« 撮れそうで撮れない | トップページ | 続・日本で最初のピッツ »

2007/05/16

ひとつの象徴としてのハワイ

Hawaiians01
いまどき「ハワイに行く」といっても「あっそ」で終わりだが
「常磐ハワイアンセンター」というと、かなりうらやましがられる。
あ、いまは「スパリゾートハワイアンズ」って名前になったんだ。

「本当にハワイみたいなの?」と聞くのは野暮というもの。
ここは、ひとつの象徴としてのハワイを表現した場所なのだ。
ハワイそのものではなく「夢の楽園」「憧れの島々」をデフォルメ。
だから、ある意味では本物のハワイよりも単純に楽しめる。
Hawaiians02
「しょせん作りもの」なんてバカにしてはいけない。
そもそもハワイだって、きわめて人工的な観光地だ。
カリフォルニアあたりから砂を運んでワイキキにビーチを作り、
金さえ払えば何でもありというコンビニのようなリゾートを実現した。
ならばそのエッセンスを日本で再現できない理由もなかろう。

ただし本物のハワイは日本からの観光客が減り続けているそうだ。
かもしれないなあと思う。
もともと海はたいしてきれいじゃないし、サービスレベルも高くない。
ただ、そこそこの費用と時間で色々と楽しめる気軽さが魅力だった。
でも最近のハワイは、航空券も滞在費もやたらと高いし、
不動産投機に血眼になっている連中が大きな顔をしているし、
新しく作られるお店もブランド品やら高級品を扱うものばかり。
もっともらしく「文化」を語りたがる人が増えて興ざめするし、
多くのホテルは喫煙室をなくして全館まるごと禁煙にした(拍手)。
ハワイは誰でも楽しめるお気楽でお気軽なリゾートを卒業し、
健全で健康で文化の香り高い楽園へと脱皮しようとしているのだ。

…ならば「日本人観光客が激減」なんてボヤくなといいたいが(笑)。
バカと貧乏人と喫煙者は来るな、と簡単にいえばいいんだ。
Hawaiians04
あとは「常磐デリンハム飛行場」でもできたら、
僕も「本物のハワイ」に行く理由はほとんどなくなっちゃうかも。
…バカだし、貧乏人だし、喫煙者だし(爆笑)。

|

« 撮れそうで撮れない | トップページ | 続・日本で最初のピッツ »