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2006/09/30

モス、ラ

Moth02
ガーデン・バーベキューにご招待されたときに飛んできた蛾。
スパンは軽く15cmくらいか。立派すぎて小僧、ちょっとビビる。

ちなみに、蛾を英語でいうとモス。
「蛾の怪獣だからモスラか~」という反応を予想していたが、
「やっぱモスキートに関係あるんだ」という方向に飛んだ。
「残念ながらモスキートのモスとはスペルが違う」
といいながら、語源までたどればわからんなーと思った。
そういや日本語の「ガ」と「カ」もなんとなく近いね。

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2006/09/29

続・ダッシュ7

Dhc7b
古いポジを整理してたらパンナムのDHC-7が大量にでてきた。
バックに見える国会議事堂からナショナル空港に間違いない。
まだ「ロナルド・レーガン」なんてつかなかった頃だ、もちろん。
とすると前回の写真もワシントンDCの可能性大。
日本ではYS仲間として人気のピードモント航空も健在だった。
Dhc7c
って、どーして自分が撮った場所くらい覚えてないのかねー。

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2006/09/28

昔の道具

小僧の社会科の宿題。
「おうちにある古い道具を捜してもってきてください」
どのくらい古い道具がいるのだろう。
教科書をチェックして驚いた。マンガ日本昔ばなしの世界だ。
超近代的豪華マンション(…)の、どこにそんなものがある。

あれこれ悩んで、かろうじてひっぱりだしてきたのがこれ↓だ。
F1n01
僕の最初のキヤノンF-1。…もっていくか? 重いぞ。

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2006/09/27

カタカナとジャパニーズ・イングリッシュ

「英語でお願いします」と英語で。
陸路、スイスあたりの国境だったかと思う。
が、何度いっても通じない。やれやれと思っていたら、
「阿施さん、これ英語みたいですよ」と助手席の同乗者。
おっ、そうなのか。そういわれてみれば、そうかも。
そう気づいた頃には向こうも根負けして通してくれた。
「英語だとしたら、ひでえ訛りだ。人のこといえないけど」
「ほんと、阿施さんの英語もひどいですよね」
この野郎、外人の前では貝のように黙ってるくせに。

だが下手にカッコつけると通じない。それが英語の実感。
とりわけ電話とか無線とかで、中途半端な巻き舌はNG。
特に飛行機で管制塔と交信したときに、そう痛感した。
もちろん中途半端ではなく、本当にうまい人なら問題ない。
でも日本人同士ではほれぼれするようなカッコいい発音の人が、
アメリカ人管制官から何度も聞き返されて苦労していたり。
その場合は要するに、カッコよく発音を間違っているだけなんだ。
それより、もろにジャパニーズ・イングリッシュの人の方が通じる。

Tbhangar01

似たようなことは外来語のカタカナ表記でもある。
たとえばカメラをキャメラと書き、デジタルをディジタルと書く。
そういうこだわりをもつのはいいんだけど、
中途半端にやるとボロがでるから要注意だ。
たとえばデスティネーションをディスティネーションと書くと、
もっともらしい表記とは裏腹に元の発音からは遠ざかってしまう。
これよりは思い切ってデスチネーションとする方がマシだろう。
「ビルヂング」と同じで「日本語として書いている」と開き直れる。

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2006/09/26

LOHASなウンチ

Gyufun01

南アジアの田舎とかではよく見られる風景。
岩の上にペタペタと並べて干しているのは牛糞、
つまり牛のウンチだ。
乾燥させると火持ちのよい燃料になるのだという。
LOHASな人たちが喜びそうな話である。

ただ、これが常に「環境にやさしく持続可能」なのかは知らぬ。
もし大都市の燃料をすべて牛のウンチでまかなおうとしたら、
どれだけの牛と、どれだけの牧草が必要になるのだろう。
燃やしたときの大気汚染とか、いまより少なくなるのかな。
密閉度の高いマンションでは酸欠も心配。
ウンチ燃やすときは換気に注意しましょうってシール作るか。

でも、とりあえず「LOHASなショップ」なんかで売らないかな。
七輪に使えるようなカタチにすれば普及も早いかも。
で、いろいろなブランドで差別化を図ったりするんだ。
やっぱ松坂牛の糞は香りが違うよねとか、
アメリカ産の牛糞はBSEが心配だから扱いませんとか、
いろいろと面白い話題を提供してもらえるんじゃないかと思う。
きっとソトコトあたりが大特集を組むだろう。ぜひ買いたい。
もちろんLOHASだから過剰包装は禁止でっせ。
志の高い人は、そのままマイバッグに入れてもらうんだ。
で、牛糞をうまく活用するカリスマ主婦とかも登場するだろうな。

実は、僕も牛糞カマドを借りて、野菜イタメを作ったことがある。
材料の野菜からして勝手が違って、けっこう大変だった。
日本の野菜はマイルドに改良されているんだなと実感した。

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2006/09/25

YS-11とDC-6、似ているか?

