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2006/12/31

フジ・ファインピクスF30

C11n01
<夜の紅葉山公園の蒸気機関車C11-368。ISO1600>

もうだいぶ前だが、スナップ用のコンパクトデジカメを買い換えた。
高感度での画質が評判のフジ・ファインピクスF30。
デジカメの魅力のひとつはホワイトバランスが調整されること。
屋内や夜景など人工光でも補正フィルターなしで写真が撮れる。
だがISO400くらいでノイズだらけの機種では屋内は厳しい。
となるとフジのファインピクスのシリーズしか選択肢がなかった。
ただし実は新型IXYが高感度をウリにするというので少し待った。
IXYかっこいいし、キヤノンのヘビーユーザーとしても期待したいし。
でも、結果的にはまるで勝負にならないほどの差があった。
くだらない高画素競争に走らないできたフジに拍手をおくりたい。
最近のキヤノン、政治的アクションが鼻につきすぎてイヤミだし。
ニコンと比べて反骨的なイメージがあるのも好きだったのになあ。

Ank737a01
<早朝の羽田空港のANK737。ISO1600。-1補正>

F30を使いはじめて数ヶ月だが、けっこういいなと実感している。
ISO400は完全に常用レベルだし、ISO1600でもかなりいい。
拡大時の乱れ方に違和感があったけど、ノイズは少ない。
少なくともポジでISO1600に挑戦するよりはずっといい。
まあコンパクト機にどこまで求めるかは人それぞれだろうが。

ただし付属の画像ソフトは、どうもいただけない。
機能面だけでなく、やたらプリントせよと誘導されるようで、うざい。

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2006/12/30

イアフォンよりもイアプラグ

特にアメリカ人相手に飛行機撮影の仕事をするとき
ほぼ必ず使うことになるのがイアプラグ、つまり耳栓だ。
確かにジェット機の騒音はすさまじいが、
撮影の間くらいならガマンできないものではない。
…飛行場周辺で騒音に悩まされている人、ごめんなさい。
だから耳栓を渡されても、最初は断ったりしていた。
ところが、「つけなければダメです」と、なかなか厳しい。
どうやら、それがルールなのである。
日本の現場取材で、ヘルメットをかぶらされるのと同じように。

実際、難聴というのは意外に簡単になってしまうらしい。
すでにiPodが難聴の原因になるという訴訟も起こされている。
またアメリカ人お得意の難クセ裁判かもしれないし、
iPodに難聴の責任をすべて負わせるべきかどうかはともかく、
難聴になるのは普通に想像する以上に簡単だとはいえそうだ。
大音量でなくとも、継続的に耳に負担を与えるのは危険らしい。
通勤通学ではiPodを手放せない。そんな人は、かなりやばい。
まあ自業自得とはいえ、ちょっとは気をつけないと後悔するかも。

Music01
<音楽聞いてるんじゃないぜ>

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2006/12/29

ブログ?ホームページ?公式?非公式?

Gunte01
<手袋ですか?軍手ですか?と聞かれたら、軍手と答えるけど>

「かぜたんってホームページなんですか? ブログなんですか?」
う~む、ホームページとブログってどう違うんだろう。
もちろん漠然とは理解しているつもりだけど、
その違いに何か意味があるのかなあ。

「風の探検隊は阿施光南の公式ブログなんですか?」
ひえ~、また変なことを。公式もなにも、これしかないぜ。
そもそも個人的なブログで公式も非公式もあるのかよ。
「これは非公式です」って宣言したら、
ウソ書いても許してくれる?

