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2010/02/06

ロッキードにまつわるエンジン2種

ロッキードXFV-1は米海軍が試作させたテイルシッターVTOLだ。
二重反転プロペラを装備してロケットのように上向きで離着陸する。
エンジンはアリソンT40-A-14ターボプロップ×1基。
だから僕は単純に「単発機」だと思っていた。
いや、実際に単発機ということになっているのだが…そうなのか?
T40a6
<同系列のT40-A-6ターボプロップ・ツインパックエンジン>
その名の通り、エンジンを二つ束ねたような仕組みになっている。
写真ではわかりにくいが、2基の「エンジン」を横に並べ
その回転軸を前方に伸ばしてギアボックスでつないだような形だ。

だが、これと同じくエンジン2基でひとつの二重反転ペラをまわす
ブリストル・ブラバゾンは、ペラ4つの8発機とみなすのが普通だ。
ならばこれも「双発機」といってもいいのではないかと思うが…。
あ、そういえば2基のエンジンを前後にタンデムにつないだ
イタリアのマッキM.C.72も「単発機」だったっけ。う~む。

航空博物館のエンジン展示は地味なものだが、
あれこれ注意して見ると、なかなか面白いものもある。
ちなみに見た目はきわめて地味だけど珍しいエンジンがこれ。
Xl1
<ロッキードXL-1液冷25馬力エンジン>
古いスペル時代のロッキード兄弟が作った唯一の航空エンジン。
単発・単座のS-1複葉機用に作られた。

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