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2006/11/30

みんな同じようにトシはとるのだ

「そういやニセ光南は見つかったのか」
古い友人から唐突にきかれて、吹き出してしまった。
すっかり忘れていた。もう20年くらい前のことだろうか。
大阪伊丹空港でニセの阿施光南の目撃情報があったのだ。
それも、よりによって若い女の子をナンパしていたらしい(笑)。
その樣子を見ていた人が、あとで出版社で僕を見て、
「これは阿施光南ではない」(爆笑)。
阿施光南の名前だけでナンパできるなら立派なものだが、
やっぱ笑い事じゃないだろ。誌面を借りて注意をよびかけた。
で、たまには本人識別用に顔写真をだすことにしている。
Fisheye04
<後席が本物の阿施光南です。ニセモノと間違わないでね>

しかし、あれから僕もすっかりオッサンになってしまった。
もちろんニセ光南もすっかりオッサンになったことだろう。

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2006/11/29

またまたノーチラス号

Nautilus06
もう食傷ぎみとかいいながら、まだ増えるノーチラス号。
ひとつは最近我が家に増殖しつつあるホワイトメタル製
ドル紙幣と比べてかなり小さなものとわかるだろう。形も悪い。
だけどノーチラス号であるというだけで、そそられる人もいるはず。
値段は15ドルくらい。ちょっと高いなと思ったけど買ってしまった。
手前の色つきのミニチュアは以前ディズニーシーで買ったもので、
ネックストラップのオマケ。単体でも売ってくれればいいのに。

Nautilus05
こちらはクレーンゲームの景品らしい?ノーチラス号。
本体はかつて単体で景品にだされていたものと同じようだ。
僕がクレーンゲームで吊れるはずもないのでヤフオクでゲット。
入札前には「またノーチラス号なの」とカミさんに呆れられたが
「巨大イカがついてる」といったらそそられていた。食えないのに。
小僧も「おお、すげー」と、見もしないうちから興奮したので、
なんとなく勢いで落札…って、2隻も要らなかったよな、たぶん。
暗闇で光る蓄光バージョンは小僧にくれてやることにした。

Nautilus07
ちなみに小僧は「シー」でダイヤブロックのノーチラス号をゲット。
こんなものでも「作ったら価値が下がる」などと
コレクター的に馬鹿なことを考えないから子供はいいな。
オモチャはいさぎよく遊びたおすためにある。
で、ボロボロばらばらになる前に証拠写真だけ撮っておいた。

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2006/11/28

所沢航空記念公園のアンリ・ファルマン碑

Tokorozawa01
所沢航空記念公園には航空発祥記念館のほか
あちこちに航空ゆかりの石碑やモニュメントがある。
これはアンリ・ファルマン機の所沢での初飛行を記念して
かつて滑走路があった場所に建てられたモニュメント。
モ式と比べるとアンリ・ファルマン機をモチーフにしたものは
あんまり見ないような。なぜだろう。

Tokorozawa03
所沢航空記念公園がいいなと思えるのは、
園内で模型飛行機を飛ばす人がたくさんいるということ。
僕も小僧連れのときには記念館の売店で適当なのを買い
その前の広場で即席に作って思い切り飛ばしまくる。
都内では模型飛行機を心置きなく飛ばせる場所が少ないが、
ここでは老若男女の誰もが飛行機を飛ばして遊んでいる。
しかも週末には所沢フリーフライトクラブの方々(たぶん)が
ボランティアで模型飛行機がよく飛ぶように調整してくれる
(お世話になりました。ありがとうございます)。
歴史的背景だけでなく、とても空が身近な公園なのだ。

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2006/11/27

好きな場所

Christmas06

たとえば朝の東京駅。
殺風景な風景に不機嫌そうな通勤客が行き交う。
でも、何か美しい思い出がひとつできたら、
こんな場所でも降りるたびに心があたたかくなるだろう。
そんな風に好きな場所が増えたら、ちょっとしあわせかもね。

