五式戦闘機
五式戦は三式戦「飛燕」のエンジンを空冷に換装したものだ。
ドイツのフォッケウルフFw190が液冷エンジンへの換装後も
同じくFw190という名前のままでいたことを考えると、
わざわざ新しい制式名をつける必要はなかったのではとも思う。
が、実機を目の前にするとやはり飛燕とはだいぶ印象が違う。
<RAFミュージアムに展示されている五式戦>
空冷化と同時に腹の下のラジエターを撤去し、
さらにキャノピーを水滴型に変更したモデルということはあるが
「これって本当に飛燕ベースなのかなあ」というほど変わっている。
僕の知っている飛燕は知覧に幽閉されているものだけだが
プラモデルは何機も作ったから、それなりのイメージはあるのだ。
<光の加減で胴体側面に追加されたフィレットの様子がわかる>
紫電改ほどではないにしろ、これで印象が変わったんだろうか。
<わざわざフィレットをつけたというほどのふくらみではないけど>
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