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2006/09/27

カタカナとジャパニーズ・イングリッシュ

「英語でお願いします」と英語で。
陸路、スイスあたりの国境だったかと思う。
が、何度いっても通じない。やれやれと思っていたら、
「阿施さん、これ英語みたいですよ」と助手席の同乗者。
おっ、そうなのか。そういわれてみれば、そうかも。
そう気づいた頃には向こうも根負けして通してくれた。
「英語だとしたら、ひでえ訛りだ。人のこといえないけど」
「ほんと、阿施さんの英語もひどいですよね」
この野郎、外人の前では貝のように黙ってるくせに。

だが下手にカッコつけると通じない。それが英語の実感。
とりわけ電話とか無線とかで、中途半端な巻き舌はNG。
特に飛行機で管制塔と交信したときに、そう痛感した。
もちろん中途半端ではなく、本当にうまい人なら問題ない。
でも日本人同士ではほれぼれするようなカッコいい発音の人が、
アメリカ人管制官から何度も聞き返されて苦労していたり。
その場合は要するに、カッコよく発音を間違っているだけなんだ。
それより、もろにジャパニーズ・イングリッシュの人の方が通じる。

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似たようなことは外来語のカタカナ表記でもある。
たとえばカメラをキャメラと書き、デジタルをディジタルと書く。
そういうこだわりをもつのはいいんだけど、
中途半端にやるとボロがでるから要注意だ。
たとえばデスティネーションをディスティネーションと書くと、
もっともらしい表記とは裏腹に元の発音からは遠ざかってしまう。
これよりは思い切ってデスチネーションとする方がマシだろう。
「ビルヂング」と同じで「日本語として書いている」と開き直れる。

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