好きになる曲、嫌いになる曲
オーケストラ奏者の友人に「クラシック音楽は苦手だよ」と。
「いいと思う曲もあるけど、ほとんど退屈」
こういう失礼なことを率直にいえる友人はとても大切である。
「だろうな。オレも演奏していて退屈だと思う曲は多い」
へえ、ベテラン奏者でもそういうもんなのかと思ったけど、
現代曲だって退屈な曲は多いから同じか。
要はジャンルでなく好きは好き、嫌いは嫌いで割り切ればいい。
ただ、それでもクラシックに苦手意識があるのは、
やたらとウンチクを披露したがる人がいるからかもしれない。
他のジャンルの音楽にもあれこれウンチク屋はいるものだが、
なぜかクラシックのウンチク屋は鼻につく…って、すげえ偏見(笑)。
実際には僕にも好きなクラシック曲はけっこうある。
そういうのは曲そのものがいいなというだけでなく、
いろいろな思い出と結びついているものが多い。
少年時代、美しい女性が弾くピアノに聞き惚れたとか…(爆笑)。
多感な青春期の懐メロがいつまでも「いい」のと同じだね。
で、頼むからそういう曲には鼻につくウンチクを語らないでね。
せっかく好きなのに、嫌いになりたくないです。
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