THE AVIATOR
NCA、日本貨物航空の会議室に置かれていたブロンズ像。
「ジ・アビエーター」というタイトルがつけられていた。
747-8のローンチを記念してボーイングから贈られたものという。
無造作な置かれ方だし、それだけならば「ふ~ん」という程度。
ところが同じ像をシアトルの飛行博物館で発見してびっくり。
説明を見ると、モデルは若き日のエルレイ・ジェプセンという。
航空図の代名詞ともなっているジェプセン社の創始者だ。
ジェプセンは1907年生まれの郵便パイロットだった。
最初は自らのフライトのために航空地図を作ったが、
それはすぐに評判となって1冊10ドルで販売されるようになり、
さらに内容を充実させながら世界を代表する航空図となった。
その”ジェップ”チャートを早くから導入したのがユナイテッド航空、
つまりボーイングの航空輸送部門(当時)である。
またボーイングは2000年にジェプセン社を子会社化している。
そんな因縁もあって、ローンチの記念品にも使われたのだろう。
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