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2009/07/08

色あざやかに見えなくてもいいはず

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<見る人によって多少色が違っても、困らないこともあるだろう>
少し前のフライト・グローバルに、ちょっと楽しみな記事がでていた。
米英の航空局(FAAとCAA)がスポンサーとなって、
ロンドン市立大学の研究所が色盲/色弱研究を行ったそうだ。

現在、約8%の男性には何らかの色覚異常があるという。
そしてパイロットをはじめとする多くの職業では、
わずかでも色覚に異常があるというだけで欠格としてしまっている。
だが一口に色覚異常といっても、人によってその程度はさまざまだ。
実際の業務遂行には支障がないというケースもあるだろう。
では、どの程度ならば問題なくパイロットが務まるのか。
それを従来より厳密に判断するための研究が行われたのだという。

この研究結果が実際の航空身体検査基準に反映された場合、
これまで色覚異常として不合格になっていたパイロット志望者のうち
35%程度にプロパイロットとしての道が開けるだろうという。
こうした研究が早く日本を含む世界中の航空規則に反映され、
また航空に限らず理不尽に色覚異常を排除してきた分野にも
見直しのきっかけになってくれればいいのだが。

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