« ペットとお出かけ | トップページ | どうやって行けばいい? »

2006/09/10

オシコシのコンコルド

Oshconcde01
オシコシ、EAAフライインでのコンコルド。
昔は、ときどきこうしたイベントに出稼ぎにきていた。

処理画像で「これではコンコルドは離陸できない」と書いた。
見比べると機首上げの角度がまるで違うとわかるだろう。
小アスペクト比の翼は迎角に対する揚力係数増加が小さい。
つまり大きな揚力を得るためにはうんと迎角を大きくしなくては。
フラップでもつけられればいいのだが、無尾翼だから無理だ。
で、前が見えないくらい機首を上げる。仕方ないから機首も折る。
もちろん、うんと加速してやれば小迎角でも離陸できるだろうが、
たぶんランディングギアがもたない。滑走路も足りなくなる。

アスペクト比の小さな翼には誘導抵抗が大きいという短所もある。
いいことなさそうだが、荒れた気流での乗り心地はいいはずだ。
迎角の変化に対する揚力の変化が小さい、つまり鈍いから
突風などの影響を適当に受け流せるというイメージ。
逆にA-6イントルーダーのようにアスペクト比の大きな翼で
気流の荒れた低空を高速飛行するのはつらかったのでは。

|

« ペットとお出かけ | トップページ | どうやって行けばいい? »