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2006/12/28

日本の計器ですけど

ロシア機の計器に読めないのがあるのは仕方ないとして、
これは所沢航空発祥記念館に展示されている九八式速度計。
日本の、しかも読むのにいちばん苦労しないような計器だが…。
Meter01
「速」と書いてあるから速度計だろうとは誰にも想像できる。
実は展示されている横にはそのような解説板もついている。
しかし外側の目盛と内側の目盛は何を意味しているのか、
そこまでの解説はない。
アメ車だと片方がkm/hで片方がmphだったりするのだが、
この両者をうまく換算できるような速度単位を思いつかない。

実は内側も外側も単位は(×10)km/hで同じ。
外側は低速用の目盛で、内側は高速用の目盛になっている。
つまり指針は1周ぐるんと回ったあとで高速ではさらに進む。
ちなみに、これを装備した98直協の最大速度は349km/h。
その範囲内で飛ぶなら外側の目盛だけでも十分なはずだが、
飛行機には急降下という手もあるから高速目盛も不可欠となる。

そういや僕が前に乗っていたバイクも、
高速では針が2周めに突入した。急降下したわけじゃなく(笑)。
でも、高速用の目盛はついていなかったな。

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2006/12/27

爆弾かと思った

心当たりのない荷物が届いた。ニフティから。
まさか先日のメンテの不備のおわびでもあるまいし。
けっこうデカい。なんだろ。
小包爆弾だと危ないので、小僧に開けさせた(笑)。
中身はレゴの赤いばけつ基本セット。
「やったー、当たったんだー」と、小僧おおよろこび。
そういや応募してたかも。だが、父はちょっと不満である。
どうせ当たるなら、小僧でなく自分の欲しいものを選ぶんだった。
だいたいレゴって、親にとっては悪夢なんだよな。
散らかるし、踏んづけると、けっこう痛いしさ。
でも、ニフティさん、ありがとう。メンテの不備、許してあげる。

ちなみに次のメンテナンスは来年1月16日午後3時から、
翌17日午後3時までだそうだ。
この間は深夜零時更新の「かぜたん」の更新も行なわれない。

Doremon01
<府中で見かけたロボット。本文とは関係ありません>

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2006/12/26

本物はどんなにズサンでも本物

F5a01
サイゴン(ホーチミン)に置かれていたF-5Cフリーダムファイター。
ペイントの剥げ方がいかにも安っぽい。
引退後に適当に塗りなおした色が、さらに朽ちたんだろうと思った。
F5a02
が、一部に注意書きがちゃんと残っている(上の写真を部分拡大)。
とすると、これは現役当時のペイントってことかな。

僕が作るプラモデルと、ズサンさではあんまり変わらないじゃん。

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2006/12/25

おにぎりロボα(アルファ)

Roboalpha01

父も母も図工の成績はよかった(自己申告)。
その両親にバカウケしているのだから、
本人は当然、いい成績がとれると確信しているのだろう。

なぜ「おにぎり」なんだ?
なぜ「アルファ」なんだ?
なぜ、この色の塗りわけなんだ?
なぜ、怒ったような顔をしているんだ?
なぜ、左手の方が短いんだ?
…そんなことをいうヤツにはゲージツはわかるまい。
ま、せいぜいゲージツ評論家ってとこでしょ。

今日は都内の小学校は終業式だ。

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2006/12/24

切り裂く象徴

Radome01
パリのエールフランス本社エントランスに飾られている
超音速旅客機コンコルドのレドーム。
マッハ2の空気を切り裂いてきた飛行機の先端部は
そのままで十分に存在感のあるオブジェになる。
ひょっとして、この季節にはクリスマスツリーになってたりして。

Radome02
こちらは747のレドーム。存在感では負けていないけど、
まだオブジェにはなっていないです。

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2006/12/23

中国でもクリスマス

イギリスでは多くの職場がクリスマスの飾りを禁止。
他信仰の人に配慮して、あるいは反発を恐れてという。
もちろん味気ないと感じる人も少なくないだろうが、
クリスマスに宗教的な意味が残っていればこそだろう。

Christmas03
<中国の空港で見たクリスマスツリー>

共産主義の中国ではまだ宗教に対する制約は多い。
だから空港でクリスマスツリーをみた時にはびっくりした。
でも、日本と同じで商売上の都合を優先したのかな。
ヘタに禁止すると信者はむしろ燃えたりするものだし、
むしろ商売イベント化して骨抜きにしちゃおうとか?

