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2007/06/30

非・機能美

Concorde05
性能のいいものは美しい。それを機能美という。
道具はことごとくそうあるべし、
というのはオッサン臭い美意識なのだろう。

若いT君のメガネ、サイドのフレームがぶっとい。
それでは横方向の視界が遮られるだろうにと指摘したら、
「いいんですよ、カッコ優先ですから」と割り切ってる。
げろげろ、メガネだぞ、よく見えなきゃ仕方ねえだろ。

T君よりさらに若いHさんは「そりゃそうですよ」と平然という。
「見えることを優先するなら、コンタクトレンズしますからね」

「げ~、そういうもんなのか」と驚くのは、みな僕と同世代以上。
そして、みな僕と同じく、見事にジジ臭い(涙)。

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2007/06/29

メカにはみな理由がある

と、僕は思っている。どうしてこういうカタチなのか、
どうしてこんなものがついているのか。
どれもちゃんと理由があるはずだから、それを考えるのが楽しい。

で、700系新幹線のウインドシールドの上には把手がついている。
メカというほどかはともかく、これにもちゃんと理由はあるはず。
Jr700
予想では窓拭きとか、ワイパーの修理とか、ガラスの交換とか、
そういう作業のときに体を支えるのに使うのだろう。
なにしろ新幹線のノーズはツルツルでひっかかりがない。
把手で空気抵抗や騒音は増えるが、整備性はよくなるはずだ。
ただし同じくツルツルのスカイライナーには把手がついてないし、
JR東日本系の新幹線にもついていないのが気になったけど。

鉄道の本も作っている編集者に聞いてみたら、
よくわからないと、そっち方面に詳しいライターにあたってくれた。
その人も、あちこち調べてくれたそうだ。ありがとうございます。
やはり車庫での作業のときに、命綱をかけるのに使うらしい。

でも今回いちばん楽しかったのは、鉄道の編集者やライターが、
僕のような素人の質問に「うっ」と思ってくれたこと。
とんだ手間かけておきながら、まったく失礼な話だけど、
これまであんまり気にしていなかったらしい。そういうもんなのか。
それでも「んなものど~でもいいじゃん」ですまさないところに、
専門家としての心意気みたいなものが感じられてよかった。

さらに失礼を重ねるようで本当に恐縮だが、
実は次に新幹線に乗ったときに車掌さんに聞いて答も知っていた。
「これは『くら』で作業するときに使うんですよ」
これまた僕のような素人に平気で「くら」という業界用語を使うのが、
職人さんぽくて悪くないなと思ってしまったのだけど。

Jr700_1
雨の日に車体表面を流れ落ちる水が入り込まないよう
ドアの上には雨どい代わりの細長い板が取り付けられている。
これも「ちゃんと理由のあるカタチ」のひとつ。

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2007/06/28

ウィキペディアにタメイキ

インターネットのフリー百科事典ウィキペディアは便利だけど、
その情報は玉石混交。必ず裏を取るようにしないといけない。
まあ、それはどんなメディアでも同じだけど、とりわけ。
もちろん僕の「かぜたん」だって、あるいは印刷物になった記事も
間違うことはある。でも、その責任は阿施光南が負う。
署名記事というのは、自己顕示ではなく、そうした覚悟なのだ。
ウィキペディアの文責は筆者が負うそうだが、ほとんど匿名と同じ。
正体を隠したまま「私が責任を負います」って…無責任じゃない?