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2006/11/26

なかなか色づかないけど

Bellanca05
<ショーウインドウにうつる色はまだ緑>

外苑の銀杏並木はこの週末が見頃との情報もあったのだが、
なかなか黄色くならないようだ。
でも、緑もきれい…なんて風雅なメールがいきかう季節。
僕にはイチョウの色よりも、そちらの方が楽しみだ。

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2006/11/25

大昔だろうか、やっぱ

Misawa86f01
「たくさんいたんだなあ」と思う。
三沢基地の航空祭で撮影したF-86Fセイバー。
Misawa86f02
昔なんだからあたりまえじゃん、と思うかもしれない。
しかし同じ日に撮ったネガにはF-1もたくさん写っていた。
つまりそんなに昔のことではない…といいそうになったが、
そのF-1もとっくに全機引退しちゃったんだっけ。
やっぱ、大昔かも(たぶん1978年撮影)。

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2006/11/24

そろそろ学割ってやめませんかね

僕自身は学割を、毎年10枚の限度いっぱい使った。
でも、これってあんまりいい制度じゃないよなと思う。
わけあって高校を中退して働きだした友人、
苦労していたのに学生じゃないから学割を使えなかった。
ボンクラの学生どもはさらに学割で優遇され、
苦労している若い社会人はさらに苦労が身にしみる制度。
鉄道だけでなく、映画館や教習所、携帯電話まで学割だらけ。
たぶん立派な学歴の人が、よかれと作った制度なんだろうが。
Fastfood01
ちなみにJALやANAの若者割引制度であるスカイメイトは
学生であることを求めてはおらず、ただ年齢だけが問われる。
最近のすさまじい割引合戦のなかでは影が薄いけど、
学割よりはフェアな制度だよなと思う。
一方で、新規航空会社にはわざわざ学割を設定したところも。
どうしてスカイメイト型の制度じゃダメだったんだろう。
学校に行かないで働いているんだから金持ちだと思ってる?
この学歴偏重社会の日本で?
友人の悔しそうな顔が思い出されて、泣ける。

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2006/11/23

いのちだいじに

昔、あるいぢわるなカメラマンにいじわるしかえしたら、
「おまえそれでもジャーナリストか!」と顔を真っ赤にされた。
そいつも誤解しているようだけど、ジャーナリストってなにさ?
正直、自分でもジャーナリストっていわれてもピンとこないし。

事実を伝えるのが仕事?
でも「これ、やべえんじゃないの」なんて、
撮った写真の発表をためらってしまうこともある。
R22b01
で、実際やばかったんだ…。

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2006/11/22

秋をさがしに

Autumn01
小僧が低学年の頃の宿題は、なかなか素敵だった。
たとえば「秋をさがしてきてください」とか。
どんなものをさがしだせたかは、さほど重要ではなかった、と思う。
ただ「秋をさがす」という詩のような体験をさせたかったんだ。

Autumn02
だから、よく近くの公園とかに秋をさがしに出かけた。
落ち葉やどんぐりや松ぼっくりを、手に持ちきれないくらい拾った。
そんな思い出を作ってくれる素敵な宿題を、たくさんだしてくれた。

Autumn03
忙しいお父さんやお母さんには、ちょっと負担だったかもしれない。
でも、低い太陽の光が部屋の奥まで差し込んできたり、
家のなかにいても秋は感じられるものだ。
そんな発見や驚きを共有できるのは楽しい。

Ochiba01
ただ、秋に人恋しくなるっていう気持ちがわかるようになるのは、
まだ少し先のことだろうな。
これは…大人になるまでの宿題。

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2006/11/21

百里基地へは貸自転車で

F4ej03

「かぜたん」に掲載するヒコーキ写真には古いものが多い。
新しい写真はメシのタネだから出し惜しみしている…つーか、
許可されて撮った写真を許可目的外の個人的ブログに出すのは、
とりわけ出版物が出る前に発表してもいいものかどうかは、
どうも僕個人の裁量を越えているように思われる。
で「かぜたん」には古いボツ写真を中心に出すということになる。
個人的には、むしろボツ写真に感情移入していたりするんだが。

