壊れにくくする安全策と壊れやすくする安全策
<ダイヤモンドDA42のドア。なんて呼んだらいいものやら>
形やタイプはさまざまだが、
飛行機のドアというのは「前に向けて開く」というのが基本だ。
もしロックが不完全で不意に開いてしまうようなことがあっても
風圧はドアを閉めるような方向に作用して、より安全だからだ。
しかし戦闘機のキャノピーは後方に向けて開くものが多い。
ロックが外れたらあっという間にスッ飛んでいってしまいそうだが。
<RF-4EJもF-15Jも後ろに向けて開くキャノピーを備えている>
戦闘機の射出座席で緊急脱出する場合には
キャノピーがサッサとスッ飛んでくれなければ困る。
だからわざと壊れやすい方向に開けるようにした…のだと思う。
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