はオス同士、オスがいなければそれを模した模型、
それすらなくなると水槽のスミに向かって攻撃するようになる。
…うろ覚えだけど、まあ人間も同じようなもんでしょ。
Paris10_002
今日は、フランスの革命記念日だ。

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2010/07/13

ウイングライト

旅客機にはいろいろなところにライトがついている。
着陸灯とか衝突防止灯はわかりやすいけど
「なんだこれ?」ってライトもある。
Wing_light_000
<たとえばA330の胴体に埋め込まれた2つのライト>
夜間緊急脱出の際に避難路を照らすライトというのもあるけど
これはちょっと違うだろう。たぶん翼やエンジンを照らすライトだ。
Wing_light_001
<おお、けっこう明るい!夜景撮影のアクセントになるね(笑)>
ちなみにコクピットを見れば、ちゃんとスイッチがある。
Wing_light_002
<「EXT LT」はエクスターナルライト、つまり外部灯火のこと>
いずれもA330だけど、他の旅客機にもついている。
Wing_light_003
<777はプッシュボタン式だね。ちょっと設計が新しい>
Chiba
<これはMD90だったかな。エンジンライトはあったかなあ>

で、何のために翼やエンジンを照らすのかというと、
アイシングが発生していないかどうかを見るためだ。
もちろん「見るだけじゃ仕方ないじゃん」という人のために(笑)、
ついた氷をとかすための装置もついている。
Wing_light_004
<さっきのライトのスイッチのすぐ上だね>

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2010/07/12

そっくりカメラバッグ

China_bag
<中国で見かけたカメラバッグ…ナショジオにそっくり
たぶん使いにくいところまで、そのままなんだろうな(笑)。
ただし色はちょいと違う。
もっと黒っぽいのでも出してくれたら、欲しくなるかも。

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2010/07/11

レトロばやり

Lh_retro_001
<ただの証拠写真だけど、レトロカラーのルフトハンザA321>
ANAのモヒカンも含めて、レトロカラーの旅客機が増えている。
でも車にまで塗ったのは初めて見た。
Lh_retro_002
<しかもスマートとは>

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2010/07/10

どんどこ

子供の頃、裏庭にドラム缶があって家のゴミを燃やしていた。
それをなぜか知らぬが、「どんどこ」と呼んでいた。
「どんど焼き」というのがあるけど、なんか関係あるのかな。
東京の吉祥寺でも、そんなに珍しい光景ではなかったと思う。
だけど、そのうちに周辺の住宅も密度を増してきて
「灰が飛んでくる」って苦情も寄せられるようになってやめた。
そういやチャボもうるさいって苦情がきて処分したんだった。
チャボの苦情の方が先だったかな。
最近では灰の他にもダイオキシンがどうのともいわれており
勝手にゴミを燃やすことを禁止している自治体もけっこうある。
Dondoko
<久しぶりに見た。ゴミ入れて燃やしてみたい>

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2010/07/09

ウイングチップフェンスの翼端渦

エアバスA320やA380についているウイングチップフェンス。
目的はウイングレットと同じく誘導抵抗を小さくするということ。
できればウイングレットもこうして下にも伸ばしたいところだろうが
離着陸時に機体が傾いたときに地面に接触させやすくなる。
だから、相当に余裕のある飛行機でないとつけられない。
Wing_tip_fence_1
<わかりずらいと思うが赤線内にかすかに翼端渦の雲が見える>
このとき上のフェンスからは渦の雲は発生していなかった。
ほお~、そういうものですかと、これからじっくり考えてみたい。

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2010/07/08

花をいただく

Flower_salad
<はじめて食ったんだけど、「なるほど花だ」という味がした>

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2010/07/07

電線の束

旅客機で使われている電線の総延長は数百キロにおよぶ、
などと言われても「へえ~」と答えるのがやっとだ。
だってピンとこないもの。
しかし、そんな電線の束を見せられれば「うおっ」と思う。
Wire
<几帳面にまとめられた束が床下に何本も通っている>
1本でも断線したら、修理するの大変そうだ。

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2010/07/06

まともな企業(?)の恥メール

ときどき心あたりのない会社からニュースレターのメールが届く。
だいたい無視して削除してしまうのだが、
それも定期的に届くようになるとかなりうっとおしい。
こういうのにはたいてい、「ユーザー登録を行われた方で、
なおかつ登録時に配信を希望された方にのみお送りしております」
なんて書かれている。さて、僕がそんな希望をするものか。
Corel_001_1
もちろん「希望する」なんていうチェック欄をこっそりつけられて、
僕が愚かにもチェックを外し忘れたという可能性もある。
そういう姑息な会社って、けっこう多いんだよね。
そこで仕方なく配信停止の手続きをしようとしても、できない。
ユーザー登録なんかした記憶がないから、
配信停止のために必要なログインすらできないのだ。
Corel_002_1
というわけで、このところ困っているのがCOREL(コーレル)社。
ここの製品なんか買ったことないけど、
いまのPCにバンドルされてきたWinDVDあたりが怪しい。
これは便利に使わせてもらっているけど、
コーレル社はうんちメールが届くたびに嫌いになっていく。
とりあえず迷惑メールとして受信拒否にしておくか。
Corel_003
<ついでに、やはり利用した覚えのないオンラインラボのも>
詐欺やイタズラのスパムメールと同じ扱いだよ。
それは企業からのメールとしてはかなり恥ずかしいことだと思うが。