僕の操縦教官のアメリカ人がYS-11を見て、
「ちょっとDC-4に似てるかな」といった。
いわれてみれば似ているかもと思ったが…。

ダグラスDC-4の写真を発掘してくるのが面倒だったんで、
その与圧モデルともいうべきDC-6の、
さらに胴体を延長して貨物機としたDC-6Aの、
アメリカ海軍向けモデルであるR6D-1の…(やれやれ)、
要するに油断しているとDC-4と間違えそうなヒコーキの、
エンジンをロールスロイス・ダートに換装してみた。
Ys11r6d01
もちろんスケールは合ってないし、4発エンジンも双発に。
その方がYSっぽくなるかと思ったのだが…、
あんまり似てないな。

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2006/09/24

ついに、首が回らなくなる

寝る前から怪しかったが、目を覚ますと首が回らなかった。
「借金か?」と月並みに切り返してくる人が大勢いるかと思ったが
ほとんどの人は、だいたい笑いながらも心配してくれた。
このトシになると、みんな人ごとじゃないらしい。

首が回らないのにカメラかついで成田まで行き、翌日は羽田。
合間には医者にも行ったが、これでは治るわけないよな。
さらに翌日、学校の保護者会に出て、帰りはスーパーへ。
後方確認ができないから自転車には危なくて乗れなかった。
が、いつもの調子でずっしりと重い買い物をしてしまい、
それが首から肩に相当な負担をかけたらしい。痛かったもん。
さらに帰宅後は、うつむき姿勢で回鍋肉の製造にいそしみ、
完成するころには、ついに力尽きた。

翌朝、医者がムチ打ち症用の頸椎カラーをつけてくれた。
おお、すっげー。
こういうのつけてると、みんなやさしくしてくれるんだよね。
見せびらかしに行こうかな…って、それじゃ治らんてば。

Gyaos02
<昭和ギャオスは背骨が2本あって首が回らないそうだ>

弱っているときには親切にしてくれる人も多いんだが、
わざわざイジメにくる奴もいるので完治してからupしました。

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2006/09/23

さとうきび畑

Sugarc01
今日は秋分の日。すすきみたいだけど、沖縄のさとうきびの畑。
勧められるままにかじってみると、たしかに甘味はあったけど、
想像していたような砂糖の甘味とはだいぶ違った。
あたりまえだよね。
「こういう畑の中に、けっこうハブがいるんだよ」
そういわれ、平気そうな顔をよそおいながら2~3歩あとずさり。
でも、顔に「ハブ、こわいです」と書いてあったろうな。
Sugarc02
後日、さとうきび畑の上をマイクロライト機に乗って飛んだ。
騒がしいだけで頼りないロータックス・エンジンの音を聞きながら、
ここで不時着はしたくねえなあと思った。

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2006/09/22

カッコいい老眼鏡

いずれ老眼鏡が必要になる、と覚悟してから数年。
どうせなら金に糸目をつけず、カッコいいのを買うつもりだった。
…ところが、ついつい100円ショップで衝動買い。
「それはあんまりだ」とカミさん、新しいのを買ってきてくれた。
500円ショップだから、金に糸目はつけなかった、らしい。
「おっ、けっこう似合うじゃん」というわけで、一件落着。
Us1a707
<サブマリン707から発進しようとするUS-1A>
あんまり使ってないけど、このプロペラをつけるときは重宝した。
なにしろ全長5cmにも満たない微小キットなのだ。
絶対に折りそうだと覚悟していたが、4発無事に装着。
これが老眼鏡の威力、なのか。

Us1a03
<じゃ~ん>

世界の艦船「亡国のイージス」シークレットのUS-1A編隊。
実はもう1機入手しているのだが、まだプロペラが…。
老眼鏡があっても不器用さと根気のなさはどうしようもない。