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2006/12/22

柚子湯よりも海につかりたい

Newcal01
<ニューカレドニア。こんときゃ仕事で海パンなしだった…>

今日は冬至だ。柚子湯で身体をぽかぽかにあたためる日。
でも、僕はどちらかといえばあたたかい海にいく方がいいな。
もちろんいまなら夏の南半球か、無理なら近場で伊豆大島!
…さすがに、この季節は泳げないにしても。
Do228b01
12月16日に新中央航空のドルニエ228が大島線に就航した。
所要時間はわずか20分だから羽田からのジェット機より早い。
しかも1月中旬までは新就航記念で特別割引運賃となっている。
月刊誌ではこの情報が間に合わないから、ここで紹介しちゃおう。
正月はどこにいくにも割高なのに、伊豆諸島だけ割安ってことだ。
新中央航空の人は「かきいれどきなのに」って泣いてたけど、
その心意気を買いたい。で、たまには仕事なしで行きたい(涙)。

※ドルニエ228の離陸写真は大島ではなくて新島です。
割引情報はともかく、写真まで掲載誌より先にだすのはマズい。

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2006/12/21

コインランドリーの乾燥機

一人暮らしをはじめた頃は所帯じみた匂いがするのが嫌で
炊飯器やトースター、もちろん洗濯機も買わなかった。
洗濯物は週に1回、コインランドリーでまとめてやっつけた。
洗濯物を干すのも嫌だったからすべて乾燥機を使用。
生地は痛みまくったし毎回1000円くらいはスッとんだけれど、
年に50回として、5~6万円というところか。
最近の高級洗濯機よりも無茶苦茶に高いわけではない。
ペットの衣類を洗うバカもいるとかで衛生面の心配もあるが、
これはまあ「見つけたらブン殴ってやる」とか、
はったりかますくらいしか対処のしようはないからなあ。
まったく、美しい国だぜ。

Gown01
<なんとなく生活感のないホテルのガウン>

コインランドリーはすぐ近所にあった。
盗まれて困るような高級衣類も持っていなかったので、
セットしたらいったん帰宅して、終わった頃に出なおした。
腕時計の逆算タイマーが重宝したが、それでもときどき忘れた。
あっと思って行くと、そのまま乾燥機に残っていることもあれば、
乱暴にカゴに出されていたり(僕が悪かったんだ、仕方ない)、
まるごとなくなっていたことも1回あった(どうせ僕が…)。
持っていった人、僕の使い古しのパンツ、はいてるのかなあ。

だけどいちばん驚いたのは、乾燥の終わった衣類が
きれいにたたまれてカゴに入れられていたとき。
自分でたたむよりもきれいにたたまれていたので恐縮した。
パンツも入っていたから気恥ずかしいが、
きっと素敵な女性に違いないと勝手に想像して赤面した。

でも、男だったという可能性もある…。

終わった洗濯物をすぐに出さなかったのは自分が悪いのだし、
丁寧にたたんでいただいた親切にケチをつけるつもりもない。
が、これからは何としても忘れないようにしますと心に誓った。

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2006/12/20

主翼上の緊急脱出口

旅客機の非常口にはスライドシュートが内蔵されている。
緊急時にドアを開けると自動的にふくらむ仕組みだ。
ただし主翼上の小型非常口にはスライドシュートはなかった。
乗客は主翼の上から地上に滑り降りるか飛び下りる。
Exit01
<JALのMD-81の安全のしおり>
実際はたぶんフラップが下がっているので滑り台の代わりになる。

が、A320やB767になると主翼もけっこう高い。
そこでスライドシュートが用意された。
Exit02
<ANAのA320の安全のしおり>

Exit04
<翼胴フィレットを利用して収納されているスライドシュート>
ただし中・小型機では非常口に連動して展張しないものが多い。
では、どーするのか。

Exit03
たとえば、あそこをひっぱるらしい。<ANAのA320>
B767にも、同じようなのがついている。

Exit05
ただし777-300の非常口は別格。<JALの安全のしおり>
ドアにもフィレットにもスライドシュートが内蔵されており
ドアを開放すると両方が同時に展張する仕組みになっている。

