« SAABの旅客機 | トップページ | THE AVIATOR  »

2010/04/19

逃げ場を作らない正義感

日本は世界有数の喫煙者天国だと主張する人は多いが
ひんぱんに海外に出ている実感からすると、そうでもない。
喫煙に厳しいと思われているシンガポールやアメリカですら
喫煙環境としては日本よりも恵まれていると思うことがある。
たとえば日本では、街区全体を禁煙とする場所が増えている。
海外の屋外では、ここまで厳しくされたことはない。
規制はしても、ちゃんと逃げ場所や居場所は残してくれている。
日本の喫煙禁止エリアにも喫煙所が設けられている所はあるが、
まるでない所もけっこうあるし、
わずかに残る喫煙所すらなくしてしまえという動きもけっこうある。
Afternoon
確かに街なかの喫煙所は目障りなものだろう。
臭いし、邪魔だし、社会不適格者のクズどもが集まってくる。
しかしここで煙草を吸っているのはルールを守っている人たちだ、
ということくらいは認識しておいてもらいたい。
禁煙場所で喫煙したり、歩き煙草をしている連中とは違う。
かろうじて残されたた場所で、やれやれと一服しているのだ。
喫煙所がないときは喫煙席のある店に逃げ込むこともあるが、
神奈川では松沢知事の主導でそれすらも禁止しようとしている。
つまり、わずかな逃げ場所すらもなくしてしまおうとしている。
それをいかにも正義漢づらしてやっているところが、気持ち悪い。

喫煙を例にとったから共感を得られにくい話になってしまった。
でも、僕はもし嫌煙者になっても松沢には投票しないだろうな。
それ以前に、神奈川県民じゃなくてよかったです。
ま、僕の暮らす東京都の知事も自慢できたもんじゃないけど…。
そういえば松沢と石原って仲良しなんだって?
Parachute
パラシュートも一部に布を張らずに空気の逃げ道を用意した方が
安定して降下することができる。う~む、象徴的だ(笑)。

|

« SAABの旅客機 | トップページ | THE AVIATOR  »