航技研のフライングテストベッド
航空宇宙技術研究所(現JAXA)がVTOL研究のために
試作・飛行試験を行ったフライングテストベッド(FTB)。
現在はかかみがはら航空宇宙科学博物館に展示されているが、
これは1977年3月に上野の国立科学博物館で撮影したもの。
このあと姿が見えなくなったので、80年9月に問い合わせをした。
すると、まだ保存はしているが、6~7年野ざらしにしていたので
痛みが非常に激しく、とても見せられる状態ではないとの返事。
でも、「へえ、まだあるんだあ」と翌月に「探検」して発見した。
写真は撮ったかどうかわからないけど、メモが残っている。
航(空)宇(宙)館というのは新館ができる前にあった建物のこと。
昔の方が、航空宇宙の扱いが大きかったんだなあ…。
ちなみにかかみがはらのFTBのにもエンジンはついているが、
JAXA航空宇宙技術センター展示室(調布)にも置かれている。
そりゃあ、予備機くらい作るよね。
左がFTBに搭載されたJR100。右は改良型のJR220。
JR220はチタンを多用して軽量化と信頼性向上を図ったという。
コンプレッサーのステーター可変機構らしきものも追加されている。
| 固定リンク