もちろん<安全のしおり>は機外持ち出し禁止です。
ここに掲載した図版はすべて機内で撮影したもの。

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2006/12/19

せめてお名前を…

飛行機の名前はだいたいわかるつもりなのだけど、
植物の名前はよほどポピュラーなものでないとわからない。
図鑑で調べても、どうしても「これだ」と断言する自信がない。
「植物音痴」というのがいるなら、僕はまさしくそうだ。
Shirotaegiku01
公園の花壇で見つけた白い葉っぱ。かわいい。
WEBで調べて白妙菊(しろたえぎく)かなあと思ったけど、
あんまり自信がない。間違っていたらごめんなさい。

でもさ、音痴でも音楽は楽しめるように、
名前を知らなくても植物を楽しむことはできる…と思うんだ。

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2006/12/18

ジービーR-1レーサー

「日本人は手先が器用だからね」なんて聞くとタメイキがでる。
もちろん自分が不器用であるという理由もあるけれど、
根拠の乏しいくだらない決まり文句を平気で口にしたり書いたり、
そういう人の軽薄さにうんざりしてしまうのだ。
Geebee01
米ニューイングランド航空博物館のジービーR-1レーサー。
レプリカだが、限りなく本物に近く作られている。
この木製の骨組みの美しさを見ていると、
日本人は器用でアメリカ人は不器用だとか決めつけるのが、
本当にアホらしいと改めて思える。
どこの国でも器用な人は器用、不器用な人は不器用、じゃダメ?
そんなことでは美しい国を愛する心は育まれないのかな(爆笑)。

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2006/12/17

温水洗浄馬桶座

中国は漢字で筆談ができるからいいよねーという人もいるが、
日本の漢字とカタチも意味もだいぶ違うことがあるから、
僕はちと苦手。筆談に頼れない電話でもお手上げだし。

Washlet01
中国製のシャワートイレ。絵がなかったらけっこう悩んだかも。
しかしまあ、このオリジナリティのなさはなんとかならないのか。
イラストのデザインまでほとんど日本製のパクりではないか。
そう思っていたら、国内メーカーも基本操作部については
その配列や名称を統一するようにしているのだという。
ひとつのユニバーサル・デザイン。
だから中国製が似ているのも、肯定的に受け取るべきなのかも。

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2006/12/16

大人買い

「大人買い」というのは、なにも食玩の箱買いだけではない。
ラジコン戦車を衝動買いできてしまうのも、大人ならではだ。
前進後進左右への移動はもちろん、超信地旋回もできる。
しかも砲塔をまわしたり砲身を上下させてBB弾を発射できる。
Type90mbt01
ただし、撃った弾を地道に拾い集めなければならないのは
銀ダマ鉄砲で遊んだ子供の頃と変わらない。
フトコロの問題から銀玉の1発1発が貴重だった子供時代と違い、
いまならば「BB弾なんか、大人買いしたる」くらいはいえる。
しかし…、拾わないと叱られるのは昔と一緒なのだ。

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2006/12/15

イギリスの空飛ぶベッド

Fbs01
航技研のFTBの先輩にあたるロールスロイスのVTOL実験機。
「推力測定装置」などという味気ない名前がついているが、
「フライングベッドステッド(空飛ぶ寝台)」という愛称の方が有名。
ニーンエンジン2基を装備して垂直離着陸実験を行なった。
ちなみにニーンエンジンはほぼ横向きに装備されており、
その排気を下向きに偏向して垂直方向の推力を得ていた。
熱いジェット排気を強引に偏向するペガサス・エンジンの手法が、
ここですでに試されていたのだろう。
機体の四方に突き出すダルマストーブの煙突みたいなのは、
姿勢制御用の圧縮空気を噴射するためのもの。
ベッドとはいっても、パイロットは座って操縦する。
初飛行は1954年。航技研のFTBが飛ぶ16年前だ。
現在はロンドンの科学博物館の天井から吊るされている。

Sc1a01
そのすぐ近くに、大胆にも横向きに展示されているショートSC.1。
これはリフトエンジン4基と前進用エンジン1基の計5基を装備。
実験機とはいえ「エンジンを運ぶだけじゃん」とかいわれそうだな。
燃料タンクの容量は小さいのに、燃料消費率は大きい。
着陸前、4基のリフトエンジンの始動はとても忙しかったという。
早く始動しすぎても、始動に手間取ってもガス欠で墜落しそうだ。