たとえば二宮忠八さんの項を見ると、
「自筆の設計図を元に制作されて飛行実験に成功した事で
彼の飛行理論の正しさは証明された」と書かれている。
…そうなのか? いったいどんな飛行実験に成功したのだろう。

僕の知る限り玉虫型飛行器に最も忠実に作られて飛んだのは
讃岐ウイングスラジコンクラブの方が製作されたラジコン機と
RC飛行機実験工房の方が製作されたラジコン機くらいだ。
いずれも製作過程とフライトの様子がWEBで公開されているが、
どう考えてもまともに飛ばない設計を活かすために
大変な工夫を重ねていることがわかる。
「でも、最後は飛んだのでしょう」というのはオメデタすぎるだろう。
似せて作ったのは基本形だけで操縦系統はまるでちがう。
オリジナル通りではどうにもコントロールできなくて、
最後は主翼にエレボンをつけなくてはならなかった。つまり、
最も重要な操縦装置は後世の智恵に頼らざるを得なかったのだ。
これを読むと、本物の玉虫型飛行器が作られていたとしても
やはりちゃんと飛ぶことはできなかっただろうと確信できる。

もうひとつ「飛んだ」といわれる玉虫型ウルトラライトはどうだろう。
Tamamushi05a
うねった主翼こそ似せて作られているが、
設計通りでは飛ばないのがわかっているから尾翼をつけた。
基本的には二舵式だが主翼にはスポイラーも追加されている。
Tamamushi05b
それで確かに地面からは離れたが、
横風に流されたまま修正できずに観客席に突っ込んでしまった。
その状況は航空事故調査報告書(92-4)に詳しく書かれている。
これで「彼の飛行理論の正しさは証明された」といえるのだろうか。

だから皆でウィキペディアに参加してよくしていきましょう…って?
匿名で?

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2007/06/27

高所恐怖症じゃなくて

高いビルの上から真下を見おろすと足がぞくぞくして怖い。
でも、この程度ならば高所恐怖症ではないらしい。
落ちたら死ぬのだから、怖いのは本能。恐れない方が病気かも。
本当の高所恐怖症というのは、
高いところを想像しただけでパニックになるような症状らしい。

僕もいちおう平気みたいだけど、これはなんだか怖かった。
Cleaning01
CDGで見かけた高所作業車。どうして転倒しないんだろう。

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2007/06/26

空港は広い

だからパイロットも迷子になる心配はある。
そこで、ちゃんと道路標識みたいなやつがある(↓黄色の看板)。
Taxing01
コクピットには道路地図みたいなものも持ち込んでいる。
とりわけ初めての空港では、不可欠。自動車と同じ。
将来的にはカーナビみたいなのも実用化しそうだ。
霧がたちこめたりしていたら、標識も見えにくいから。
Hanedatower01
で、やっぱり道を間違えたら、若い女性の人工音声で
「新しいルートを検索中です…」とかいってくれるのかなあ。

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2007/06/25

衝撃波(イメージ)

Kame01
<亜音速>

Swan01_1
<超音速>

蛇足ながら、水面の波が伝わる速度は音速ではない。
遠浅の海のように波長が水深よりも十分に大きいときの速度は
(重力加速度×水深)の平方根となる。
つまり水深が大きいほど表面波の速度は大きい。

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2007/06/24

短いフライト

Jcabys11_1
昔の成田空港から離陸する航空局のYS-11。
後ろに写っている旅客機も、なんとなく懐かしい。
僕はこのYSに、羽田から木更津まで乗せてもらったことがある。
いうまでもなく、離陸したらもう着陸するようなフライトだった。
「旅客機」でこんな短い距離、もう乗る機会もなかろうと思ったが、
RACの北大東から南大東はさらに短かった。
Kitadaito01
<羽田~木更津は約20キロ。北大東~南大東は約12キロ>

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2007/06/23

軍隊も楽しそう

戦争がなければね。
Bike05
この国、その後も何度かドンパチやっている。
この人たち、元気にしてるかなあ。

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2007/06/22

都市の夜景

Night01

街のあかりを白くうつす雲と、光のあたった街路樹。
長時間露光ではなく、コンパクトデジカメで普通に手持ち撮影した。
実感としてはもう少し暗いにしろ、これが都市の日常的な夜景。
たぶん、一晩中明かりに照らされた街路樹の生理は
もう目茶苦茶なんだろうな。
だからって「今夜はキャンドルを灯して…」なんて趣味もないけど。

