我に追いつくグラマンなし
巻雲系の雲がでているときなどに、しばしば見られる彩雲。
青空との境界ちかくの雲に微妙な虹色が、わかるかなあ。
肉眼ではもう少し鮮やかだったんだけど、ああ、この邪魔な電線。
「智恵子は東京には空がないと言ふ」(智恵子抄/高村光太郎)
…今日はまったく同感。電線の地中化には金がかかるというが、
日本より金のなさそうな国でもどんどん地中化してるじゃん。
色が消える前にと空のひらけた場所を捜したけど、これが限界。
その徒労感は「ワレに追いつくグラマンなし」って気分。
もっとも彩雲に逃げられちゃったグラマンの側の気分なんですけど。
で、ロンドンの科学博物館に展示されている誉エンジン。
彩雲にも装備されていた。
| 固定リンク