でもなんだかんだいっても、イギリスはVTOL機をモノにした
その夢にかける執念は立派だと思う。

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2006/12/14

薔薇の花にかこまれて

Rosegarden01

薔薇の花にかこまれて、でも気づいたら迷子だった。
なんとなくロマンチックな状況だけど、やっぱ泣くだろうな(笑)。

しかし万国共通、どうしてガキは石ッころを拾うのが好きなんだろ。
石を道具にお猿から進化した、ご先祖さまのDNAなのかな。

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2006/12/13

英語だからワガママいえる

Travelair4000a
<1927年製のトラベルエア4000。遊覧飛行に使われている>

遊覧飛行には「決まったコースを巡るだけ」というイメージがある。
特に日本では操縦桿にもさわれない、というか外してあったりする。
でも海外では、特にアメリカあたりではもう少し融通がきく。
どこを飛びたいか、自分で操縦できるか、交渉の余地は十分。
パイロットに教官の資格があれば、ログにつけることもできる。
もちろん断られることもあるけど、とりあえず聞くだけならタダだ。

英語でなんかいえない?
ちがう、ヘタな英語だからこそいえるんだ。

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2006/12/12

電車もブログも同じ公共空間

やれやれ、また良識ある人たちから激しく非難されてしまった。
電車で化粧していても気にしないっていう例の件だ。
僕だって電車内での化粧が好きでも推奨しているわけでもない。
ただ、化粧していても気にしないというだけの話なのだが。

もちろん物事には人前でやっていいことと悪いことがある。
それくらいは、僕にだってわかる。
ただ化粧がそれに該当するという理由がよくわからないだけだ。
嫌っている人がけっこういるということは知っている。
でも、合理的な理由なく不愉快とか非常識とかいわれてもなあ。
車内化粧に否定的なブログもずいぶん読んでみたけど、
どれも「常識」とか「良識」を声高に叫ぶだけで説得力に乏しい。
粉が飛ぶっていうくらいはわかるけど、それが主因とは思えない。
現にスカスカの車内の離れた席でも、許しがたいという人も多い。
ただ、公共空間でのマナーについては改めて考えさせられた。

人前でやるべきではないというのは、化粧だけではなかろう。
そして人前というのは、電車の中だけではなかろう。
たとえばブログだって、電車と同じ公共空間だと僕は思っている。
なのに電車内での化粧や飲食には容赦ない人が、
ブログでは家族や同僚の失敗談やプライバシーをさらしていたり。
それこそ「いいのか? 人前だぞ」といいたくなる。
匿名だからいいと思っているのなら、そういう根性こそ見苦しい。
ブログの匿名性なんてもろいものだし、
匿名でしか書けないことは、陰口と同じではないか。
「個人の趣味。イヤなら見なければいい」というのも一理あるが、
公開ブログって見られることを前提に書いているんでしょ。
だからアクセス増を喜んだり、ランキング登録してるんでしょ。
ならば趣味で書いている人も公共性は自覚していると思うんだ。

イヤなら見なければいい…、か。
それをそのまま電車内の化粧に対する答として提案してみたい。

Pek01
<化粧なおし。…人前でやるのは、ちょっと恥ずかしいってさ>

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2006/12/11

空の上はいつも晴れてるけど

Cloudy01
夜の雲の中を上昇中。これを抜ければ、空の上はいつも晴れ。
地上での憂鬱なことも、すっきり忘れられるような気がする。
…あくまで、「気がする」というだけなんだけどね。
飛んだ飛行機は、いつかは降りなくてはならない。
Rainy01
夜の雲の中を降下中。土砂降りの雨だ…。

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2006/12/10

航技研のフライングテストベッド

航空宇宙技術研究所(現JAXA)がVTOL研究のために
試作・飛行試験を行ったフライングテストベッド(FTB)。
Ftb04
現在はかかみがはら航空宇宙科学博物館に展示されているが、
これは1977年3月に上野の国立科学博物館で撮影したもの。