F4ej06

今日は百里基地で撮影した昔のF-4EJを合計4.5機…、
いや、ターゲットは0.5機に数えないか。F-4EJじゃないもんね。
高校時代はクルマもバイクも持っていなかったから、
学割を使って列車で百里基地まででかけた。もちろん全部鈍行。
僕が住んでいた吉祥寺からちょうど営業キロで100キロくらい。
で、最寄り駅から貸自転車をこいでいったのだけど、
あの自転車屋さん、まだあるのかなあ。

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2006/11/20

菜食とシンプルライフ

Meat01

僕自身は、どちらかといえば肉食である。
サラダは好んでばりばり食うようにしているが、
精進料理やベジタリアンフードはまっぴらだ。しかし、
「肉を食べないと身体から毒が抜けていくのがわかります」
という菜食主義の人の言葉は理解できるような気がした。
煙草を吸わない長距離便でヤニが抜けていくような感じかな。

で、やはり肉食のTさんにこの話をしたら簡単に否定された。
「それは毒ではなく精気が抜けていくんですよ」
毒まみれの肉食らしい意見。でも、こっちの方が説得力がある。

似たようなことって、けっこうあるかも。
「生活をシンプルにすると、小さな日常にも喜びがたくさん」
それはいろいろと切り捨てすぎて、他に喜びがなくなったからでは。
そんなこと考える僕は、やっぱりとことん肉食の毒まみれ。

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2006/11/19

まさかのヒコーキ

F107a01
背中にエアインテークを置いたノースアメリカンF-107A。
米空軍博物館で実機と対面したときは感無量だった。

中学生の頃はよく教科書やノートにヒコーキの絵を書いていた。
思い切った発想のつもりのオリジナル機もいろいろ考えたけど、
はじめてYF-107Aの写真を見たときはびっくりした。
まさか、こんなヒコーキないだろうと思いながらデッチあげていた
背中エアインテークの戦闘機が本当に実在していたとは。
しかも僕が生まれるずっと前に作られていたのだとは。

それから、あんまり架空ヒコーキは書かなくなったように思う。
本物の飛行機の方がずっと変チクリンで面白いと知ったからだ。

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2006/11/18

ジュニア707

707junior01
サブマリン707のジュニア2世と3世。小さなメタル製
風呂で遊ぶにも沈んでしまうだけで面白くなさそうだから、
酒屋でもらったシャンパングラスの中に転がしてみた。
シャンパンを注いでみたらもっとオシャレな写真が撮れそうだが
このまえ飲んじゃったからな。

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2006/11/17

傘の海の上を飛ぶスーパージャンボ

79iruma747a
A sea of umbrellas, a gloomy sky and an aircraft shrouded in
condensation tell the weather tales as an All Nippon Airways
Boeing 747SR makes a slow flypast at Iruma.

大学生の頃、ときどきイギリスの航空雑誌に記事を書いていた。
つたない英文は編集者の手で見事にリライトされ、
僕は他人の記事のように「なるほどねー」と感心して読んだ。
これは1979年11月17日から入間基地で開催された
国際航空宇宙ショーでの1カット。
ひどい天気の中をANAの747SRがローパスしてみせた。
とてもVMCとは思えなかったけど、どうだったのかな。
そもそも旅客機でのデモ飛行自体、今の日本では考えられない。

79iruma747b
<この日、ブルーインパルスはもちろん飛ばなかった>

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2006/11/16

本物のデートのお誘いメールとか

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アンチウイルスソフトには迷惑メールの振り分け機能があるが、
それでも毎日たくさんの迷惑メールが網の目をくぐりぬけてくる。
さらに敷居を高くすることもできるが、それは気が進まない。
いまでも重要メールが迷惑メールに分類されることがあるからだ。

