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2008/06/20

続・オープナーなしでワインを…

「年代物」のワインを大量にいただいた。
健康を損ねてしまったためにアルコールはもう飲めないのだという。
そこで「お宝」をそのまま20年ばかり寝かせてしまったのである。
…まあ、それはそれは大変なお宝だった。
Wine_08
いただいたときに瓶が濡れていた。輸送中に割れてしまったのか?
チェックしたけど割れてはいなかった。
ただ、コルクがワインの中に落ちていただけだ、だけだ、だけだ…。
瓶口をおおう金属のシールはそのまま無傷で残っていた。
つまりコルクは自然に落ちてしまったのである。
中の、かつて白ワインだった液体は濁った麦茶のようになっていた。
他のワインもチェックしたが、コルクが落ちていたものはなかった。
ただ、どれも同じように濁ってしまっていた。
念のためにコルクをワリバシで軽く押したら、どれもストンと落ちた。
ワインのコルクはそんなに軟弱ではないことを、僕は知っている。
赤ワインは色はマシに見えたけど、濃いからわかりにくいだけだ。
グラスに注いだらやはり濁っていたし、味も破綻していた。
シャンパンもあった。これは濁ったロゼのような色だった。
シャンパンではなくスパークリングワインと書いてあれば、
こういう種類もありなのかなと飲んでしまっていたかもしれない。
炭酸というよりも別の理由で舌にピリピリときたかもしれない。

のんべえだった贈り主にそんな報告をしたら大笑いしていた。
少しは、大好きな酒を飲めないウサ晴らしになったかもしれない。
やはり高級ワインも、大事にしまっておくより早く飲んだ方がいい。

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