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2006/10/19

古傷

ケガをして、医者から「きずあとは一生残りますよ」と。
それが子供心にはとてもショックだった。
しかも僕は、ケガの多い子供だった。
庭石から落ちて後頭部にハゲを作り、廃材の釘で足を貫通。
木から落ちて手首を折り、自転車の泥よけがヒザに刺さった。
自転車で足を道路に擦りつけて骨が見えちゃったこともある。
「骨が見えた!」と思った瞬間に血の気が引いた。
小学校3~4年のころだったかなあ。

医者がいったとおり、傷跡は身体のあちこちに残っている。
でもそんな古傷のひとつひとつが、いまは愛おしく感じられる。
驚いて、応急処置をして、医者に連れていき、見守ってくれた。
そんな母親や姉たちの思い出に結びついているからだろう。

Boulogne01
とはいえ、ケガはないにこしたことはない。お気をつけて。

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