しかしUS-1Aはキットやフィギュアに恵まれない機体である。
これだって、よりによってシークレットアイテムだとは。
4機集めるのに、いったいどれだけ金がかかったか。

…4機も集める必要がどこにある、といわれそうだが、
必要性なんかで判断したら、趣味なんて成り立たないよ。

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2006/09/21

シェルバのオートジャイロ

Cierva8l01

「なんでヒコーキにローターがついてんだよ」
うーむ、「なんでヘリコプターに主翼がついてんだよ」と
いわれるよりは、的を射ているというべきか。
1928年に初めて英仏海峡横断に成功したオートジャイロ、
シェルバC-8L。ドイツレジだが、シェルバはスペイン人。
オートジャイロは飛行機ともヘリコプターともまるで違う乗り物だ。
ジャイロプレーンとかジャイロコプターとか呼ばれるのも同類。

頭上のローターに動力はなく、エンジンは前進用だ。
前進すると風を受けたローターは風車のように空転する。
するとそこに揚力が発生して、飛ぶ。
ローターで飛ぶから回転翼機に分類はされているけど、
主翼がわりにローターをつけた飛行機、という方がわかりやすい。
このC-8の主翼は揚力を分担させるためというよりは、
ロール用のエルロンをつけるためだったのではなかろうか。
後にローターへッドを動かしてロールを制御できるようになると
主翼はつけられなくなってしまったからだ。

僕は比較的新しいジャイロプレーンで数回飛んだことがあるが、
印象としてはやはりヘリコプターというより飛行機に近かった。

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2006/09/20

金魚、元気だ

せっかく自慢したのだから、たまには近況を書かねば。
小僧がお祭りでゲットした金魚の生き残り3匹、
ますます元気で生きている。
最初は昆虫飼育と兼用のプラケースに入れていたが
しっかり専用の水槽も買った。もちろん濾過装置と
空気ポンプは24時間駆動し続けている。食欲もすごい。
夏休みの旅行中は留守番フードを2粒入れただけだったが
多少、愛想が悪くなったくらいで見事に生き延びてくれた。
いまはまたすっかりご機嫌をなおしてくれたらしく、
近くに寄るだけで興奮しまくってエサをねだってくる。
こんなによく慣れた(?)金魚ははじめてだ。

Nishinsoba01
<金魚は食わないよ>

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2006/09/19

軍港

航空基地というのはフェンスで囲まれているから、
「ここまでは近づいてもよい」というのが明確だ。写真撮影でも
フェンス外にいる限り、せいぜい職務質問されるくらいですむ。
だけど横須賀あたりでは、臨海公園のすぐ先が軍港。
フェンスでも立っていれば安心(?)なんだが、
望遠レンズで潜水艦やら護衛艦やらを撮っているとドキドキする。
「平和な日本ならではだよなあ」と思ったが…、
Russia08a
ウラジオストックも、けっこうおおっぴらだった。平和なのね。
ただ、本当に撮影OKなのかどうかは知らぬ。ロシア語わからん。
ダメな可能性もあるから、お気をつけて。

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2006/09/18

象のはな子さん、59歳

井の頭公園の象のはな子さん。
きれい好きなのか、竹ぼうきで身体をこすっていた。
Hanako02
今日、9月18日13時半から長寿を祝う会が開かれるそうです。
僕は行かないけど、59歳ってことは、いわゆる団塊の世代?
象だって戦争中は殺されたりした(先代花子とか)くらいだから、
戦争のあとベビーブーム、というのもあながち冗談じゃない。
いや、本当のところはどうか知らないですけど。

ちなみに、名前はずっと花子さんだと思っていたのだけど、
どうやら「はな子」が正しいみたいです。失礼しました。
で、苗字もお聞きしてよろしいでしょうか…。

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2006/09/17

気晴らし2周年

Ecuatriana01
<マイアミで撮ったエクアトリアナ航空の707>
最近なら驚かないが、1977年当時としては異例のケバさ。

ところでブログ版「風の探検隊」は今日で2周年を迎えました。
よく続いた…といいたいところですが、
どーせ仕事の原稿は毎日書いているのであんまり実感がない。
あまり力を入れると負担になるので、
今後も「気晴らし」の域をでないように手を抜いていきます。
それにもかかわらずあたたかく見守ってくださる皆さま方には
心より感謝いたします。

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2006/09/16

ああ、高校3年生

Hijiri02
かつて長野県の聖博物館に展示されていたシコルスキーH-19。
佐伯さんの「ヒコーキ雲」によると、老朽化して撤去されたらしい。
これは1976年7月に撮影したもの。まだきれいだった。
後方はT-34メンター。右はC-46のラダー。