このあと姿が見えなくなったので、80年9月に問い合わせをした。
すると、まだ保存はしているが、6~7年野ざらしにしていたので
痛みが非常に激しく、とても見せられる状態ではないとの返事。
でも、「へえ、まだあるんだあ」と翌月に「探検」して発見した。
写真は撮ったかどうかわからないけど、メモが残っている。
Ftb05
航(空)宇(宙)館というのは新館ができる前にあった建物のこと。
昔の方が、航空宇宙の扱いが大きかったんだなあ…。

ちなみにかかみがはらのFTBのにもエンジンはついているが、
JAXA航空宇宙技術センター展示室(調布)にも置かれている。
そりゃあ、予備機くらい作るよね。
Ftb03
左がFTBに搭載されたJR100。右は改良型のJR220。
JR220はチタンを多用して軽量化と信頼性向上を図ったという。
コンプレッサーのステーター可変機構らしきものも追加されている。

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2006/12/09

宇宙家族ロビンソン

Ym3fridy01

またも禁断の絶版オモチャ作り
宇宙家族ロビンソンに登場するロボットYM-3フライディ。
プラモデルではなく増田屋のゼンマイオモチャ。
骨董品ぽい箱だが、そうでもない。ただ、そろそろ入手難。
ほぼ銀一色のモールドで物足りない感じがしたので、
手足はダークグレー、腹はエナメル塗料も使って細かく塗装。
あちこちハミだして、コレクターが見たら怒りだしそうだが、
個人的にはけっこう満足。このロボット、好きだったんだ。
手前は同じ時期に入手したホワイトメタル製のジュピターⅡ。
金属肌のままで見事に安っぽい味をだしているので無塗装。

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2006/12/08

エバンスVP-1

Vp1evans01
空のフェスティバル’79(桶川)で飛行したエバンスVP-1。
渡辺広さんが手作りしたホームビルト機だ。
おそらく操縦しているのもご本人と思う。
なお同型機は石川県立航空プラザにも展示されているが、
こちらは富山県の野口俊明さんが製作したもの。
Vp1evans02
編隊を組むのは肥後盛文さんが手作りしたSG-5。
操縦しているのは、たぶん高橋淳さん。

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2006/12/07

正義より私憤の戦争

殴られたままで黙っているほど大人ではない。
やられたら、やりかえす。腕力ないけど、そういう生き方。
だから軍備の必要性も否定しない。それは力よりも覚悟なのだ。
しかし安易に使っちゃいけない。
あたりまえだけど、そのあたりまえがちょいと心配。

たとえばおサルのような政治家が戦争をはじめたとする。
正義を口実にはしているが、くだらない戦争だ。
もちろんあなたは戦争に反対する。それこそが正義と信じて。
だけど、あなたの大切な友だちや家族は戦争にいく。
そして簡単にブッ殺されちゃう。なにしろ戦争なのだ。

「だから戦争はダメだっていったじゃないか」
あなたは、もうそんな生ぬるいことはいわないだろう。
あるのは大切な人をブッ殺した敵に対する怒りと恨みだけ。
「くそー、よくもやりやがったな。皆殺しにしてやる」
そしていざ戦場へ。あなたも、私も。
正義よりも私憤で戦争? そんなこと、もう、どうだっていい。

おサルのような政治家は、笑いがとまらないだろうな。

Heiwa01
<パリの平和の壁>

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毎日更新が前提の「かぜたん」だが、この2日間は遅れた。
「生きてるのか」と心配していただいた方、ありがとうございます。
あいかわらずビンボーだけど(笑)なんとか生きてます。
原因は「ココログ」の長いヘビーメンテナンスだそうで、
僕自身、突然管理ページにアクセスできなくなって焦った。
記事は半月先まで更新予約してあるのに、それも機能しなかった。
「あらかじめお伝えしてあったように」とか書いてあったけど
いったいどこでお伝えしてくれていたものやら。
「ちゃんと小さく書いてあるんだから、すみずみまで読め」ってか?
老眼のオッサンには、あんまり親切じゃねえな。
せめて有料ユーザーには、もっと礼をつくしてほしいぜ。
おまけに、こんだけメンテやってもうまくいかなかったらしい。
機械モンのメンテはそんなにうまくいくもんじゃない。
そのくらいの理解はあるつもりだが、心情的にはこきおろしたい。
で、ニフティ株式上場で初値は公開価格を下回ったって?