しかし、これでもまだ保護されていたんだと気づいて愕然とした。
すっかり存在を忘れていた自分用の迷惑メール捨て場。
プロバイダがサービスで事前にメールをふりわけて、
迷惑メールと判断したものを捨てておくところだ。
ふと思い出してのぞいたら、迷惑メールが数百通も山積み。
保存期間は1週間だから、これが1週間分の量ということか。

アンチウイルスソフトで大事なメールを捨てられた経験からすると
ここに大切なメールがまじってた可能性も十分にある。
だが、いまさら考えても仕方ないので忘れることにした。
きっと本物のデートのお誘いとか、たくさんあったに違いない。

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2006/11/15

紫電改せんべい

Sidenkais01

愛媛県愛南町の紫電改展示館で売っていたおみやげ。
味はとりたてて変わっていたわけじゃないけど、
欲しいでしょ。でも、東京からだと遠いんだよね。

ただしメダルは別売です。どこにしまったんだろうな。

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2006/11/14

続・オープナーなしで…

以前はオープナーなしでワインを開けるのに苦労したが、
今回のいただきものは、豪勢にシャンパンだぜ。
もちろんオープナーなしでも大丈夫。ふふふん。
Champagne01
ただ、あいにくホテルに冷蔵庫がなかったんで冷やせなかった。
で、開けた瞬間に中身が3分の1ほど吹きこぼれた(涙)。

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2006/11/13

特許侵害

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カーチス・プッシャーの、たぶんレプリカ。
ライト兄弟の「たわみ翼」の特許に抵触しないよう
わざわざエルロンを独立した翼として装備している。
でもいまのアメリカの制度が適用されていたら、
これでも特許侵害で莫大な賠償金を請求されたかも。
で、アメリカの航空界はボロボロになっていたかも。

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2006/11/12

どんぐりを食う

いつもお世話になっているMさんから、
「実家の母が拾いました」という椎の実を送っていただいた。
ん…、これってドングリじゃないの?食えるの?
恥ずかしながら、椎の実が食えるなんて知らなかった。
それを見越してか、手紙にはていねいに食べ方も書かれていた。
Siinomi01
あんまりうまく煎れなかったけど、うーむ、おいしい。
なんともいえぬ、素朴な味わいに、手がとまらなくなった。
Mさん、どうもありがとう。何かお礼がしたいけど、
これに匹敵するものはなかなか思い浮かばないな。

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2006/11/11

空への架け橋

Macao01

日本の海上空港というのはまず島を作り、そこに滑走路をひく。
が、マカオ国際空港は橋のような滑走路と誘導路だけ作ってある。
これぞいわゆる「空への架け橋」ってことですかね。

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2006/11/10

ネガティブな性格

何でもかんでも、とりあえずネガティブで否定的な態度をとる。
身近な人たちの阿施光南評である(笑)。
せっかく考えた企画に「んだよ、それ」とケチをつけたりする。
とりあえずポジティブに何でも受け入れてみる人と比べると
なんとも非建設的なイメージでお恥ずかしい限りだが、
自分では決してネガティブなつもりはなく、
ただ気になるところを確認しているだけだ(言い訳くさいな)。

しかし何でも簡単に受け入れてしまう人が多すぎないか。
いや、くだらない企画とかじゃなくて…(冷汗)。
にせ科学と戦う「kikulog」でまた怪しいものが紹介されていた。
七田式の幼児教育。ぜんぜん知らなかったけど、
次から次へといろいろとあるな。きくちさん、ご苦労さまです。

幼児教育と称して、親が子供にオカルトをおしつける。
まあ親自身が、右脳だ左脳だとはしゃいでいたりするからな。
占いや血液型と同じ、ただの冗談だよという人もいるだろうが、
そういう無責任さも七田式とか水伝とかを広める手助けをする。
そんな可能性まで考えて、はしゃいでほしいもんだ。

