旅客機の品格
<ダグラスDC-6BとボンバルディアCRJ900>
このところ「品格」という言葉はすっかり色あせてしまった。
品格のない人たちが、やたらと下品に使いまわしたからかな(涙)。
それはともかく…、旅客機にもたしかに品格というものがある。
あるいは風格といった方がいいかもしれない。
それを実感したのはフロリダで初めてDC-3に乗ったときのこと。
座席数からいえばコミューター機と変わらないくせに、
しかもボロボロのくせに、その存在感は圧倒的だった。
それはきっと時代を代表する花形旅客機として作られたという重み。
DC-6BとCRJ900もキャパシティとしてはほぼ同じなのだが、
もちろんCRJの方が快適で高性能なのだが、
どちらが堂々としているかといえば、そりゃあもうDC-6Bの方だ。
これに対抗できる新型機といえばエアバスA380くらいかなあ。
大きいから、ではない。
時代を代表する花形旅客機として作られたもの同士、として。
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