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2006/12/06

単純に、憧れる

Tu134a04
70年代中頃、羽田空港で撮影したインターフルクのTu-134A。
東ドイツから、どうやって飛んできたものやらと思う。
「3日がかりで…」といっても、信じちゃうかもしれない。

この初期型は、機首にガラス張りのナビゲーター席があった。
尾部銃座は正面カットの空撮に便利そうだなあと思うけど
この機首ナビゲーター席の窓にはもっと単純に憧れる。
コクピットよりもさらに景色がよさそう。とても魅力的だ。

Tu134a05
レドームに置き換えてしまったベトナム航空のTu-134A。
もう、普通の旅客機みたいで面白くない。
でも「本当にレーダー入ってるの?」と思ったの、僕だけ?

そういやA380の「おでこ」にも窓つけてよと提案したことがあるが、
当時のエアバス社は景気がよかったせいか簡単に却下された。
いまなら「販売促進のため」とか、のってこないかな。

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2006/12/05

猛獣狩り

日本の猛獣といえば、まずヒグマを思い浮かべるが、
都内の身近なところにも危険動物は潜んでいる、らしい。
最近、うちの近所の公園に登場した注意書き。

Suppon01

戦ってみたい気もするが…、ちょっと怖い。

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2006/12/04

もしタイムマシンがあったら

昔の世界にいって自分の中途半端な科学知識をひけらかす。
それだけでレオナルド・ダビンチなみの天才あつかい…、
などと考えたことのある人は少なくないだろう。でも、どうだろ。
ただの狂人扱いされるだけって可能性の方が高いかも。

たとえば地球は自転しながら太陽のまわりを回っているって
昔の人をきちんと説得する自信がある人、どれだけいるだろう?
あるいは飛行機ならば人間が空を飛べるって実証できる人は?
ただ、「本当だよ!」っていうだけじゃ仕方ないんだぜ。

ま、飛行機ならとりあえず作ってみせてやればいいんだけどさ。
エンジンは大変そうだから、グライダーで妥協しておこうか。
だけどこの翼↓、手強そうじゃないか。
Nippib4a
揚抗比とか失速特性とか、ぜいたくはいわないとしても
地上でタレないように作るだけでも大変そう。
「ほら、やっぱ無理じゃん」とかいわれちゃったりしてさ。

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2006/12/03

もう赤ちゃんじゃないよ

Momiji05

ようやく赤くなってきたもみじ。あんまり鮮やかではない感じだが。
月並みとは思いつつ「赤ちゃんの手のような」などと形容したら
小僧、自分の手をしげしげと眺めていた。

…キミはもう、赤ちゃんじゃないよ。

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2006/12/02

書かずにいられなかった

Jalseat01a
<JAL国内線新普通席の背に書かれた注意書き>

Adkseat01
<引退したエアー北海道DHC-6ツインオッターの注意書き>

新しいJALシートでは1項目ふえてますな。
書かずにいられないほど、深刻ってことかな。

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2006/12/01

走り方より停まり方

Motorcycle01

若い頃、女の子に「バイクの乗り方教えてよ」といわれた。
その会社の「社有車」である原付バイクに乗りたかったらしい。
だがそのバイクはギアとクラッチの操作が必要なタイプだった。
近くの空き地で半クラッチを教え、いけそうだと確信した。
実際、彼女の発進は見事だったが、すぐに「しまった!」と思った。
マニュアルのバイクは、自転車やスクーターとは停まり方も違う。
そして僕は、まだ彼女に停まり方を教えていなかったのだ。
他人事なら笑い話。でも現実にはパニックになった、2人とも。
大きなケガがなかったのだけは幸いだったが、苦い記憶。

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