やっぱ僕は、ネガティブといわれるくらいでいいよ。

Uchio01
おたる水族館のセイウチ、ウチオくん。とても人なつっこい。
ポジティブな性格なのかな。

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2006/11/09

絵にならないヒコーキ

写真うつりのよくない飛行機というのが、確かにある。
かなり偏見だが、個人的にはB767は写真うつりが悪い。
よく似たB777が比較的まとまりやすいのに、本当に不思議だ。
しかし撮っていて、絶望的につまらない気分になったのはこれだ。
N9mb02
ノースロップN9MB。地上または上から見るとカッコいい
フワフワと飛んでいるのを見上げるには最悪の被写体のひとつ。
同じ全翼機でもB-2くらいカタチにメリハリがあるか、
戦闘機らしい派手なマニューバーでも披露してくれればいいのに、
あっさりしすぎ。

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2006/11/08

昔、模型作りがヘタだったあなたに

一時、ヤフオクで古い戦車プラモを買いまくっていた。
ラジコンや有線リモコンではなく、モーターで走るだけの戦車。
それで本の束だとか布団の山とかを乗り越えさせる。
そんなシンプルな経験が幼い小僧には絶対に必要だからだ。

Caterpillar01
<キャタピラは男のロマン…だろ。戦車じゃないけど>

しかし最近の戦車のプラモデルときたら
ほとんどがリアリティ重視の走らないものばかり。つまらんぜ。
つーわけで、大枚はたいて絶版模型を買いまくった。
もちろん絶版だろうが高かろうが片っ端から容赦なく作る。
大切にしまっておいてもゴムキャタピラが腐るだけだ。

子供の頃、モーターライズのキットをちゃんと動くように作るのは
とても大変だった記憶がある。たぶん半分は、失敗に終わった。
ロクにバリを削りもしなかったんだから当然だよなと思っていた。
だが、いまは細心の注意を払って作ることができる。
仮組みをして、各部をすり合わせ、グリスで注油をして、
配線はハンダ付けまでしてしまう。完璧である。
…が、やはりちゃんと動かないキットがけっこうあった。
シャシやギアボックスの剛性が低すぎて、試験では快調なのに
キャタピラを張ると歪みでギアが空回りしてしまう戦車もあった。
ほとんどフルスクラッチ気分で補強したり補修したりしたが
どうにもならないでゴミ箱行きになった戦車も数知れず。

それでようやくわかった。
昔つくったモーターライズのプラモデルが動かなかったのは、
子供の未熟な製作技術のためだけではなかった。
もともとのキットの作りがズサンすぎたのである。
昔つくった模型が動かなかった思い出がトラウマになっている
中年のおっさんたちに「もう自分を責めるな」といいたい。
僕はけっこう金をかけて検証したのだ。間違いない。

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2006/11/07

南西航空のツインオッター

Dhc6swal01
南西航空時代のDHC-6ツインオッター、JA8802「あじさし」。
滑走路のアレスティングワイヤー↓に軍民共用空港を実感した。
Dhc6swal02
旅客機で踏んづけるとゴツゴツという感触があった。

Dhc8rac01
これは最近。昔は滑走路の向こうに格納庫はひとつもなかった。

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2006/11/06

いちょう並木の駅

「いちょう並木にいくには、どの駅がいいかしらね」
唐突な電話だ。いちょう並木って、あそこのことかな。
「地下鉄の青山一丁目あたりでしょうね」
僕は以前、千駄ヶ谷に住んでいた。紅葉の頃はきれいなのだ。
が、ちょいと待てよ。
「紅葉して葉が落ちるのは、まだ少し先ですよ」
「あらそう。うちの近所にはいちょうがないから」
いちょうはなくとも、他にいくらでも落葉樹はあるだろうに。