当時、僕は高校3年生だった…って、受験生じゃん。やれやれ。
前日に友人ら(やっぱ受験生だろ)と下駄を履いて飯盛山に登り、
そのあと一人で上田あたりに移動して山中で野宿した。
翌日に聖高原に移動したが、駅から片道くらいは歩いたはずだ。
山道をカランコロンと下駄の音を響かせて、なかなか風流だった。
晩には冠着という無人駅に野宿し、翌日に松本空港に移動した。
金はなくとも時間と体力はある、という若者ならではの旅。
…って、受験生にそんな時間があったのか?

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2006/09/15

焼きそば

独身時代、ほぼ1年間焼きそばを食い続けたことがある。
それほど焼きそばが好きだった、というわけではない。
ただ自炊メニューを考えるのが面倒だったので、
作るのが簡単で肉も野菜も適当に摂取できるもの、
という理由から焼きそばに白羽の矢が立ったのである。
もちろん毎日3食すべて焼きそばだったわけではない。
昼間は出かけていたから外食ということが多かったし、
朝食はあんまり食う習慣がないから、せいぜい1日1回。
でも、さすがに1年も続けるとあきた。
で、次の定番メニューとして選んだのが…、焼きうどん。
大方の予想通り、これは半年ともたなかったな。
でも、メニューを固定すると買い物も簡単で、けっこういいよ。

そのぐらい味には執着がなかったから、たまに奇特な女の子が
「料理得意なんだ。おいしいモノを作ってあげるよ」とか
喜々としていってくれても、顔がひきつるばかりだった。
こんなことをいってもらえるのは人生に何度もないことだが、
「料理が自慢」という人に、どう報いることができるものか。
たとえおつきあいしていただけてもうまくやっていく自信がない。
若き阿施光南はこうして何度も人間関係に挫折したのである。
Dinner01
あわれなのは、そんな父の料理を食わねばならない小僧だ。
ようやく言葉がではじめた頃、かろうじて、こういった。
「おいしい…ない」
その不憫さに、父は泣いたぞ。

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2006/09/14

尾部銃座

C90a01
<航空大学校のC90Aキングエア。十勝上空にて>

僕はわりと空撮の正面カットが好きなんだけど、
これを撮りやすい、真後ろの見える飛行機というのは
日本の民間機にはほとんどないのが悩みだ。
尾部銃座のある昔の爆撃機とか見ると、
撮影用に1機ほしいもんだとつくづく思う。

Candid01
<ロシアのイリューシン76輸送機の尾部銃座>

装備されていたという23mm砲はすでに撤去されているが
銃手窓は残されている。歪みのなさそうな平面ガラスだし、
専用のドアまで着いているのが、いかにもリッチな感じだ。
思わずヨダレがでそうになる。ドアの横に表札をつけたくなる。
欲をいえば少し狭そうなのと、ガラスが汚そうなのと…、
つーか、この飛行機ならカーゴドア開けた方が手っとり早いじゃん。

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2006/09/13

反抗期

態度の悪いガキに対して「反抗期だから」という口実をよく聞く。
そのひとことでなんとなく納得しながら、やはり釈然としない。
反抗期だから、なんだというのだ?仕方ない?笑って許す?
「反抗期なしで大人になったら、ロクでもないのになるよ」
そんなことをいう人もいる。ならば反抗期は赤飯モノだね。

が、僕には反抗期がなかった。断言する自信はないが、たぶん。
おかげで、見事にロクでもない大人に育ったぜ。
Penguin02
反抗期というのは自立心のひとつのあらわれなんだろうが、
本当に自立できる前に親をなくせば反抗どころではない。
僕は小学校低学年の頃、親が死ぬ夢を見てそう思った。
夢でよかった、とつくづく思った。夢じゃなかった人だっている。
文句があるなら、サッサと自立できるようになればいい。
親に面倒を見てもらいながら、理不尽な反抗なんかしてられるか。
それは親としてのいまではなく、子供の頃の考えだ。

僕は反抗期は否定しないが、反抗期に反抗しているガキは、
あるいはそれを肯定している親は、おめでたいと思う。

で、反抗的な反抗期をへた人は、みな立派な大人になったの?