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2010/07/05

747クラシック下地島フライトから1年

Jl743_001
JALの747-300がツアーで下地島を飛んだのが去年の今日。
土砂降りの雨がかろうじてあがって、ほんのりと光もさした。
Jl743_002
いま思えば、祝福されて退役したクラシックはまだ幸せだった。
そのあとのダッシュ400ときたら、まるで厄介者扱いだもの。
Jl744_001
こちらは成田空港で撮影した747-400。
最近は滅多に飛ばないから地上で撮るチャンスばかり多い(涙)。
Jl744_002
あんまり光もさしてないね。

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2010/07/04

どこにでもある風景

Se_asia_002
時差ボケの朝、散歩に出た。ホテルの前には川が流れていたが、
刺激的な臭いがして、すっかり忘れていた昔の東京を思い出した。
隅田川の臭い?あるいは、珍しくもなかったドブの臭い。
Se_asia_003
あちこちで子供たちが寝ていた。暑い国では珍しい光景ではない。
僕だって、昔はよく野宿をしたものだ。
でも、前の晩はスコールのような雨だったのを思い出した。
どうやってしのいだんだろう。
Se_asia_004
急速に経済発展する国では、どこにでもありがちな猛烈な格差。
いや、勢いを失いつつある先進国でもよく見られる光景かな。
東京でも、同じような写真はいくらでも撮れるだろう。
いまさら僕がどうこうできる、どうこうしようとは思ってはいない。
ただ、明日は我が身かもしれぬという覚悟はある。
そういう覚悟が、みんなに必要な時代になっちゃったんだ。

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2010/07/03

ボーイング727の前輪ブレーキ

突っ込みどころが満載の「かぜたん」だが、
そのたびに新しい知識が得られるのはありがたいことだ。
今回の突っ込みは、また仁林敬さんから
ノーズギアにはブレーキがないと書いたら
「前輪にも立派にブレーキが装備されている飛行機もあります」と。
まあ、世の中にはそんな酔狂な飛行機もあるかもねと思ったら、
「それはB727です」ということで心底びっくりした。
日本でもおなじみの、そんなにメジャーな飛行機だとは。
あわてて博物館の727の写真を引っ張りだしてみたが
どこにブレーキがついているのかよくわからない。
727_nlg_brake_001
<フューチャー・オブ・フライトのイースタン航空727-100>
仁林さんに写真を送って見ていただいたのだが、
「博物館の機体なので取ってしまっているのかも」とのこと。
727_nlg_brake_003
<システム図を見ると、確かに前輪にもブレーキがついている>
調べてみると、他にも前輪にブレーキを持つ機体がちらほら。

仁林さんには、前輪ブレーキが原因のトラブルなども聞いた。
たとえばスラッシュランウェイで溶けかかった雪がユニットに入り、
それが上空で凍結するとタイヤが固着してバーストの原因になる。
主輪はブレーキの熱で雪が完全に溶けてしまうのだが
前輪ブレーキは常に使うわけではないのでそんなこともあるらしい。
「特徴あるチャインタイヤも懐かしいですね」といっていただいたが、
実はわざわざこの写真を撮ったのも、それを記録するためだった。
前輪がハネた水をリアエンジンに吸い込ませないために
サイドウォールにちょっとした張り出しが設けられているのだ。

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2010/07/02

オリンピック招致のおこぼれ

石原都知事がオリンピック招致に使ったといわれる150億円
ほとんど電通に流れただけで終わったのかと思っていたが
僕たちにもおこぼれがあったのを思い出した。
Olympic2016
<カッチョいい(笑)東京オリンピックの招致シール>
たぶん東京の学校ではみんなに配られんじゃないかな。
せっかく税金を使って作ったのだから有効活用しないとね。
皆でこっそり都庁の壁にでも貼ってきますか
警備や掃除の人はたいへんだろうけど、石原は喜んでくれるはず。

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2010/07/01

出窓の飛行機

Fi156
<ドイツのフィーゼラーFi156シュトルヒのコクピット付近>
偵察機や観測機として使われたんで、窓が大きく張り出している。
あとは低速飛行で機首をうんと上げると前が見えないからかな。
なにしろ強風時にはバックしながら着陸できたとさえいわれている。
An2
<よくわからんのがソ連のアントノフAn-2の出窓>
星型エンジンを装備した尾輪式の飛行機とはいえ、
わざわざ出窓が必要なほど前方視界が悪いんだろうか。
ユンカースJu52なんか出窓にしていないよね。
…やっぱ、パックしながら着陸できるのかな(笑)。

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