でも、それからいちょうの葉っぱを少し気にするようになった。
ちょっとしたきっかけだけど、季節の変化を意識するのは楽しい。

Ichou01
<まだちょいと早いですぜ>

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2006/11/05

穴があったら…

穴があったら入りたい、じゃなくてのぞいてみたいのが人情。
のぞいてみれば、いろいろと発見もあろうし。
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イタリア軍事航空博物館のカプロニ・カンピーニN1(CC1)。
ジェットエンジンのコンプレッサーの動力として、
タービンではなくレシプロエンジンを使っているのが特徴だ。

しみじみ、眺めてしまうでしょ。
できることなら入ってもみたいでしょ、…んなことないか。

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2006/11/04

さざえのつぼ焼き

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ロシアがまだソ連だったころ、
その宇宙開発に詳しいHさんと何度か一緒に仕事をした。
そのHさんから電話で「できるだけ早く来るように」と呼び出され、
また何かドジしちゃったかなあと思いつつご自宅を訪ねた。
Hさんは怒るどころか、ニコニコして家にあげてくれて、
「こっそり採ってきちゃったんだよ。ちょっとだけど一緒に食おう」
と、採れたてのサザエのつぼ焼きをごちそうしてくれた。

…何がどうこっそりなのか、あえてくわしくは聞かなかったが、
どっちにしろもう時効だろう。Hさん、元気に逃げおおせたかな。
こういうのって、いつまでも覚えているんだよね。

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2006/11/03

時代ごとのルール

ここ数年、ゲートを突破して空港内に進入する事件が何件も。
信じられない時代になりましたねーなんてよく話をするが、
よく考えてみると昔もマニアが米軍基地内にしのびこんで
MPに連行されたりという事件はあったらしい。
事件というより、もっぱら武勇伝として伝わっているんだが。
Us1a04
US-1のナンバーからも推測できるように
かなり昔の木更津航空祭のスナップ。
いつの間にやらマニアがタキシーウェイのすぐ近くまで進出。
行けるならどこへでも行くマニア心を読み切れなかったんだな。

こんな時代に遊んでいた身では偉そうにいえないが、
幸か不幸か、もうそういう時代ではないんだ。
時代が変われば、もちろんルールやペナルティだって変わる。

たとえば迷惑な巨大脚立は蹴飛ばしていいってルール、作る?
とりあえず、今日の入間航空祭からでも。


実は昔も、みんなさりげなく蹴飛ばしたりはしていたんだけどね。
もちろん転倒したら危ないから、写真がブレる程度に軽く(笑)。
まあ良識のない脚立派相手ではありますが、
良識をもって対応するようには心がけたいものです(爆笑)。

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2006/11/02

高価なショルダーバッグ

「このショルダーバッグ、3万円で買ったんだ」
知り合いの女性に自慢したのだが、反応がない。
「やめなさい。なんて答えていいのか困っているでしょ」
とカミさん。3万円という金額設定がいけなかったらしい。
「じゃあ、いくらならいいんだ」「せいぜい7万円くらいかな」
自慢された女性も、うなずいている。
ちなみに本当の値段は2500円くらい。
高かったといえば、それだけで立派に見えることもある。
ブランド信仰に対する、僕なりの皮肉のつもり。

「このショルダーバッグ、7万円で買っちゃった」
今度は仕事先の出版社で。しかし誰も信じなかった。
とても7万円には見えないという理由ではなく、
「阿施がそんなに高いバッグを買うはずがない」からだという。

…それって、ほめ言葉?

Cafe01
「3万円ですって」「ちがう、7万円よ」(いいえ、2500円です)

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2006/11/01

喫煙席

Cabin01a
また安直に禁断のモノクロネガからのネタだ。
大学生の頃に乗ったらしいJALのDC-10。
1カットだけ、なぜかキャビンの写真を撮ってあった。
実はこういう写真の方が飛行機より面白かったりする。
いかにも時代を感じるからだ。
Cabin01b
<中央部分を拡大したもの>

ちなみに当時、僕はまだ煙草は吸っていなかったはずだが、
どうしてこんなところに座っていたのだろう。
つーか、この頃って禁煙席はほとんどなかったかな。忘れた。

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