メテオとミーティアとメテオロジー
1979年に「メテオ」という邦題のアメリカ映画が作られた。
原題は「METEOR」、つまり「隕石」だ。
だがいったい、どうしてこれを「メテオ」などと表したのだろう。
それ以前から「ミーティア」という言葉は一般的だった、と思う。
この方が英語の発音に近い。あるいは「ミテオ」の方がマシだ。
これなら「映画ミテオをミテヨ」なんてダジャレくらい言えただろう。
なのにあえてメテオにするとは。
<グロスター・ミーティア。イギリス最初の実用ジェット戦闘機>
考えられるのは「METEOROLOGY」からの派生。
これを日本語では「メテオロジー」と表記する。
「だったらメテオじゃん」と映画会社が考えたのかどうかは知らぬが。
まあ発音はともかく、もうひとつ不思議なのは
メテオロジーが隕石学ではなくて気象学であるということ。
どうもミーティアは隕石に限らず「空から降るもの」をさしたらしい。
たとえば雨とか雪とかも、たぶん昔はミーティアの一種だった。
で、そういうのを研究したのがメテオロジーということのようだ。
でもメテオよりトホホなのはミーティア戦闘機のエンジン配置かな。
主翼の桁を通すのが大変でしょ、こんな風にしたら。
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