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2009/05/17

カミナリに撃たれる

飛行機は雷を受けやすく、また受けても安全に作られている。
実際に、飛行機に雷が落ちるのは珍しいことではない。
とはいえ実際に自分の乗った飛行機が雷を受ける機会は少ない。
僕もこれまで数えきれないほど飛行機には乗ったけど
雷に当たったのは、つい先日でようやく2回目である。
関係者の方々には申し訳ないが、待望の、といえる。うれしい。

1回目の被雷は10年以上も前のことだろうか。
夜のフライトで目をつぶってウトウトしていたら、
突然目の前でストロボをたかれたように視界が赤く光った。
「うお、ひょっとしたらカミナリ(はあと♪)」と思ったが、それきり。
もし目を開けていたらどんなだったろうと、ずっと気になっていた。

今回は、たまたま目を開けていた。
羽田空港を離陸して間もなくの上昇中に、もちろん前触れもなく。
キャビン右前方がストロボのように光り、鈍い打撃音がした。
「うお、カミナリ?」とときめいていたら、すぐにニ撃目を受けた。
だいたい同じような場所が光り、同じように低く打撃音がした。
地上は雨だったものの、雷鳴雷光もなかったから意外だった。
ラッキーだが、もし機体が損傷していたら引き返す可能性がある。
飛行機は雷に対して安全に作られているが、壊れることもあるのだ。
僕だって用事があって乗っていたのだから、戻られたら困る。

しばらくして「雷が当たったけど安全に支障ない」とPAがあり
飛行機はそのまま目的地まで飛んで無事に着陸した。
風切音に変化がなかったからレドームに穴ということもなかろうが、
ひょっとしたら焦げたりしているかも…と、降りてからチェック。
う~む、ターミナルビルのガラスごしではよくわからん。
Thunder
<あのへんに被雷かな。先っぽに落ちるとは限らないんだね>

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