プラノフォー(レプリカ)
1871年にフランスのアルフォンス・ペノーが飛ばした
ゴム動力プロペラ模型飛行機プラノフォー、あるいはプラノフォア。
これはアメリカで2002年に新しく作られたレプリカで、
オリジナルの図面にはない垂直尾翼が追加されているが
もし垂直尾翼がなくても無理なく飛んだであろうデザインだ。
二宮忠八さんの烏型飛行器はプラノフォーに匹敵するものだが
飛ばしたのは1891年といわれているから20年ほど遅い。
やはり一部の人が主張しているように
世界初のゴム動力プロペラ推進の模型飛行機というのは苦しい。
ところで前から疑問なのだが、
二宮さんの玉虫型飛行器の模型は実際に飛んだのだろうか。
実機が飛んでいないのは当然だが、模型も飛んでいないのでは。
二宮さんの模型で飛んだのは烏型飛行機である。
これは形からしても、無理なく飛べたことだろうと想像できる。
だが玉虫型飛行器の模型が飛べたという記述は見たことがない。
そして二宮さんは烏型ではなく玉虫型飛行器を大きくして
世界で最初の有人飛行機の実現を狙った。
そこのところで「どうして?」と思ってしまうのだ。
烏型飛行器を大型化した方が成功の可能性は高かったろうに。
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