かぶと虫のシーズン
子供の頃、学研の科学には天体望遠鏡の付録がついてきた。
ただしそれは、プラスチック容器に水を満たしてレンズとし(?)、
鏡胴は自分でボール紙を買ってきて丸めるような指定だった。
…違ったかもしれない。かなり記憶が怪しいのだ。
少なくとも僕はそれで月や星を見た記憶がまったくないから、
結局はうまく完成させられなかったのではないかと思う。
しかし今は簡単組立てのプラスチック製天体望遠鏡がついてくる。
作る楽しさはイマイチかもしれないが、
それよりもちゃんと月とかが見えるのがうれしい。
小僧用の、数年前のやつだけど、いまでもたまに月を見ている。
<接眼部にデジカメをあてて撮影。実際の印象はもっと鮮明>
僕の子供の頃の記憶には、こんな「できなかった」がやたらと多い。
モンシロチョウの幼虫はアシナガバチに肉ダンゴにされちゃったし
エナメル線を巻いて作ったブザーはちゃんと鳴らなかった。
だから今、小僧を口実にいろいろ体験できるのはとても楽しい。
去年、同じマンションの人からもらったかぶと虫が産んだ卵、
数日前に土を入れ替えたらサナギになっていた。はじめて見た。
ところが入れ替えた土がカビっぽい。それでまた入れ替えたら、
ちょうど見事に成虫に脱皮(というのかなあ)したところだった。
大急ぎでエサのゼリーとか、それを入れる木とか買ってきた。
まだ土の中にいるから写真はないんだけど、とてもうれしい。
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