ノーズタイヤのブレーキ
ジェット旅客機の離陸速度は時速300キロくらいになる。
当然、空中に浮いた直後のタイヤは猛烈に回転している。
これを機内に収納するときには、
自動的にブレーキがかかって回転を止めるようになっている。
<エアバスA380>
とはいってもメインギアにはブレーキがあるがノーズギアにはない。
(追記。実はノーズにもブレーキがついている機体もあった)
だからタイヤが収納される部分にブレーキがつけられている。
<ボーイング737>
中央の左右に黒っぽく並んで見えるのがブレーキ。
<ボーイング777>
こちらは左右に渡したバーにブレーキがついている。
いずれもタイヤをギューっと押さえつけて止める単純なものだ。
ちなみにボーイング747の場合だと、
ホイール込みのタイヤの重さは約300キロほどもあるという。
そんなものが時速300キロで回転するというのだからすごい。
それをここに押さえつけて強引に止めるのかと想像すると
ちょっとゾクゾクする。
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