今日は夏至です。

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2007/06/21

ミゼット・サブ

Biber01
WWⅡのドイツ海軍ビーバー潜水艦。1人乗りで全長8.9m。

Leechun01
こちらはソウルの戦争記念館に展示されている潜水艦。
全長は10mそこそこという大きさなので、
北朝鮮の工作員輸送用とかを拿捕したものかと思っていた。
なにしろハングル読めないから、推測にすぎないのだけど。

ところで尾翼(っていうのか?)や船体には数字が書かれている。
Leechun02
単純に基準線からの距離(メートル)だと思っていたのだが
とても1メートル間隔とかではない。せいぜい20~30センチ。
では、この数字はいったい何を意味するというのか。

いやあ、調べた調べた。で、当初の目的とは違うことがわかった。
このミゼット・サブマリン、韓国の現役潜水艦の縮小模型なんだ。
ドイツで開発された209型潜水艦「SS-062 リ・チュン」。
本来の全長は56メートルというから、小振りは小振りなんだけど。

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2007/06/20

これまた上野の零戦

Zero001

上野の国立科学博物館の旧航空宇宙館の零戦21型改
床置きされていた時期の写真があったはずだと思っていたが
ようやく発掘できた。
でも、はぐれポジにまざっていたんで、撮影日時は不明。

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2007/06/19

みっともない

早朝の駅って、いろんな人がいる。
Station01
僕は車内での化粧や飲食には寛大だが(また非難される…笑)
カッコいいとか悪いとか思うのは、また別の話で。

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2007/06/18

スーパーマリンS.6Bのオリジナルカラー

S6b07a
シュナイダー杯レースに優勝したスーパーマリンS.6B。
塗られている青は非常に濃く、ネイビーブルーという感じ。
これが1931年のレース当時の色らしい…が、
もともとはロイヤルブルーという、もっと明るい青に塗られていた。
ただ、その塗料は当時の燃料に侵されやすかったとかで
現在に残る濃い青に塗装されたのだという。
S6b07b
フロート後端、表面の腐食を取り除いてみたところ、
オリジナルの明るい青色が現れたのだという。

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2007/06/17

国会議員というお仕事

家族を養うのに、恥ずかしい仕事なんかない。
どんな仕事であろうが、堂々としていたらいい。
Kokkai01
国会中継というのは、見ていて面白いものではない。
とりわけつまらないのは与党系議員の総理大臣への質問。
質問しているのか、ボスにおべっかつかっているのか、
はたまた自己顕示したいだけなのか、よくわからん。
「大変だなあ」って子供は思ってくれるかもしれないけど。

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2007/06/16

超軽量動力機はなぜ墜ちる

Ulpflight01
確かそんな感じのタイトルだったと思う。
20年くらい昔のNHKのドキュメンタリー番組だったか。
頻発するウルトラライト(ULP)の事故が問題となってきた頃だ。
そこでウルトラライトの模型と軽飛行機の模型を用意して
どこかの大学の風洞で抗力だか揚抗比だかを測定していた。
もちろんパイプやワイヤーだらけのULPの揚抗比は低い。
「だから危ないんです」という結論。
ひどく呆れてしまったので、まだ覚えている。
Mlp01_1
少し後で、実験を行った大学の講師と取材先で顔を合わせた。
「あれは、あまりにもひどいでしょう」と苦情をいったが、
「TVはね、仕方ないんですよ」とかいう言い訳だった。
仕方ないのはTVではなくてあなたでしょう、とはいわなかった。
確かにTVも仕方ないから(笑)。
大学の先生といえば(教授じゃなくても)視聴者は信用する。
あんまり無責任なことはしないでほしいものだ。

Wave03
かと思えば色だけで性格を決めつける心理学の助教授もいた。
バカな余興も肩書次第ではニセ科学の片棒かつぎになる。
しょっちゅうTVで嘘八百まき散らして、よくぞ大学が黙っている、
と思っていたら、しばらくして退職。ついにクビになったかなあ。
でも、別の某女子大学が教授で拾ったからすごく驚いた。
近況を調べたら芸能事務所でまずヒットしたけど(爆笑)。

