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2010/03/13

前がいいかな、後ろがいいかな

Breguet19
<赤い色が素敵なブレゲーXIX(19)改 「疑問符」号>
初めてパリからニューヨークへ西行きの無着陸飛行に成功したが
大量の燃料を積むために「SUPERBIDON」と呼ばれた。
BIDONは缶のことである。特大の石油缶、といったところだろうか。
乗員は前後に2名。前席は機首上の張り出しが邪魔なためか
コクピットやウインドシールドの幅が広くとってある。
これに比べると後席は簡単ですんでいるが、
だからといって前が見えやすいということはなさそうだ。

それより前席と後席の「むきだし感」の違いといったらどうだろう。
デュドネ・コストとモーリス・ベロントの2人が乗って
ニューヨークまでは37時間18分かかったそうだけど
前後席で疲労はまるで違ったんじゃないだろうか。

ちなみにリンドバーグの東行き飛行は追い風で33時間30分。
ライアンNYPはクローズドコクピットで眠気に苦しんだそうだから、
あえてオープンコクピットにした…ってことはないんだろうな。

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