60年代スタイル
経済性よりも、より速く、より高く、より遠くへを追求した時代。
そんな60年代テクノロジーの象徴がアポロやコンコルドだった。
それと同じ匂いは、ボーイング727の垂直尾翼からも感じられる。
主翼よりもさらに高迎角まで失速しないでこらえるように
とても大きな後退角をつけた水平尾翼。
3発のリアエンジンとバランスするために短くした後部胴体で
水平尾翼までのモーメントアームを目一杯に確保しようと
これまた大きな後退角をつけた垂直尾翼。
それが結果として、素晴らしいスピードをイメージさせる形になった。
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