ヘリテック・エアロサービス誕生
「航空カメラマンをこころざしてから、
多くの人から異口同音に忠告されたのは
『飛行機じゃメシは食えん。やめとけ』ということ。
これはカメラマンという職業に限らず、航空にかかわる
多くの人に共通したアドバイスとなるのではないか。
その華やかな印象とは裏腹に、
この世界はまだマイナーなのだ。
だが、それだけに熱意がある。
金だけでは割り切れない、
飛行機に対する思い入れを誰もがもっている。
そんな魅力に取りつかれて、
ぼくも飛行機から足を洗えずにきた」
※山海堂「パワードフライト・ブック」あとがきより。
これは僕が初めて書き下ろした本に書いた文章だ。
20年くらい前の本だが、状況はまったく変わっていない。
あんまり儲からないということも、
金だけでは割り切れない魅力があるということも。
そんな熱い思いの会社がまたひとつ誕生した。
ヘリテック・エアロサービス。
「高積雲」としても知られる小川聖さんの夢をカタチにする会社だ。
<前席・小川聖パイロット。後席・野口克也カメラマン>
※イカロス出版「THE PILOT」誌用に撮影。
撮影用にドアはずして…風邪ひかないようにね。
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