あらためていうまでもないことだけど、
TVだからとか、大学の先生だからとかで信じちゃダメだぜ。

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2007/06/15

ブログでアリバイ

Shinjuku07
<嘘のような、本当のような新宿のパノラマ合成写真>

メールや電話、手紙ではなくブログで近況のわかる人も増えた。
昔の悪友もブログでは大統領以上に多忙そうだった。大丈夫かよ。
出張戻りを狙って職場に電話したが、ついに休みをとったとのこと。
おお、それはよかった。のんびりしてください。

でも、その夜にはちゃんとブログが更新されていた。
そこには「出張でクタクタだったが、頑張って出勤した」と(笑)。
おいおい、とっくにアリバイ崩れてるぜ~。
爆笑しながらメールしたら、不機嫌ながらもシレっとした返信がきた。
「ブログの人格は本当の自分ではない。いちいち真に受けるな」
マジで感心したり心配したりして、ちょっと損した気分。
あいかわらずデリカシーのないやつだ(苦笑)。
そのブログに「大変ですね」なんてコメントつけてる人も、
いい面の皮だな。

まあ僕だって、全部が本当だとは思ってなかったけどさ…、
では、ブログにつづられている日記風の日常は何なのだろう。
こうありたいという願望? それならそれで面白いけど。

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2007/06/14

月着陸船のハシゴ

Lm07b
アポロ計画の月着陸船(LM)はNASMの実機をはじめ
あちこちにレプリカとかが展示されている。
で、いつも不思議に思うのはハシゴ最下段の高さだ。
ご覧の通り、宇宙服の腰くらいの高さなのである。
ゴツい宇宙服を着て、これを登れるのだろうかと思う。
子供の頃は、伸縮式になっているのだろうと思っていた。
だけど、そんな機構はない。
Lm03
もちろん月の重力が地球の6分の1ということは知っている。
筋力はそのままだから、ジャンプ力だってすごくなるだろう。
だけど、やっぱりあの宇宙服である。
重さは約80キロもあるから、6分の1としても約13キロ。
もちろん正座するほどにヒザを曲げられるわけでもなかろう。
宇宙飛行士はピョンピョンと跳ねるように歩き回っていたが、
猛烈に高くジャンプしている映像は見たことがない。

実際、あの高さでも問題なく登ることはできたそうだ。
それでもやはり、もっと低くした方がよかったのではないか。
ショックストラットとの問題があるなら、折り畳み式でもいい。
そんな気持ちを、ぬぐいさることができない。

ああ、地球の重力に縛られる生活が長すぎたか…。

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2007/06/13

洞窟フェチに対抗する

知り合いに「洞窟フェチ」の人がいる。
最初は変な趣味もあるものだなと思ったが、
あちこちの洞窟自慢をされると、ちょっと悔しい。
だが、ここは探検したことがないはず。自慢してみた。
Kan7tunnel01
<環七の地下約50mに掘られた調整池。直径12.5m>

秋芳洞の方がもっと大きい…そうだ(涙)。

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2007/06/12

死角あり

Ad1e02_2

斜め翼実験機AD-1をフォトショップで飛ばしてみて思った。
右側の視界が悪そう。
あと、エルロンの前後位置が左右でずいぶん違うから
ロールコントロールにピッチ運動が派生してしまうかも。
しかも左右で逆傾向。

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2007/06/11

すてきな名前

Hebiichigo01
<小僧が摘んできた蛇苺。このあと、カラスに投げつけてた…笑>

数ある植物の中でも、ヘビイチゴは最高に素敵な名前のひとつだ。
その可憐な姿とは裏腹に、なんだか危険で毒々しい印象がある。
実際には毒はないらしいけど、食うとヘビになりそうな恐怖もある。