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2006/09/12

ジャンボデッキからお見送り

Junbodeck01
国際線の華やかりし頃の羽田空港、通称ジャンボデッキ。
最近は、あんまりこういうタレ幕のお見送りを目にすることもない。
たまには海外取材の阿施光南にも、編集部総出で、どうでしょ。

「締め切りは、帰国3日後だ!」…はいはい。
「ピンボケ禁止!」…ピント合わせてるのはカメラなんだが。
「おみやげ、忘れるな!」…餞別もらってねーぞ。
「食事の前には手を洗うこと」…だからあ、洗うことないって
「ケーヒは節約しろ!」…やれやれ、シェードしめちゃおうか。
やっぱお見送り、来なくていいです。

ところで「羽田」とからめて検索かけてもヒットしないのだが
旧31~33番(J1~J3)あたりの送迎デッキのこと
ジャンボデッキっていいませんでしたっけ?
もう大昔のことなんで、僕もよく覚えていないのだが。

当時は羽田でボーディング・ブリッジがあったのって、
ここの3つのゲートだけだったんだよね。あとはみんなタラップ。
Junbodeck02
停止位置を示すコクピット前のバーが懐かしい。

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2006/09/11

どうやって行けばいい?

Enoshima01
波に洗われる階段と、それを結ぶ遊歩道。
で、ここへはどうやって行けばいいんだ?

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神奈川県の江ノ島岩屋。実は洞窟通路がある、らしい。
行ったことないんだけど。

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2006/09/10

オシコシのコンコルド

Oshconcde01
オシコシ、EAAフライインでのコンコルド。
昔は、ときどきこうしたイベントに出稼ぎにきていた。

処理画像で「これではコンコルドは離陸できない」と書いた。
見比べると機首上げの角度がまるで違うとわかるだろう。
小アスペクト比の翼は迎角に対する揚力係数増加が小さい。
つまり大きな揚力を得るためにはうんと迎角を大きくしなくては。
フラップでもつけられればいいのだが、無尾翼だから無理だ。
で、前が見えないくらい機首を上げる。仕方ないから機首も折る。
もちろん、うんと加速してやれば小迎角でも離陸できるだろうが、
たぶんランディングギアがもたない。滑走路も足りなくなる。

アスペクト比の小さな翼には誘導抵抗が大きいという短所もある。
いいことなさそうだが、荒れた気流での乗り心地はいいはずだ。
迎角の変化に対する揚力の変化が小さい、つまり鈍いから
突風などの影響を適当に受け流せるというイメージ。
逆にA-6イントルーダーのようにアスペクト比の大きな翼で
気流の荒れた低空を高速飛行するのはつらかったのでは。

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2006/09/09

ペットとお出かけ

Gozira01
<お~、飛んでる~>

Gozira02
<ホテルに着いてのびのび>

ペット、つーか、小僧とお出かけするのは面白い。

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2006/09/08

タンソンニャット国際空港

はじめてベトナムを訪ねたのは、直行便がなかった1994年。
香港経由でホーチミン(サイゴン)へと飛んだ。
ベトナム戦争中はファントムなんかがごろごろいたはずの
タンソンニャット空港には、まだ小型の掩退壕が並んでいる。
写真を撮っていいのかどうかもわからず、少しドキドキした。
Saigon01
二度めの訪問はコクピットに便乗して乗り入れた。
事前に許可をとってあったから堂々と写真を撮れたけど
もちろん掩退壕の中にはもはや戦闘機の姿はなく、
洗濯物を干してあったりするのが見えた。

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2006/09/07

チェックリスト

出張にでるときはいつも一覧表を2つ作る。
スケジュール表と、持ち物のチェックリストだ。
スケジュール表は、旅行会社のツアー日程表みたいなもん。
ただし行動計画やアポだけでなく仕事の詳細や注意事項、
関連しそうな電話番号、ときには時刻表なども転記する。
持ち物リストも「財布、歯ブラシ、ティッシュ…」と、実に細かい。
いずれもひな型はあるが、毎度の仕事を考えながら新規に作る。
それをプリントアウトして忘れ物がないように準備をし、
スケジュール表はポケットに入れて、時々ながめたりする。
そんなことを、もう20数年来の習慣にしている。
Checklist01
効用はいろいろとある。
まずは作る過程で、今回の仕事についてじっくり考えられる。
スケジュールをまとめながら、仕事の進め方を検討できる。
いわばORとか、シミュレーションみたいなもんだ。
そこで思いついて必要な資料や機材を追加することもある。
だから面倒がらずに、毎回新しく作ることに意味がある。

