T1F2の2号機
<入間基地に展示されていたT-1A(T1F2)の2号機>
T-1といえば赤白の派手な機体を思い浮かべるが、
これは1971年の雫石空中衝突事故のあとに
練習機の視認性を高めるために施されるようになったもの。
それ以前は全面白というのが普通だった。
もっとも僕も、そういう現役時代をほとんど知らないのだけど。
そういやT-1も、僕と同い年のヒコーキなんだ。
もう全機引退しちゃって…(涙)。
ちなみにT1F2の「T」は「練習機(トレーナー)」を意味するが
「F」は「戦闘機(ファイター)」ではなく「富士重工」の頭文字。
用途と番号、会社名に派生順を組み合わせた旧日本海軍式。
あるいは昔の米海軍機の命名法にも近かった。
蛇足ながら、後のF-1になるFS-T2改の「F」は戦闘機、
「S」は「支援(サポート)」で、あわせて支援戦闘機を意味する。
要するに攻撃機という名前を避けた苦肉の策だが、ややこしい。
「T2改」は「T-2改」だけど、これも横棒が省略されていて厄介。
…あえてワケのわからない名前をつけたかったのかもしれないが。
| 固定リンク