このまえ、小僧がたくさん生えているところを見つけた。
僕も教えてもらって、ちょっとうれしい。

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2007/06/10

ときの、きねんび

Toki01
今日は「時の記念日」だ。由来を調べても、面白くない。
でも「ときのきねんび」っていう響きが心地よくて、無視できない。
Toki02

ところで国際線旅客機のコクピットにある時計って、
時間帯を越えるごとに自動的に時間が変わるって知ってました?
…もちろん、うそですけど。

本当はパイロットがいちいち手で変えないとならないから大変。
…というのも、もちろんうそですけど。

UTC(協定世界時)って、こういうときに便利なんだね。

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2007/06/09

似合わない服を着る理由

ここ数年、売ってる洋服が細身になっているように思う。
流行なんだろうが、Tシャツとかも身体にぴったりフィットする。
そりゃあ細身の人はカッコいいだろうが、
そうでない人もぴったりのシャツを着て、さらにはやっぱり流行の
へそだしジーンズをはいて、ゆるんだ背中をまるだしにしている。
贅肉のついたオッサンが自分を棚に上げていわせてもらうけど、
よほどやせてるか鍛えている人でないと、えらくカッコ悪いぜ。
不摂生な肉体はゆったりした服で隠す、が基本じゃないのか。

Tsukayama01
<塚山遺跡の復元住居。父ちゃんの腹、ちゃんと割れてる>

「なんでみんな似合いもしない服をムッチリと着てるんだ」
という疑問に、若い友人は単純明快に答えてくれた。
「そりゃあ、安いからですよ」
細身が流行となれば、店にはそんな服ばかりが並ぶ。
安売りされるのも、そういう服ばかりとなる。だから買って着る。
似合うとか似合わないとかは、二の次なのだ。

皆がそうなのかどうかは知らぬが、説得力はある。
世の中、景気がいいといっているのは政府与党の皆さんくらい。
僕のまわりは、似合わなくても安い服を求める人ばかりだ(涙)。

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2007/06/08

みんなのマルヨン

Misawa104a
<三沢の大空ひろばに展示されているF-104J>

航空自衛隊のスターファイターはあちこちに展示されている。
コクピットをのぞけるよう足場が設けられているものも多い。
が、僕の知る限り一般にコクピットを開放しているのは
青森県立航空科学館前、大空ひろばのマルヨンくらいではないか。
1日に何度か、コクピットに座ることができる。

Misawa104b
<みんなで大事にしようね>

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2007/06/07

後楽園ゆうえんち

Thunderdolphin01
いまは東京ドームシティっていうのかな。
後楽園ゆうえんちは本当に楽しい。特に平日の真っ昼間。
なにしろ、あの周辺には出版関係の会社が多い。
「みんな仕事してるか~、ざま~みろ~」とか叫んでみる快感。
それは郊外の大規模遊園地では味わえない屈折したヨロコビだ。
仕事が遅れてるときに見つかる危険もあるけど、それもまたスリル。
Skyflower01

あ~、最近はぜんぜん行ってないですから。
毎日「かぜたん」の更新してるだけでも風当たり強いし…(弱気)。

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2007/06/06

E-767で低空侵攻支援

E767a01
<フォトショップでギアを消しただけで、おお、カッチョいい>

レーダーは高い所に置く方が遠くまで見える。
ならば飛行機に乗せちゃおうというのがAWACSの発想だ。
一方で本体はできるだけ低く飛んで敵から身を隠しながらも
観測装置だけ高いところに置いて周囲を見回すという発想もある。
OH-58Dのローターマスト上のMMSはたぶんそういう使い方。
AH-64Dのロングボウ・レーダーは他につける場所なかったかな。