持ち物チェックリストの効用は、安心して忘れられること。
持ったかな、入れたはず、なんて何度も心配しなくていい。
マークした品物、事柄は、もうすっかり忘れてしまえるのだ。
僕はあまり脳ミソの容量がないので、これはとても助かる。

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2006/09/06

空気抵抗

Veedol02
ベランカ・スカイロケットの腹に巨大な燃料タンクを追加した
太平洋無着陸横断機ミス・ビードル号(三沢のレプリカ)。
燃料消費にともなう重心移動の影響をを考えると、
どうしてもこういう配置になってしまうんだろう。

I15
カウリング正面を平らにして冷却シャッターをとりつけた
ソ連のポリカルポフI-15。I-16も似たようなモンだ。

いずれも空気抵抗を考えなかったわけじゃないんだろうが、
よくやるよなあ…、とは思う。

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2006/09/05

地下秘密基地への入口

Loop03

こういうの見ると、行ってみたくなる。
実際にはそんなに面白いもんじゃないんだけど。

※画像処理していますが、上の三重くらいは本当。

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2006/09/04

続・お国が変われば…

Yak40d
YaK-40でよくわからんのは計器だけじゃない。
たとえばこの飛行機、3発のエンジンを装備しているが、
スラストリバーサーは中央の2番エンジンだけについている。
それはそれで合理的だといってもいいんじゃないかと思うが、
そのリバーサーをどうやって作動させるのやらと
コクピットのパワーレバーを見てもよくわからない。
中央レバーだけ特別に変わった樣子もないし。
Yak40e

で、フラップレバーはやっぱり「あれ」なんでしょうか。
それにしてはカタチやら作動範囲やらがちょっと…。
ひょっとして、「あっち」はギアレバーなんでしょうか。

ロシア語が読めるか、フライトを通してオブザーブできれば
こういう疑問の多くは氷解するのだろうが、
なにしろ狭いコクピットに4人くらいクルーがひしめくから
とても僕が入り込む余地はない。
…そういや、どうして4人も乗せることにしたのか、それも疑問。

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2006/09/03

いちばんかわいい年齢

Daughter01

「このくらいがいちばんかわいい年頃ですね。そのうち…」
小僧が生まれてから、ずっといわれて続けてきたセリフ。
「本当に、いまがいちばんかわいいと思って育てています」
礼を失することのないよう、微妙にかわした返事をし続けてきた。

0歳のとき、1歳のとき、2歳のとき、3歳のとき、4歳のとき…、
もうかれこれ10年くらい同じことをいわれ続けている。
で、本当は、いつがいちばんかわいいと思ってるんだろ。

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2006/09/02

陸に上がった水上機

Kenmore02
シアトルにある水上機ベース、ケンモア・エアハーバー。
水上機用の桟橋と、エプロン(?)にも下駄履きがどっちゃり。
ここには滑走路はないから、ぜーんぶ水上機だ。

ちなみ水上機にはフロートに車輪のあるアンフィビアンもあれば、
車輪のついていない水上運用オンリーのものもある。
問題は、車輪のない機体をどうやって陸上に並べるかだ。
いちいち台車に乗せたりするのは手間がかかりすぎて大変。


Kenmore03
さすがアメリカ人。フォークリフトで簡単にやっつけてました。
水中から機体を持ち上げるリフトが用意されている。

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2006/09/01

安全は金で買う

阪神淡路大地震で被災して生還した友人は、
その後しみじみと「安全は金で買うものだ」といった。
「地震まで金でどうなるもんじゃなかろう」と問うてみたが、
多少家賃や値段が高くとも地震で壊れない家に住む、
そういう覚悟も、安全を金で買うということなのだと。なるほど。
それまで僕はボロ家やベランダの落ちるようなマンションなどに
意味のない美学と漠然とした居心地のよさを感じていた。
しかし、この言葉にはとても説得力があった。それも
無理してボロ賃貸から新築マンションに移った理由のひとつだ。
自分はともかく、家族の身を危険にさらすわけにはいかない。
が、この前の耐震偽装建築事件には青くなった。
さいわい我が家は平気そうだけど(もう確信なんかもてないが)、
プロとして仕事にプライドがなさすぎるんじゃないのか。

Castle01
<南ドイツの別荘。耐震性に問題があったのでタタキ売った>
…ちゃんと「ウソです」ってことわった方がいい?

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