ヘリコプターでは頭上と後方に注意
<ナイアガラの滝の遊覧飛行に使われていたベル412>
ヘリコプターというのは着陸してもすぐにはローターを停められない。
だからお客さんはローターのまわっている間に降りるのが普通だ。
頭上に凶器のようなブレードがブンブンとまわっているのだから
(もちろん当たったら、ただではすまない。たぶん死ぬ)
頭を低くして真横、もしくは前方に向けてヘリコプターから離れる。
後方にはもうひとつ、テイルローターという凶器が回っているからだ。
でも普通に、背筋をまっすぐに歩いても十分な余裕がありそうだ。
たぶん、ジャンプしたってローターまで手が届かないだろう。
なのにやっぱり姿勢を低くしなさいといわれる。
これはヘリのローターが前後左右に傾くようにできているからだ。
地上ではおとなしく真っ直ぐに回すようにしているが、
何かの拍子にローターが低く下がってこないとも限らない。
それで、自分のシッポを叩いて墜落してしまった事故もあるのだ。
機体によってはあまり心配ないけど、素人には見分けがつかない。
だから、やはり頭は低くして乗り降りした方がいい。
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