E-767でこういうヘリコプター的な運用をしたら、すごそう。
ついでにKC-767の装備もつけて低空で空中給油とか。

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2007/06/05

笑顔であいさつを強制しよう

Truck01
「よお!」「こんちは!」
笑顔であいさつをかわすのは、気持ちがいい。
…規則で強制されるのでなければ。

これはいいこと。でも、できてない。だから規則に定める。
「アタリマエのこと」なんだから、やらない人は相応に処分する。
ここんとこ、そんなのばっかだな。
「ハタ」とか「ウタ」とか「エンゲキ」とか「オッパイ」とか(笑)。
まったく、あんたらのいう「美しい国」って…。
いいことも、どんどんきらいになりそうだ(涙)。

ところで声高に「トクイク」とか「オヤガク」とかいってる皆さんの中に
ベルマーク委員やったことのある人っているのかなあ(爆笑)。

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2007/06/04

飛行艇親子三代

Ufxs001
<三保時代のUF-XSの艇首>

Us1a01_1
<岩国基地のUS-1Aの艇首>

なるほどPS-1/US-1はUF-XSから生まれたのだと実感できる。
全体的なレイアウトは二式大艇の面影を強く残しているが、
このアングルから見ると違いがきわだつ。

H8k001
<鹿屋基地の二式大艇の艇首>

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2007/06/03

化学兵器よりも不気味

Mask01

昔、科学雑誌で化学兵器の記事を書いたことがある。
いまの軍隊は対化学戦の装備を整えているから、
正規軍同士の戦いではあまり大きな効果は期待できない。
使うならイラクがクルド人に使ったといわれるように、
市民をターゲットにするのではないかというようなことを書いた。
まさか、後にオウム真理教の毒ガステロが起こるとは思わずに。

地下鉄サリン事件のあと、TV局から電話がかかってきた。
化学兵器について話していただきたいというような依頼だった。
とはいえ僕は毒ガスの専門家でもないしTVも苦手である。
かわりに参考になりそうな資料をいくつか教えてあげた。

話の最後に、TV局の人はこう聞いてきた。
「ところで阿施さん、オウムではないですよね」
人から色々と教えてもらっておいて、それはねえだろ(苦笑)。
まあ、予言みたいな記事書いちゃったから仕方ないけど。
「違いますよ。僕の専門は化学ではなく航空工学です」
「ですよね、ここにもそう書いてあります」
「ここにって、どこになんです?」
相手は答えなかった。今のようなインターネットもない時代だ。
こんなマイナーな人物の情報を、どうやって調べたんだろう。
それが僕には、毒ガスみたいにおっかない話に思えた。

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2007/06/02

いつの間にか消えてしまった

Kixhanger01

いつの間にか消えてしまって、ちょっと淋しい。
JALのDC-10はそこそこ惜しまれていたようだけど
関空のANAハンガーは人知れずひっそりと。
やはり羽田とかより環境が過酷なのかな。

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2007/06/01

写真を撮られる練習をしよう

今日は「写真の日」だ(僕も知らなかったのだけど…)。

Konan01_1

僕が撮る人物のほとんどは、モデルではなく普通の人である。
写真を撮られるプロではないから、照れるし緊張もするはず。
「偉そうだな」というのを説得して腕組みさせたり、驚かせたり、
あれこれしていい表情を引き出すのもカメラマンの力量といえるが、
撮られる側の心構えも大切だよなと思う。
とりわけ欧米の、いわゆるエグゼクティブと呼ばれる人たちは
そうした専門訓練を受けたのかと思うほど堂々とカメラの前に立つ。
もちろん写真を撮られる機会が多いからということもあるだろうが、
自分がよく見える表情やポーズをよくわかっていて、
また、見栄えのいい写真を撮られることの重要性を理解している。
ヘタに照れて無粋な顔をメディアにさらさない努力をしているのだ。
もちろん出世したいかどうかは人それぞれの価値観だが、
海外ではいい写真を撮られるということも出世のひとつの条件…、
というのが長年、この仕事をしてきての実感である。

ちなみに僕は、残念ながら写真を撮られるのが苦手だ。
どうりで…(爆笑)。

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